亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

今月中旬から順調に戻り基調にあるNY金。次の注目イベントはFOMC議事録要旨

2017年12月28日 22時48分14秒 | 金市場
本日のアジアの時間帯から金は買いが先行する展開が続いている。27日は、さしたる抵抗なく1290ドル台に乗せ、狭いレンジで推移している。ちょうど米国債金利(長期金利)が低下気味に推移し、為替市場でユーロドルが上昇していることも、金をサポートしたと見られる。米長期金利の低下が見られ、午後に予定されていた米5年債(国債)の入札が芳しくなかったにもかかわらず、この傾向は続き金をサポートすることになった。

結局、27日のNYコメックスの通常取引は前日比3.90ドル高の1291.40ドルで終了したが、手元の資料では1290ドル台の終値は11月28日以来のこと。これで5営業日連騰となる。上値は1293.20ドルまで見たが、さすがに直近の安値となった12月12日の1238.30ドルから50ドル超(4%)の上昇となっていることから、売りも出やすいゾーンとなる。それでも28日足元の金の足取りは、ジリジリと売りをこなしながら静かに上値を試しながら進んでいる。

ここにFOMC前に安値をつけると見られるとして、日経ヴェリタス(12月10日号)で金価格の3ヵ月(12月中旬~3月中旬)予想を、レンジで1230~1330ドルとしたことをここに書いた。幸いにも、ここまでその見立て通りの展開となっている。

ちなみにNY金は、追加利上げが確実視され、税制改革法案の成立見通しから来年の利上げ回数の加速を理由に、12月に入り12日までの8営業日中6営業日が前日比マイナスで終了していた。ところが13日以降27日まで10営業日中下げたのが1営業日のみと、前後半でトレンドが変わっている。地味な上げ相場も積み重なるとテクニカル上(チャート分析上)で新たな動きを呼ぶことから、意外な上昇につながることは珍しいことではない。

ただし、それでも1300ドル近辺には売り物が控えるだろう。この心理的節目をあっさりと抜けられれば相応に面白い展開だが、抵抗にあい押し戻されながら揉みあいの末に突破となると、テクニカルの買いを呼び込み足が速くなる可能性はあろう。現時点で材料不足は否めず、次は年明け直ぐの雇用統計などよりも12月のFOMC議事録要旨の内容に要注目と思う。
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