「/(スラッシュ)」

ナニワのオッサン 怒りのエッセイ!!

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/81.メタボリックシンドローム(飽食の置き土産)

2007-04-07 00:12:11 | Weblog
 4月2日の月曜日、有給休暇を取って友人と花見に行って来た。場所は京阪沿線、京都府八幡市の背割堤(せわりづつみ)地区。淀川の支流である木津川、宇治川、桂川の合流点付近にあり、東には石清水八幡宮のある男山、西には豊臣秀吉と明智光秀が天下を賭けて戦った天王山が望まれる風光明媚な地元の桜の名所だ。この付近は、秀吉が茶々にプレゼントしたと言われる淀城があった所で、もう少し足を伸ばせば、JRAの京都(淀)競馬場もある。
 そんな淀川水系の畔で、昔日の歴史ロマンを感じながら、咲き乱れるソメイヨシノの下、ゆっくりと一日を過ごす筈だったが、残念ながら、当日はとんでもない招かざる客が中国大陸から飛来した。我が花見心に水を差した犯人は「黄砂」だ。おかげで興味半減。予定より早く引き上げるハメになってしまった。先ずは憎い黄砂に「/」だ。
 それにしても凄い濃度の黄砂だった。視界がほとんど利かないうえ、衣服に細かい砂の粒子が付着して頭がシラガの様になった。今年は暖冬だったため、中国大陸の黄土高原に雪が少なく、低気圧などの影響で、日本に大量の黄砂が飛来する可能性が高いらしい。その証拠に、お隣りの韓国では、黄砂が原因で、臨時休暇になった学校や職場があったと聞く。専門家の話では、黄砂が中国大陸の工業地帯の上空を通過する時に、大気汚染物質が付着し、健康への影響が疑われているマンガン、ヒ素が通常より高い濃度で検出されたということだ。いかに自然現象だとは言え随分と迷惑な話。当分の間、花粉症を悪化させる中国大陸発の「置き土産」には要注意だろう。

 前置きが長くなってしまったが、今日は、飽食の時代の「置き土産」とも言える「メタボリック症候群」に「/」だ。この「メタボリックシンドローム」、今やすっかりお馴染みの言葉だ。では、どんな状態をこう呼ぶのかと言えば、これがまた厄介。めんどくさいがひとまず書いてみよう。『肥満、高血糖、脂質異常(高中性脂肪血症または低HDLコレステロール血症)、高血圧が重なって発症した状態』がメタボリックシンドロームだ。何のことやらさっぱり分からない。要するに「太り過ぎ」だろう。またの名を「内臓脂肪代謝症候群」ともいう。

 じゃあ最も分かりやすいその基準は? これも、もうすっかり定着した感がある。つまり、おへその周囲を測定して、男性は80センチ以上、女性は90センチ以上が目安だ。これは僕にもよく分かる。このメタボリックシンドロームのベースにあるのが、皮下脂肪ではなく、「内臓脂肪」だ。何を隠そう、この内臓脂肪こそが、糖尿病、高血圧などの「生活習慣病」を引き起こす張本人なのだ。
 何故内臓脂肪が悪いのかというと、善玉インスリンの働きを悪くして、血糖値を上げたり、中性脂肪値を上昇させたり、血圧を上げたりする様々な「生理活性物質」を分泌するからだ。また、内臓脂肪が増えると、生活習慣病を防ぐ善玉物質が減少し、その結果、高血圧や糖尿病、脂質異常が重なり、心筋梗塞などの危険が増す。だから、メタボリックシンドロームを防ぐためには、「内臓脂肪を減らす」必要があるのだ。お分かりだろうか。

 そして、何よりも一番肝心なのは、この内臓脂肪は、「運動」や「ダイエット」に反応しやすいという点だろう。つまり、運動などでよく身体を動かし、油物や甘い物を控えて、摂取エネルギーを抑えることが大事だ。
 この道の専門家が考案したメタボリックシンドロームの「キャッチフレーズ」というのがある。ついでに書いておこう。「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、その後に薬」ということらしい。さもありなん。しかし、最後の「その後に薬」というのが僕は引っかかる。このフレーズは、出来れば除外した方が得策だろう。何故なら、副作用のない薬は絶対にない。「薬漬け」にならない前に、薬とおさらばした方が身体にはなおいいと僕は思う。

 これに関して、僕が常日頃から心がけているのは、(1)、肉やバターなど動物性脂肪は取り過ぎない。(2)、何時でも飲み食い出来る環境に身を置かない。(3)、不規則な食事をしない。特に寝る前は要注意。(4)、運動不足の解消。この4点を守るべし。早い話が、食い物に注意して、運動せよということだ。
 ちなみに、僕のこのブログの軽いキャッチフレーズは、「×でもない、○でもない、気分は/(スラッシュ)!!」だ。全然「お呼びでない」かも知れないが。

 ここで、当然ながら、「何を食べるのか」ということが俄然クローズアップされる。つまり、メタボにならない、健康を可能にする食事はいったい何か? これは、僕の中では、随分前からもう結論が出ている。
 食べるべきは、野菜、豆類、魚介類、海藻、乳製品だ。例えば、大豆に含まれる「イソフラボン」は、血圧を下げ、善玉コレステロールを増やす。魚のDHA(ドコサヘキサエン酸)、アミノ酸、タウリンは、生活習慣病のリスクを下げることがよく知られている。従って、肥満や心筋梗塞、コレステロール値低下には、日本食や乳製品がいいということになる。問題点は「塩分の取り過ぎ」だが、大丈夫、その辺はバランス食で充分間に合う。
 以上の点から僕は強調しておきたい。やはり健康には、味気のないファストフードではなく、日本古来からの「和食」が一番なのだ。そして、その和食とは、日本の家庭に代々伝わる「お袋の味」だ。それを作るのがお袋と言う名の「料理の鉄人」だ。だから、双方共に大切にしなければならない。この絆は僕の中では永遠に「不動」だ。
 「人は血管と共に老いる」と言われている様に、心筋梗塞や脳卒中などの心血管病を予防すれば、確実に健康寿命は伸びるだろう。こんな日本食のパワーを提供してくれる「お袋」が近年減少している。これが僕は残念でならない。

 断っておくが、僕は医者でもないし料理研究家でもないし、ましてや栄養士でもない。今日ここで、メタボリックシンドロームをダシにして、何を言いたかったのかと言えば、このおへその周囲の測定値が、飽食の時代の決して嬉しくはない置き土産だということだ。身に覚えのある人は皆自分の腹周りを見て、少しは反省して欲しい。僕のブログ流に言えば、「/」土産だ。
 専門的な理屈を抜きにして、メタボの遍歴を回想してみよう。ご飯を中心にして、魚や大豆を食べ、味噌汁をすする日本の伝統食は、世界一の「長寿食」だ。それが食の欧米化で、何時の頃にか、パンや肉中心の食生活に変わった。「男は腹が出た方が貫禄がある」などという間違った俗説がまかり通った時代もあった。コンビニ食が流行りだした大量消費時代になって、「焼肉太り」と言われる三段腹のオジサン、オバサンが、街中を闊歩する姿がいっそう目立つ様になった。中流意識の反映だ。そして最近は、「ハンバーガー太り」の若者もいる。親の因果が子に移り、それが二世代に渡って、バブルの終焉後もまだ続いている。

 そんな飽食の時代の置き土産を、おへその周囲に抱え込みながら、今メタボリックシンドロームは、認知度抜群の全盛時代を迎えた。置き土産でなく、現在進行形の孫請けメタボの若者もいる。悩み多きメタボだ。しかし、不幸中の幸いか、その原因が皮下脂肪ではなかった。
 飽食から粗食へ。このシンドロームには、まだ、おへその周囲に小さな扉が開かれている。その小さな扉は、メタボに侵されているどんな人にも平等に開かれているのだ。僕は言いたい。その扉は健康と言う名の優しい扉だ。飽食の置き土産には、やはり粗食で応えるのが道理だろう。そして、その道理は、内臓脂肪撲滅の正義の味方だ。道理を間違えて、行き先を誤らない様に僕は忠告しておく。長寿食のお袋の味を決して侮ってはならない。

 ちなみに僕は、メタボリックシンドロームとは全く縁のない筋肉質の健康人だ。今この年齢でも、体力には絶対の自信がある。おまけに、内臓脂肪には申し訳ないが、汗をかかないと調子が出ないアンチメタボだ。これは、それだけでも幸せだと思っている。しかし、やや不安もある。食べる物は粗食だが、最近少し汗の量が減っている。
 そうだ。黄砂に裏切られた花見の仕返しに、もう少し季節が進めば、奈良の明日香か京都の北山に行ってみようか。森林浴でいい汗かけば、「山路来て、なにやらゆかしすみれ草」(芭蕉)の風景に巡り合うかも知れない。現地への置き土産は僕の汗だ。これが僕本来のさすらい旅のシンドロームだ。
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1 コメント

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こんにちは (競馬大好き野郎)
2007-04-07 01:52:19
いつも役に立つ情報ありがとうございます


私もブログを始めましたので

もしよろしければ暇なときにでも見に来てください


では頑張ってくださいね

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