亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

本日アジアの時間帯から年初来高値更新、そしてNYに入り加速

2016年02月11日 23時16分57秒 | 金融市場の話題

日本が祭日の本日の昼間の時間帯から、金価格が買い優勢の展開でジワジワと高値追いの傾向を強めていたが、ロンドンの時間帯に入る前辺りから騰勢を強めることになった。先行して取引が始まっていた欧州株式市場が軒並み売られ、時間の経過とともに下げ幅が拡大するに従い金は上値追いが加速した。現在日本時間の22時20分で、NYコメックスの通常取引が開始されすでに昨年5月の高値(を抜き一時1240ドル台に乗せる局面が見られている。

やっと考えていたショート・カバー・ラリー(売り建ての目立った手仕舞い買いによる急騰)がやってきた。ここまで過去最大のショート(売り建て)を抱えながら不発に終わっていたのは、金市場内とくにファンドのプログラムにおける根強いFRBの利上げ観測だった。それが昨日の下院金融サービス委員会でのイエレン議長の議会証言とその後の質疑応答の内容から、利上げペースを以前の方針より後退させざるを得ないという現状認識の下方修正を市場が嗅ぎ取ったことによる。  折しも欧州でも米国でもクレジット(信用)がらみの懸念がにわかに高まったことが、ヘッジ対象としての金買いをうながしているようだ。しかし、ここまでの展開は市況ニュースなどで「リスク・オフから安全資産とされる金に買いが入った」・・・などと報じられるものの、実態はそう言われるわりに値動きの鈍さが目立つというものだった。ただし、年始から間もないこの時期に2016年の見通しのシナリオ変更が必要になる状況では、さすがに金に関心が向けられることになった。しかも、そのシナリオの中核に座っているのがFRBによる方針変更だけに、これは金を動かすでしょう・・・ということ。しかし、これだけのことが起きて、まだこの程度という印象ではある。

とは言うものの、この2月、3月がひとつの山場と見てきたが、そのようになりつつある。

後講釈でそう言っていると思われるかもしれないが、原稿やメディアへの発言で残っているのです。
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1 コメント

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Unknown (ビギナー)
2016-02-12 01:10:22
海外の金価格、ドル円の相場の振れ方が強烈で、金の相場に大変不安を感じています。
来週月曜には中国が春節明けで中国の株の行方も不安視されています。仮に中国バブルがはじけた場合、金価格は短期的、中期的にどのように動く可能性が高いとみておられるのでしょうか。
確かリーマンショックの時は直後に強烈に下がってから上がっていったのではなかったかと記憶していますが。
どうぞよろしくお願いいたします。

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