亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

厳しい冷え込み、3ヵ月もすれば桜の季節

2011年12月30日 23時51分58秒 | 金市場

成功したのかそうでないのか中途半端な結果に終わったイタリア10年債の入札(発行)だが、このところの流れに沿って、トニカク現金ニという流れの中で金のみならず市場全般に荒れた。このところのパターンの「恐怖が支配する市場」がまた現れ、流れの勢いは今年926日のザラバの安値1535ドルをも一時は下に突き抜け1523.90ドルまで安値を見た。フロアの引けは23.20ドル安の1540.90ドル。プラチナに至っては底抜けで年初来安値更新。

 

前の日の下げのきっかけはECB(欧州中銀)のバランスシート(資産規模)が過去最高の27300億ユーロ(35680億ドル)に膨れ上がっていることが明らかになったことだった。すなわちそれだけ通貨の発行を行っているということだが、それがユーロ売りの材料となり、結果的に起きたドル高が金の売り材料というのだが、確かにドル高は金の売り要因にはなるが取って付けたような話だ。本質的には主要中銀のバランスシートの拡大は、金の買い材料に他ならないのだが、200日移動平均割れで総弱気の市場ではシロもクロに見えるのだろう。今は嵐の過ぎ去るのを待つという状態で、これも相場の一展開ということ。ところで、年末のこの時間にドル円がジリジリ動き出している7720銭台まで売られている。

 

昨日は、夕刻、日経CNBCのデリバティブ・ワールド出演だった。日経のビルも休みモードで、閑散としていて薄暗く、CNBCだけいつも通りという感じ。終了後に目黒での忘年会に参加。目黒通り沿いのアージェントというフレンチの店だったが、食べ物がおいしかった。この店はワインの持ち込みOK(持ち込み料なし)ということで、参加者の一人の方が持参したワインもおいしかった。引け後の2次会で出た「バランタイン21年」も、これまた初めてだったが良かった。。。。まさにブレンドの妙。外は冷え込んでいた。それでも3ヵ月もすれば桜の季節到来となる。


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