亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

大幅に進展したNYコメックスの買い残整理

2016年10月17日 23時19分28秒 | 金市場
先週末の金市場で注目を集めたのは、注目指標のひとつ9月の米小売売上高の結果とそれに対する市場の反応・・・・ではなく、CFTC(米商品先物取引委員会)が発表する建玉(ポジション)の状況だった。発表の時間帯が、NYコメックスの通常取引が終了した後になるので(日本時間の土曜日の早朝)、結果は週明けの取引に反映されることになる。

先週末土曜日の朝に、大阪でのセミナーに出かける前に自宅でチェックした結果には、相応に驚きがあった。というのも自分の予想以上にネット・ロング(買い越し残)が減っていたからだ。前週に4万6396枚と重量換算にして144トン(1枚=100オンス)とまとまった減少を見て、かなり整理が進んでいるとの感触を得たが、さらに前週以上の5万枚超減っていたのは意外だった。具体的には重量換算で156トン減った。これで2週間で合計300トンもの減少となる。この間に価格は、1330.4ドルから1255.9ドルまで75ドルほど下げたことになる。

この数字は、10月11日時点での話だが、ちょうど12日のNYコメックスの値動きをとらえ13日に「9月の米雇用統計の発表を前に活発化したファンドの買い建て取引(ロング)の解消に伴った売りは、すでに一巡しており、足元で目立った売り圧力が後退しているという捉え方ができよう」と、市況分析のメルマガに書いたが、まさにデータがそれを示したことになる。ネットロング607トンという数字は、7月初めの過去最高値(983トン)からは、4割近く減ったことになる。

この間に金ETFの最大銘柄「SPDR(スパイダー)オールド・シェア」の残高は、2.4%(23.82トン)の減少にとどまっていた。過去2週間では、逆に10トン程増加している。今週も重要指標の発表とFRB関係者の発言が続くが、やはり先物市場のいわゆる“weak-long”の振い落しは終了したということになる。
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