「日本文学の革命」の日々

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電子同人雑誌の可能性 71 「機械によって人間が排除される時代」

2016-10-04 03:12:49 | 日本文学の革命
人間が仕事や職業生活から排除される時代…
ロボットや人工知能で人間の最も重要な活動が奪われてしまう世界…

考えただけでも暗くなる時代だが、それが目前に迫っている。あと十数年もしたら現実のものになってゆくのだという。

しかし人間から職業がなくなったら収入はどうすればいいのか。暮らしていけないじゃないか、生きていけないじゃないか、ということで今ベーシック・インカム―最低限の収入の保証という制度が真面目に議論されている。最低限の収入は政府がただで保障するという制度である。

働かないで遊んで暮らせるなんて夢のような生活に思える。しかしそういう生活がかつて一度実現された世界―帝政時代のローマ― 征服地からの巨額の貢納と奴隷労働の上に立ち、ローマ市民はほとんど働かず、政府から支給される「パンとサーカス」を得て毎日享楽生活を送ったものだったが、そのような暮らしを続けてきたローマ人たちは200年で消滅し地上から姿を消したのである。今の人類もそうならないとは限らないのである。

これもこの評論の最後のところで述べることになるが「西洋文明の暴走」という現象が今の世界で起こっているのである。西洋文明が破滅的な暴走を起こし、人類全体を滅ぼしかねないという現象が今まさに始まっているのである。

こういう暗い未来に対して、いったいどうやって向かい合ってゆけばいいのだろうか。ロボットや人工知能に人間はたち打ちできる訳がないし、人間はどんどん職業から排除されてゆくだろう。その方が合理的・能率的という訳だが、しかしここまで来るといったい何の為の合理化なのか、誰の為の能率化なのかと問いたくなる。
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