「日本文学の革命」の日々

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電子同人雑誌の可能性 82

2016-10-31 04:12:32 | 日本文学の革命
ここで電子同人雑誌の購読スタイルについて考えてみよう。何人かの人々の例を出して、どのような種類の電子同人雑誌をどれだけ購読し、どのようにして読んでいるかを具体的に考察してゆこうというのである。しかしこれはモデルケースでもなんでもなく、これまでのように想像的に思いついたものを文章のおもむくままに書いてゆくもので、電子同人雑誌の購読がどれだけ多彩で豊かなものに成り得るかを示そうとして書くものである。

まずある会社員の男性の例を考察してみよう。
彼は最近会社からモンゴルでの農業ビジネスの開発責任者に任命された。そこで彼は仕事に励むとともに、何か参考にできるものはないかとネットを探してみたととろ、『大モンゴル史』という電子同人雑誌を見つけた。これはモンゴル人の歴史を古代からチンギス・ハーン、さらには現代に至るまでを網羅した、モンゴルの歴史や風土や生活の解説や実践的探求を行っている雑誌であった。日本人が主筆として書いているものだが、同人には何人ものモンゴル人留学生もおり、モンゴル大使館の職員をしている人も同人として参加していた。これはモンゴルの勉強になるし、またモンゴル人とりわけ大使館の人と人脈を築けるしと、彼はさっそくこの雑誌の購読を始めた。主筆の人とメールのやり取りもし、自分はモンゴルと日本の架け橋になるような仕事をしているので何かイベントがあったら参加させてくださいと頼んでおいた。つい先日、日蒙交流会が開かれたので、彼は出席させてもらい、モンゴル大使館の職員と名刺交換をしモンゴル人留学生とはライン仲間になり、モンゴルの人々と人脈を築くことに成功したのであった。
また彼は会社員のたしなみとして株も少しやっていたので『月刊 ヘッジファンド』も愛読していた。毎月面白く見ていたのだが、最近ヘッジファンドが裏で手を回して雑誌を発行している男性を退職に追い込んだことを知った。彼は雑誌も廃刊に追い込まれるかどうか心配しながら見守っていた。
彼は釣りの愛好家が発行している電子同人雑誌も購入していた。釣りは数少ない彼の趣味の一つであり、自然の中でのんびり釣りをすることは最高のリフレッシュになった。雑誌で釣りのイベントが開かれると彼は都合がつきさえすれば喜んで参加するのであった。
彼は最近強まってきた国粋主義的風潮にも関心を持ち、『大和魂!』という国粋主義者たちが作る電子同人雑誌も購入してみた。これは参加したいからではなく、彼らがどういう連中なのか観察するためである。また同時に彼はコスモポリタンな若者たちが作っている雑誌『東アジア共同体』も購入してみた。両方の意見を見比べるためであるが、なんだか楽しそうなのでこちらの方のイベントには参加してみたいと思った。
彼は『森鷗外の仕事振り』という文芸電子同人雑誌も購読していた。仕事もきっちりこなしながら、文筆活動でも文豪にまでなった鷗外の人生に興味を持ち、あるいは自分も同じようなことができないかとかすかな希望を抱いて、購読を続けているのであった。
これだけ購読しても6冊×250円で合計1500円である。お小遣いの範囲に十分収まってしまう。もちろん交流費はかかるが、それは別会計だろう。
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