亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY株もGOLDもトランプ・ラリー

2017年02月16日 21時13分21秒 | 金市場

昨夜はちょうど更新しようとした時に、CPI(消費者物価指数)と小売売上高の発表があり、金には売りが膨らんだ。どこまで押すのか見ものと思っていた。午前中にある老舗の専門誌の編集者の方から電話取材を受けており、イエレン議長の利上げ前向き発言に好調な経済指標という組合せでは、以前ならとっくに1200ドル割れになっているところを値を保っているのは、不確実性を材料にした、大口資金の再参入があればこそ・・・と話していたのだった。結局1210ドル台まで突っ込んだものの、何回目かの下ひげの長い日足がまた表れることになった。今夜は住宅着工件数だが、こちらは軽めの指標。

昨夜はスタンリー・ドラッケンミラーについて書いたが、ジョン・ポールソンが昨年10-12月期にスパイダー(金ETF)を売っていたとニュースになっていた。この何年か徐々に売っており今回は4万オンス(=1.24トン)の売却。残りは44万オンス(13.7トン)となる。ピーク時には98トンくらいあったので、随分減ったのは確かだが、市場参加者が増え、やはりポールソンといえど今やone of them という感じだ。いずれ、そうなりますと、昔ここに書いた覚えがあります。

さて、米イスラエル首脳会談。「2国家共存にこだわらない」の「こだわらない」は、中東情勢を考えると、あいまい表現にせざるを得なかったのだろう。それでも反発は避けられそうにない。思うのは、何ゆえ国務省の陣容も固まらぬこの時期に、この会談を組むのかということ。辞任したフリン補佐官にしても、あの人のキャリアを考えても電話が盗聴されていることくらい、思い至らなかったのかと不思議だ。脇が甘い側近は、ここまでだろうか。

エルサレムへの大使館の移転は、1990年代初めに議会で決議されており、それを歴代の大統領が大統領令で先送りしてきたもの。その期限がこの夏に来るらしく、これ以上送れないらしい。それまでに議会がどう判断するか。連邦債務上限問題も控えており、いろいろ起きてくる。

NY株はトランプ・ラリー再開だが、GOLDも背景は同じトランプを材料にしているので、こちらもトランプ・ラリーといえる。もっとも、ラリーというには現時点では見劣りはするが。



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