土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

宝積寺、素晴らしい観音さんが待ってくれてました。

2014年08月20日 | 京都の古寺巡り


(2014.08.16訪問)

京を襲った集中豪雨の最中、天王山の麓にいました。参道口まで来るといきなりドドーッととにかく凄い雨、
急坂舗装で雨が急流ですわ、マトモに歩けません。民家の軒を借りたり、途中大念寺の山門でしばらく豪雨
を避けさせていただきました。山門の目前に本堂の迫力ある屋根が迫り、そこへ叩き付けられたように雨が
当たるとまるで滝です。屋根のカーブラインに沿って流れる水流の美しいこと、初めて目にした光景です。
少しばかリ雨勢が弱まったところで、エイヤーと宝積寺へ。


▼本堂。




[ 宝積寺 ]
●山号 天王山(てんのうざん)またの山号 銭原山
●寺号 宝積寺 (ほうしゃくじ) 通称 宝寺(たからでら)
●勅命 伝 聖武天皇 (しょうむてんのう)
●開基 伝 行基 (ぎょうき)
●開創 伝 神亀元年 (724年)
●宗派 真言宗智山派
●本尊 十一面観音菩薩立像(重文)
▲拝観料 境内自由 本堂、閻魔堂入堂料400円 朱印300円
▲拝観時間 9:00~16:00
▲京都府乙訓郡大山崎町銭原1番地 Tel.075-956-0047
▲http://oyamazaki-takaradera.jp/ (オフイッシャルHPか聞くのを忘れました)
▲阪急京都線「大山崎」駅下車 徒歩15分
 JR京都線「山崎」駅下車 徒歩約10分


         ▼道標。
         阪急大山崎駅から西国街道をちょっとだけ西に歩いた右に建ってます。





宝積寺縁起
寺伝では神亀元年(724年)聖武天皇の勅命を受けたに行基が建てたと伝えられるお寺で、行基が山崎橋という
対岸八幡への往来の橋を建てた際に、橋寺として創建した「山崎院」の後身説や、他に諸説があるようです。

▼仁王門。三間一戸、切妻造、本瓦葺。両脇に金剛力士像。





▼シンプルイズベスト仁王門扁額。





▼仁王門戸口から参道。





▼金剛力士阿形像(重文)。像高 284.2cm、鎌倉時代。





▼金剛力士吽形像(重文)。像高 277.5cm、鎌倉時代。





▼イザ境内へ。





         ▼仁王門を潜るとすぐ右に三重塔のテッペンが見えます。





▼なおも参道を行くと右手に、





         ▼三重塔(重文)。塔高19.5m、本瓦葺。天正十二年(1584年)建立。
         陽さえあれば朱丹色が美しいハズ。


 
この塔は羽柴秀吉が山崎の合戦で勝利した記念に一夜で建立したと伝わるそうですけど……。



▼参道石段を上り切った所に手水舎。





▼水口が亀と云うはちと珍しいのでは。





▼本堂。本尊 十一面観音立像(重文)。
 桁行五間、梁間五間、入母屋造、本瓦葺、一間向拝付。慶長十年(1605)年建造。



本堂内は三陣構成になって外中内陣に分れ、大きくない建物にしては珍しい構成と見受けました。


▼本堂外陣から。





▼本堂内陣の荘厳とご本尊。





▼本尊 十一面観音立像(重文)。像高182.2cm。天福元年(1233年) 院派仏師院範、院雲作
 暗ボケ写真ですけど金泥(金箔?)がきれいに残っているのがわかります?


 
この本尊は造像以来一度も修復したことがないそうで、とても800年経時の仏とは思えません。本当に美
しい十一面観音さんです。離れ難く住職にお願いして、しばらくこの場に坐らせていただきました。世に
有名な観音さん数多ありますが、この観音さん決して負けてません。
西山の地にこんなに素晴らしい十一面さんがいる宝積寺、まさに宝寺です。



▼小槌宮。
 聖武天皇奉納の打出と小槌から別名「宝寺」と呼ばれ、金運アップのパワースポットとしても有名だそう
 です。





▼小槌宮外陣。





▼チョット怪しい雰囲気の内陣。





▼小槌宮御神体 大黒天。


 
お金に不自由なし、ますます貯まる大黒さん御利益で平安時代から宝寺と呼ばれてるそう。
大金持ちになるには、祈祷を受けましょう。結果は責任持てません。



         ▼オットット九重石塔(伝 聖武天皇の供養塔) 
         こんな状態でも阪神大震災でも倒れなかったそう。





▼弁財天神社。





         ▼水掛不動。





▼閻魔堂。





▼閻魔堂須弥壇の諸像。
 後列中央、閻魔大王坐像(重文)。右、司命坐像(重文)。左、司録坐像(重文)。
 前列右、暗黒童子(重文)。左、倶生神(重文)。


 
日頃の生き方を閻魔さんに見透かされているようで、凛と張りつめた雰囲気がググッと迫って来ますよ。
全像鎌倉期の造像も、仏師が不明、残念ながら重文指定に留まってるそうで、これは惜しい!



▼閻魔大王。木造、像高160.8cm。





▼司録。木造、像高143.5cm。





▼司命。木造、像高124.6cm。





         ▼閻魔堂横から三重塔。





▼鎮守社十九明神。この横に天王山への登山道があります。





         ▼これが天下分け目の天王山。標高270.4m。





▼本堂中陣真言法具の前で、御朱印です。




上目遣いにご住職に、堂内の写真ダメですかと伺うと、本堂と閻魔堂の扉を開けてくださり、私横向いてま
すからとありがたいお言葉、甘えさせていただきました。雨は降り続き堂内、境内で撮りきれなかった場所
多々あったのは残念至極、もう少しご住職とお話もしたかったのですが、今日は精霊会のためお忙しそうだ
ったので遠慮しました。またお伺いします。                          合掌




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2 コメント

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Unknown (彩)
2014-08-20 05:42:41
おはようございます~
紅葉や桜の季節に行った事がありますが
新鮮な気持ちで拝見しています。
閻魔大王など写せるの?と思って拝見していましたが
ご住職の計らいで良かったですね。
私も拝見できて嬉しいです。
Unknown (hidepon)
2014-08-20 23:47:32
彩さんこんばんは。
いつもありがとうございます。
このお寺、やはりすでに行かれてたんですね。
せっかく撮影OKをいただきながらヒドイ写真ばかりで
恥ずかしいですワ。
雨のせいにしときます。
ボクは京西山方面は前週に続いて2回目で、
いわば未踏地、多くの古寺名刹がありそうでこれから
鋭意訪ねてみようと思っています。

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