亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

大手ヘッジファンドの中に株高に警戒を高めるところも

2017年02月15日 22時59分04秒 | 金市場

本日の日経夕刊の4ページ(・・・・といっても、地域によっては、明日の朝刊かもしれないが)「ウォール街  ラウンドアップ」に、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツのトップ、レイ・ダリオが、今年に入り、不透明な相場環境につき、「一極集中せず、いつでも売れる銘柄にすべきだ」との書簡を顧客の機関投資家に送ったという話が紹介されている。この話は、先月に流れていたが、もともとトランプ・ラリーに乗るべし!!として、先行きの明るさを解いていたことから、その方針転換が話題を集めていた。

じつは、ジョージ・ソロスのかつての右腕、スタンリー・ドラッケンミラーもここにきてスタンスを変えたひとり。こちらは金保有に関してだが、昨年前半を中心に金保有を進めたドラッケンミラーが、米大統領選後の流れの中で、レイ・ダリオのような判断で、こちらは手持ちの金のポジションを一気に手放したとされる。ところが、今年に入りいわゆる“ドテン買い”に転じたとされる。理由は、“不透明要因”。

金市場への資金流入でわかりやすいのが、ETFの増減。最大銘柄のスパイダーでみて、丸い数字で昨年1年間で残高は前年末比で180トン増えたが、ピーク時の7月5日には340トン増えていた。その後減ったが、米大統領選後の11月10日以降に急激に売られることになった。11月10日から年末までの減少量は133トンに上る。つまり、この中にはドラッケンミラーなどの売りも含まれているとみられるわけだ。しかし、昨年、スパイダーを買い増した半数以上は、そのまま持続されている。売った投資家の中で、ここに来てスタンスを変え買い戻しているというのが、ドラッケンミラーの話ということになる。レイ・ダリオも金保有で以前から知られる人物。

話は変わるが、イヴァンカ・ブランドの商品をFOXテレビの報道番組中に「皆さん、いますぐ購入を!私も買います!」(・・・だったと記憶している)と訴えたコンウェー大統領補佐官。政治の素人でもこりゃマズイと思ったが、そんな警戒感も、頭も働かない人物が、こういうポストに座っているというのが驚きだ。合衆国政府倫理局が動き出しているとされるが、当然でしょ。

さて今夜の注目は、イスラエルだけど、指標ではCPI(消費者物価指数)などがあった。そのCPIが予想以上に高目に出たので、利上げ観測が高まりこの時間に金が売られている。

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