亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

低金利レバレッジの巻き戻しドミノ現象

2018年02月09日 22時41分52秒 | 金市場

夜中に目覚め何気にスマホでNY株の状況を見てしまう。いい睡眠にとって、あの光は悪い影響があるという話は聞くが、やはりこれだけ動くと見てしまう。下げ幅が大きいと後追いしてしまい、結局起きてしまったりする。あげくに睡眠不足で昼間眠くて・・・というのは自分の話だけれど、そういう人は多いことだろう。オリンピックが時差のない国で開かれるのは、救いというべきか。でないと、寝不足頻度が高まりそうだ。今回は期待できる選手、種目が多いだけになお更ということ。

また長期金利が震源の元になった株安だが、たしかに英国の中央銀行イングランド銀行(BOE)の政策決定会合の声明文「金融政策は、昨年11月時点での見通しと比較して、予想期間内にやや早期に、かつ一段と引き締める必要があるだろう」は意外性があった。・・で英国債金利が上がり、ドイツ債も上昇、これが米国債に連鎖した。週初の4年ぶりの水準をさらに上回る2.884%まで上昇。ちょうどNYの午前7時台だったが、この時にNY金が売り込まれ1309.00ドルの安値をつけた。

前日の米上院にて今後2年で歳出上限を3000億ドル(約33兆円)引き上げる合意が成立し、財政赤字拡大懸念から、すでに上昇基調にあった米長期金利だったが、10年債の入札がやや不調に終わっていたことも伏線になった。そこに英国発のニュース。反応したのは金に限らず株式市場も同様で、こちらの方が値動きは大きくなったのは週初5日と同じ。後は報じられているような暴落商状となった。NYダウもそうなりそうだが、8日の時点でダウ、S&P500種ともに終値ベースで年初来の上昇幅を消した。1月26日の高値からの下げ率は10%を超え、調整局面入りと目されることに。

Fed高官が指摘し、金融界も指摘する経済ファンダメンタルズの良さは、既に織り込み済み。だからこそ年初からAIロボットはモメンタムで突っ走ってきた。予想はされていたものの、株暴落の伏兵はボラティリティの低さに慣れ切っていた市場センチメントとそれに導かれた投資行動だった。あれよ、あれよ、と見ているうちに下げ幅拡大の気がつけば、下方モメンタム相場。やはり“ひび割れ”に、くさびを打ち込み始めた。

長く続いた低金利によりレバレッジを膨らませていた投資家が、清算(巻き戻し)を余儀なくされ、それが連鎖しコモディティも巻き添えというドミノ現象。結果的に思わぬ調整の深さに。金は、その売る必要のあるファンドの売りが一巡すれば、先に反発か。
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