亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ECBの強気スタンスに反応したドル安(ユーロ高)、金は続伸4ヵ月ぶりの高値

2018年01月12日 23時59分20秒 | 金市場
ドイツなど一部北欧のタカ派の物言いは以前からあるとして、おおむね慎重スタンスだろうと多くが思っていた欧州中銀(ECB)の12月理事会の議事録。IMFのレポートの成長率の上方修正幅などから景気の足腰がしっかりしてきているのは見て取れたが、それでも安全運転というのがECBに対する見方だった。実際に、12月の声明文もドラギ総裁の会見もその線に沿ったものだったしかし、公開された議事録ではもっと前のめりに景気加速をとらえ引き締め方向への政策変更の必要性を論議していたことが判明した。これまで出口政策では米国に後れをとっていたものの、本格的に動き出そうという流れを感じさせる内容と言えた。

為替相場の観点からは、ここまで金利面で比較優位に立っていたドルの位置付けは低下することを意味し、市場もすなおにドル売りユーロ買いで反応することになった。この流れを映し、ドル指数は91ポイント台に突入。続伸となった金の上昇と整合的な動きとなっている。

11日のドル安、金高の動きは意外に持続し、本日のアジアからロンドンの時間帯にかけて戻り高値の更新を続け、ロンドン時間からNYの早朝には一時1333.80ドルまで高値を見た。その少し後に発表された、本日注目のCPI(消費者物価指数)なかでもエネルギーと食品を除いたコア指数は、予想(前月比+0.2%)を超える上昇(+0.28%)となった。前年同月比では予想+1.7%に対し1.77%メディアの表記では+1.8%に上昇が加速していた。これを受けてドルも金も巻き戻しの動きが見られており、金は発表前より5ドルほど安い1328ドル前後で推移中。
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