ウォーク更家の散歩 (東海道を歩く、中山道を歩く)

「東海道五十三次を歩く・完全踏破の一人旅」
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奥州街道を歩く(22-4:大田原:市内循環バスの旅) 栃木県大田原市

2018-02-08 21:10:30 | Weblog

(写真は、市営バスの車窓から見た「黒羽刑務所」)

今日は、朝から、大田原の宿場町、大田原城址、日帰り温泉と巡って、そのあと、歩行制限1日5キロの残りの3キロを歩いて、
15:45に練貫十文字のバス停に着いて、市街地へ向かう最終便を待ちますが・・・

バス停の時刻表を見ると、何と!、15:14の最終便が行ってから、もう30分も過ぎてしまっています!!

最終便に乗り遅れて途方に暮れ、暫くの間、バス停の時刻表を眺めながら、呆然と立ち尽くしていました・・・
生ビール2杯のほろ酔い気分も完全に醒めて、どうやったら、ここから横浜の自宅まで、今日中に帰宅出来るか?考えを巡らせます・・・

色々な方法を考えてみますが、日没が迫る中で、電車も無い、バスも無い、タクシーも走ってない、聞く人も歩いてない、
こんな田んぼの中のバス停からのスタートでは、良いアイデアが浮かんできません・・・

しかし、バス停の時刻表を何回も見直しているうちに、あることに気付きました!



私が最終便に乗り損ねたバス路線の名称が「金田方面”循環”線」となっています。

ん?、”循環”と言うことは、ひょっとして、逆方向の郊外へ向かう便に乗れば、巡り巡って目的地の大田原市の繁華街に着く?

幸いにして、逆方向へ行くバスは、未だ2本あります。

このバス停であと30分待てば、反対方向の郊外に向かう 16:12 のバスが来ます!

目的地までどれくらい時間がかかるか分からないけど、トライしてみるか?

他にすることもなく、まだ時間があるので、じっくりとバス停の時刻表の注意書きを読みます。

注意書きによると、ここでは、市街地へ向かう側にはバス停がありますが、反対側にはバス停がない旨が記載されています?

何か嫌な予感が・・・

不安な気持ちでバスを待っていると、定時にバスがやって来ました。

思わず、私は、歩道から道路側へ1歩踏み出します。

しかし、不安な気持ちが的中!、バスは私に気付かずに通り越して行きました!

股関節炎の痛みも忘れて、必死で、手を振りながら、バスを追いかけます!

バスのサイドミラーに、必死で追いかける私の姿が写ったのでしょうか、気付いて直ぐに止まってくれました。

息を切らせながら、バスの中程の席に座りました。

お客は、私一人でした。

それから、バスは、かなりの距離を走りましたが、いつまで経っても私が下りる気配がないからでしょうか、
運転手さんの不信の眼差しを感じます・・・

それはそうですよね。

市街地に向かう最終便ではなくて、観光地でもない僻地へ向かうローカル路線の最終便に、リュックを背負った
変なオジサンが、一人で無言で座っている訳ですからね。

怪しまれているみたいなので、一番前の席に移って、事情を説明します。

事情を聴いた運転手さんは、「なるほど、確かに、この方法しかないですね。」と納得してくれました。

ほっ!・・・

事情説明のために、運転手さんの斜め後ろの一番前の席に座ったので、運転手さんとの世間話が始まりました。

運転手さんの説明によると、郊外へ向かうバス便だけが遅くまであるのは、最終便を、農村地帯から通う生徒の部活が
終わる時間に合わせてあるのだそうです。

なるほどねえ~、私は、部活対策のバス便に救われた訳だ!



その後も、お客は私一人だったので、やがて、親切な運転手さんは、停留所毎に、その辺りの説明と、その近くの
観光スポットの案内を始めてくれました。




やがてバスは、「黒羽刑務所」の中に入って行きます!


えっ、バスは、刑務所の中に入れるの?



まさか、先程、奥州街道と棚倉街道の追分で見た上の写真の黒羽刑務所の広告看板の場所の中に、その数時間後に、
入って行くことになるとは、夢にも思いませんでした!

運転手さんの解説によると、芸能人がヤクをやって捕まったときは、この黒羽刑務所に収監されるので、そのときは、
この辺りに、マスコミのカメラの放列が出来て、大変な賑わいになるそうです。


黒羽刑務所を出たバスは、東部集落、小滝集落など、「集落」という名前のバス停を通過して行きます。

いかにも”集落”というバス停の名前と周辺の風景がピッタリくる様な、長閑な雰囲気の田園風景です。






暫く走ると、狭い田んぼ道の前方から、耕運機がこちらに向かってきます。

すれ違いが出来ないので、バスが道幅が広がる場所までバックして行きます。



その後も、バスは、遮るものがない広々とした田畑の中を走って行きますが、運転手さんの話しだと、この辺りは、
風が非常に強くて、バスが風に流される感覚のこともあるそうです。
怖っ~・・・



日没が迫ってきます。

循環バスが市街地の大田原市役所に着いたときは、辺りは既に真っ暗になっていました。

ここで、運転手さんに丁寧にお礼を言って、バスを乗り換え、JR西那須野駅に向かいます。

今日は、期せずして、贅沢な市内循環バスの旅になってしまいましたが、1時間近くも乗って、更に観光案内もしてもらって、
これで200円(市営バスは一律200円)では、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

JR西那須野駅から8駅先の宇都宮駅で、上野東京ラインに乗り換えて、夜遅くに無事に横浜へ帰宅しました。
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。 (こもよみこもち)
2018-02-08 23:15:14
いや~、転んでもただでは起きない更家さんですね。
ちゃっかりバス観光していますね。
まるで、ブログ用に仕組まれたような旅ですね。
順調な旅より、はるかに面白いです。
転んでもただでは起きない (ウォーク更家)
2018-02-09 05:53:25
いや~、200円でバス観光をしてしまい、申し訳ないので、運転手さんにチップを渡そうかと思ったのですが、タクシーではないので、そうもいかず・・・

ホントに、トラブル発生のその都度、一生懸命に対応しているだけなのですが、結果的には、仕組まれたような、ブログ的に美味しい旅になってしまいました。(-_-;)
思わぬ観光 (hide-san)
2018-02-09 18:04:05
バスに乗り遅れて思わぬ旅をしましたね。

やりたいと思ってもなかなか出来ないことです。

羨ましいとしか言いようがありません。

お疲れ様でした。

思わぬ路線バス観光 (ウォーク更家)
2018-02-09 18:45:31
ありがとうございます。

ええ、バスに乗り遅れたために、思わぬ旅になり、どうなることかとハラハラしましたが、結果オーライの楽しい思い出になりました。
貸切ガイド付観光バス (もののはじめのiina)
2018-02-10 09:34:59
路線バスが、貸し切りのマンツーマンのガイド解説つき観光バスに転じたとは、災い転じて福となした顛末でした。

最終バスに乗り遅れ、電車も無い、バスも無い、タクシーも走らない、聞く人も歩いてない状態に放り込まれた中を、
推理小説を読むようでなかなか面白い展開でした。

よく”循環”バスだと気づきましたね。しかも、200円だったとは贅沢なひとときでした。

> 西郷の首を発見した男と大久保利通を暗殺した男の実在した二人が主人公というのは、何となくリアリティがあって興味を持ちますね。
実在したふたりは親友でした。 しかも、西郷どんと利通どんも親友同士でした。

ガイド付の貸切路線バス (ウォーク更家)
2018-02-10 09:52:18
ええ、”循環”の意味に気付いたのがポイント・分かれ目でした。
ホントに、200円の路線バスがガイド付き観光バスに!、災い転じて福となるの典型ケースでした。
何とか当日中に帰宅したいと、本人はひたすら必死の対応でしたが、結果は、スリルに富んだ面白い展開となりました。
田舎って、いいですね~ (頭の中にあることを)
2018-02-14 09:55:13
おはようございます。sutekidanaseoです。
田舎のほうに行くと、みんながとても親切にしてくれますよね。
暖かい話を聞けて自分も何故か!?嬉しい気持ちです。
田舎の人はホントに親切です (ウォーク更家)
2018-02-14 11:20:07
そう、田舎を歩いていると、皆さんがとても親切にしてくれて感動することが多々あります。

私のブログを読んで、”暖かい話を聞けて自分も何故か嬉しい気持ち”と言って頂き、凄く励みになります。
これからも、暖かい話をお届けできる様に頑張ります。

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