土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

慈光院、武家茶道石州流の家元。

2017年06月12日 | 奈良の古寺巡り





(2017.06.10訪問)



新大和路号で大和路を走らずして何が大和路号や、ということで今日は郡山にやってきました。郡山の町中はドライバーにとって誠
に走りにくい町、出来るならば走りたくない町。そんな町に名刹古刹が点在してるのは一種の皮肉かとも思われる町でもありますネ。
今日はそんな郡山の判り易いところにある慈光院を先ず訪ねてみました。お寺らしくないお寺、お寺全体が茶席のようなお寺、お庭
の美とそこで戴くお茶の深~い意味、茶道無作法なボクでも何かを感じることが出来るのでしょうか。キット無理ですネ。



▼書院。寺全体を茶席として演出する茅葺きお堂。

 





            [ 慈光院 ]
            ●山号 円通山 (えんつうざん)
            ●寺号 慈光院 (じこういん)
            ●宗派 臨済宗大徳寺派 (りんざいしゅうだいとくじは)
            ●開基 片桐石見守貞昌 (片桐石州)
            ●開山 玉舟宗坂 (大徹明應禅師)(ぎょくしゅうそうばん)
            ●開創 寛文三年 (1663年)
            ●本尊 釈迦如来坐像
            ▲奈良県大和郡山市小泉町865番地  Tel. 0743-53-3004
            ▲拝観料 1000円(抹茶付) ご朱印300円
            ▲時間 9:00~17:00
            ▲http://www1.kcn.ne.jp/~jikoin/
            ▲JR線大和路線 「大和小泉」駅下車 徒歩18分
    
              近鉄橿原線『近鉄郡山駅』駅下車 法隆寺行きバス行「片桐西小学校」下車
              西名阪自動車道「大和まほろばスマートIC」から北北西へ10分
        
                     「法隆寺インター」から北北東へ15分             
              第二阪奈道路 「中町ランプ」から南へ15分 





            ▼茶道石州流、皆様ご存知?







慈光院縁起 (慈光院HPから抄出)
寛文三年大和小泉藩二代目藩主の片桐石見守貞昌が初代藩主であるの菩提寺として自分の領地内に、大徳寺百八十五世玉舟和尚を開
山に迎え建立した臨済宗大徳寺派の寺院。寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られており、表の門や建物までの道、座敷
や庭園、そして露地を通って小間の席という茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃え全部が、一人の演出そのまま三百年を越え
て眼にすることができるということは、全国的に見ても貴重な場所となっている。





▼全山茶席の総入口。簡素な門に石柱が二基。







▼鍵形参道に複雑なこぼれ陽。

       





▼アートだねぇ、むき出しの根の壁。







▼片桐且元の茨木城から貰い受けた楼門。







▼楼門からチラッと見える書院。







▼開放された初夏の書院のお部屋。右が十二畳、左手前八畳、奥六畳。







▼十二畳の床。白紫陽花がキリッと床格を上げているようです。







▼書院扁額。サテなんて書いてあるでしょう、開山玉舟宗坂の書で「聚遠」と書かれています。
 お茶を楽しみに遠方からもドンドンいらっしゃいという意味らしいです。







▼名勝庭園を書院から。大小の丸刈り込みを用い周辺環境との調和を、禅寺庭園にしては石を用いず多種の樹々を使い、茶席の庭と
 して季節毎の風情演出を構成したお庭になっている。そうです。







▼名残五月を前にしてお抹茶をいただく。茶の湯の深さを改めて思う、思うが判らない。







▼名残五月。残念でした五月(さつき)は五月(ごがつ)の下旬が見頃ですよ、とお寺のオネーサン。







▼目を転じて東を見ると、大和青垣の峰々が連なり、古代大和の繁栄を想う。
 紹保和尚曰く、「青垣の真ん中の窪みから満月が昇ります。中秋の名月の鑑賞会があるので是非いらっしゃい」
 シマッタ何時か聞き漏らしました。







▼東のお庭の片隅に「角ばらず」手水鉢 (重文)。







▼もう一度南を見ると大刈り込みが目前に。これは五月の刈り込みではなく、数十種類の樹々の寄植え。
 目前の大刈り込み、この位置にあるのは深~い意味があるんです。







▼大刈り込みの手前に「独坐」手水鉢 (重文)。







名勝庭園を歩いてみましょう。

▼名残五月を通して書院です。誰がどう見ても茅葺き農家ですネ。
 慈光院の中心的な建物であるが、寺全体を茶席として演出するときに茅葺きの農家風の外観というのは、堂々とした荘厳なお堂に
 は表せない大きな意味合いを有している。 (慈光院HPから抄出)







▼お庭の高台に観音堂。







▼小さな池に小さなお社。







▼お稲荷さんも祀られています。







それでは書院茶室を見てみましょう。

▼高林庵茶室 (重文)。左奥が「亭主床」片桐石州の席。







▼閑茶室 (重文)。躙り口がなく廊下から入る形。茶室の奥、壁丸窓の映り込み見えます? 

               





▼閑茶室前に「女の字」手水鉢 (重文)。







▼書院から見た方丈です。







▼渡り廊下の窓の設え。ここで和尚が「儂の写真撮ってくれへんか」と5カットほど、ナニするんでしょうネ。







▼方丈。
 元々慈光院にこのような別棟の本堂があったわけではなく、現在書院と呼んでいる建物が方丈で、そこに本尊釈迦如来だけが祀ら
 れていたと思われる。それが後になって開山と石州の座像が移されてきたことで、書院の北側に小さい仮のお堂を付け足してお祀
 りすることとなった。 (慈光院HPから抄出)







▼扁額。







▼方丈仏壇。中央ご本尊は釈迦如来坐像。右に開山玉舟和尚、左開基片桐石見守貞昌 (石州) が祀られています。







▼天井には入江正巳画伯作の墨絵雲龍図。







▼中庭から書院。右は五葉松。







▼中庭と庫裡。







▼ご朱印です。







ここにお坐りと紹保和尚が促して下さった書院の八畳の間の柱前。ここが慈光院の特等席やということで、二人でというより和尚の
独り舞台、開基石州や叔父且元の話、この位置から見る南面の庭と東面の庭が最高や、というその意味、味のある話し振りはさすが
でした。 紹保和尚、長時間お付き合いくださりありがとうございました。                       合掌

茶道とは、抹茶のほろ苦さからその精神の奥深さを知る、それ何、余計判らんヤッパリ無理ですネ。
慈光院 オ シ マ イ





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