亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金はHawkishなイエレン発言で1300ドル割れ試す

2017年09月20日 20時42分18秒 | 金市場
国連総会にて初の演説に臨んだトランプ大統領の発言内容は、広く報じられているように北朝鮮情勢について、米国自身、もしくは米国の同盟国を守る必要に迫られた場合という条件付きながら「北朝鮮を完全に破壊する以外に選択肢はなくなる」とした。しかし、やはり金を含め市場全般無反応だった。関心は日本時間明朝のイエレン議長の記者会見に向けられている。

NY金はこの7営業日中6営業日で下落。この間に、逆に米長期金利は7連騰となっているので、金利との逆相関という表現もできる。

さてFOMC(連邦公開市場委員会)は、バランスシート縮小の発表は織り込み済みとはいえ、やはり市場の反応とりわけ株式市場の反応が気になるところだ。特にNY株式市場が目立った調整局面を見ることなく過去最高値を更新中だけに、なお更ということに。ピンポイントで今日というわけでなく、ここから年末までの時間帯つまりゾーンで眺めることになる。

金市場の方は、過去1ヵ月半の間に急増した先物市場でのファンドのロング(買い建て)が重荷となっている。イエレン議長がインフレ見通しに楽観的な姿勢を示すと(つまりhawkishな発言内容)、このロングの手仕舞い売りが出て金は1300ドル割れを試すことになりそうだ。ただし、今週に入り再び金ETFの残高が増えており、“現物の押し目買い”というスタンスだけに、売られても下げ幅は限定的と思われる。1280辺りが下値メドか。

逆にFOMC参加者全体(ドットチャート)の金利見通し、インフレ見通しが下方修正となったり、イエレン議長の物価見通しが以前より慎重になった場合は、商いを伴いながら2-3日かけて1350ドル台復帰となる流れか。

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