ウォーク更家の散歩(東海道・中山道など五街道踏破、首都圏散策)

JR鶴見線・浜川崎駅  2017.6.19

  
(ちょっと紛らわしい、隣接する2つの
 「浜川崎駅」)

本日は、「JR鶴見線」の「浜川崎駅」の話し
です。

”鉄道ファン”であり”工場萌え”でもある私に
とっては、地元の鶴見線は、一日中乗っていても
飽きない”大人の遊園地”の電車みたいなもの
です。

鶴見線の沿線の風景は、平日と休日とでは、その
表情が全く異なる別世界です。

(休日の「浜川崎駅」での”不思議な体験”に
 ついては、2008.11.2の「鶴見線に沿って」
 を見てね。)

「鶴見線」のビューポイントのNO1は、文句
なしに”海に最も近い駅”、”出口のない駅”
として有名な「海芝浦駅」です。
(「海芝浦駅」については、2013.9.19の「JR
  鶴見線・海芝浦」
を見てね。)

そして、私見ですが、ビューポイントのNO2は
今回の”「浜川崎駅」の怪”です。

NO2の「浜川崎駅の怪」については、鉄道に興味
のない人からすると、”それがどうした?”の
世界ではありますが・・・


横浜から湘南新宿ラインに乗り、武蔵小杉で
南武線に乗り換え、更に尻手で「南武線の支線」
に乗り換えて、その終点の「浜川崎駅」に着き
ました。

そして、同じ場所にある「鶴見線」の「浜川崎駅」
から鶴見線に乗り、途中下車しながら鶴見へ
向かい、鶴見で京浜東北線に乗り換えて、
スタート地点の横浜に戻って来ました。

大まかに言えば、横浜市鶴見区の海岸地帯を
ぐるりと1周した感じです。

横浜 →(JR湘南新宿ライン) → 武蔵小杉 
→(JR南武線) → 尻手 →(JR南武線支線)
→ 「南武線・浜川崎」

「鶴見線・浜川崎」 → (JR鶴見線) → 
安善 →(徒歩) →  浅野 → (JR鶴見線)
→ 鶴見 → (JR京浜東北線) → 横浜

という訳で、本日の説明は、「南武線の支線の
終点の浜川崎駅」の改札を出るところから
スタートします。

改札口には、何と!、次頁の写真の「タッチを
せずにお乗り換え!」の注意の張り紙が!


Suicaの改札機にタッチしないで改札口を通り
抜けるのは、何となく後ろめたい気持ちが・・・
これは、「南武線の浜川崎駅」と、「鶴見線の
浜川崎駅」とは、道路を挟んで反対側にあるため
に、乗り換える時は、「南武線の浜川崎駅」を
いったん外に出て、横断歩道を渡らなければ
ならないからです。



道路の右側が、上の写真の「鶴見線の浜川崎駅」
で、横断歩道を挟んで道路の左側が、下の写真の
「南武線の浜川崎駅」です。

(上の写真の赤丸印が「南武線の浜川崎駅」、道路
を挟んで右側の階段が「鶴見線の浜川崎駅」)

この様に、JRに同じ名前の駅名が存在する訳は、
元々は、それぞれが別の私鉄の貨物鉄道会社
だったのを、国鉄が買収したためです。
JRになっても、未だ、別会社の私鉄の時代の
それぞれの駅舎が残っているのです。
これから乗車する「鶴見線の浜川崎駅」の改札口
には、同じ様に「タッチをしないでお乗り換え!」
の注意の張り紙があります。
その改札口の奥には、反対側の改札口があり
ます。
こちらの改札口は、改札の階段自体が工場の内部
になっていてます?



つまり、改札口が、JFEスティール(日本鋼管)
製鉄所の工場の入り口なので、社員証がないと
こちら側の改札口からは出られません。

そして、実は、この2つの「JR浜川崎駅」の
脇の踏切の先には、写真の「3つ目のJR
浜川崎駅?」があります。

こちらは「JR貨物の浜川崎駅」です。
こちらの駅は、貨物の積み下ろしだけで人の乗降
は無いので、駅の「プラットフォーム」はあり
ません。




JR鶴見線の「浜川崎駅」から鶴見行きに乗り、
途中の「安善駅」で下車、その次の「浅野駅」
まで1駅だけ歩いてみます。




「安善駅」のプラットフォームから見える3階建て
のビルは「JR貨物の安善駅」です。




安善駅の辺りは、中小の町工場が多いせい
でしょうか、駅の周りには大衆食堂が4~5軒
ありました。


歩いて安善駅から浅野駅へ向かい、旭運河を渡り
ます。
旭運河を渡ると、左側が「JR鶴見線・浅野駅」
で、右側が「入船公園」です。

(「入船公園」の正門)
入船公園は、産業道路に面しています。

(産業道路沿いのウォーキングについては、
2009.7.17の「産業道路を歩く」を見てね。)
入船公園は、野球場、テニスコート、ドッグラン
などもある広大な公園です。

入船公園を出て、次頁の写真の「浅野駅」から
JR鶴見線で終点の鶴見へ向かいます。

鶴見線が終点の鶴見駅に着く直前に、車窓から
一瞬だけ、線路脇にプラットフォームの廃墟が
見えます。

(上の写真のように、荒れ放題の駅の廃墟の
プラットフォームに、雑草が生えて、セメント
があちこち割れています。)


これは、「本山(ほんざん)駅」の跡です。
「本山」とは、石原裕次郎などの墓があること
で有名な「曹洞宗総本山・総持寺」のことです。
「総持寺」の山門は、この本山駅跡のちょうど
前にあります。
電車は、鶴見線の終点・鶴見駅に到着しました。

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コメント一覧

ウォーク更家
コスモタイガーさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
そう、鉄道ファンとしては、「JRに同じ名前の駅名が存在する!」なんて話は絶対に見逃せないですよね。
どうゆう訳でそうなったのか?、実際に行って検証してみたいですよね。

そうそう、鶴見線の「国道」駅も、”国道は全国にあるから、単に「国道」では分からん!”、とつい、突っ込みを入れたくなります。
コスモタイガー
JR南武線界隈
http://blog.goo.ne.jp/cosmotiger_1968
お~、浜川崎!
一度訪問してみたい、マニアックな駅です!
詳しいレポート?ありがとうございます。
あと、東海道がすぐ脇を通る「国道」駅も思い出しました。
ウォーク更家
丹波の國さんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
いつもご愛読頂き、ありがとうございます。

このブログは、自己の仕事帰りのウォーキングの備忘録として、2006年に始めました。
最初の頃の読者は、家族と親戚だけでした。

その後、このブログやフェイスブックのコメント等を通じて、徐々に、街道歩きに興味のある方々との交流が始まりました。

そして、2015.7のテレビ朝日・モーニングショー「五街道ウォーク」への出演を機に、読者が急増しました。

お陰様で、”街道歩き”がテーマのブログとしては、「古道・廃道 人気ブログランキング」1位と、「街道・古道 にほんブログ村」2位のワンツーにまでなった次第です。

ps.
母の介護のために、先週(7/1~6)は、実家の熊本へ帰省していましたが、幸いに我が家の周辺は大丈夫でした。
ウォーク更家
iinaさんへ
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
確かに、今回は、鉄道のマニアックな話題で、鉄道に興味のない人からすると、”それがどうした?”の退屈な世界だったと思います。

まあ、鉄道ファンからすると、JRに同じ名前の駅が存在するということ自体が、大変な大事件ではあるのですが・・・
丹波の國から
欠かさず見てます。
更家さんおめでとうございます。
「古道・廃道 人気ブログランキング」1位と「街道・古道 にほんブログ村」2位のワンツーですね。
九州は大変な事になっていますが、熊本の実家の方は大丈夫でしたか?朝倉市の三連水車を思い出しましたが、辛いですね。
iina
 (ウォーク更家) さん へ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/7fa1376d7dee744ffad26c403ad30cb7
”「浜川崎駅」の怪” は、マニアックな話題でした。 (^_^;)

こんかいの記事も、例のとおり長すぎて長すぎて鉄道にそれほど関心の薄い者としては途中で飽きました。 


> 茅葺き屋根の武家屋敷が4軒も残っているんですか。
【三輪家】(有償) と 【曽我部家】(無償) を見学できました。

ウォーク更家
実はKomoyo さんのブログを見て・・・
http://blog.goo.ne.jp/mrsaraie
ええ、実は、Komoyo Mikomotiさんのブログに刺激されて、もう一度、鶴見線に行こうと思いました。

入船公園は大きな公園ですよね。

そうですか、近鉄四日市駅も、浜川崎駅と同じ様な感じでしたか。
近鉄四日市駅は東海道踏破の際に立ち寄ったので懐かしいです。

本山駅跡は車窓からほんの一瞬しか見えませんし、JR貨物の浜川崎駅はちょっと分かりにくいです。
Komoyo Mikomoti
こんばんは。
http://blogs.yahoo.co.jp/ya3249
鶴見線は、まだ記憶も新しいので、懐かしいです。
通り抜けをした入船公園も憶えています。

浜川崎駅は、特殊ですよね。
(今は経営分離されてしまいましたが、近鉄四日市駅での内部線への乗換が、こんな感じでした。)

JR貨物の浜川崎駅のことは知りませんでした。
本山駅跡のこともまったく知りませんでした。
知っていれば、車窓を注目していたのに...
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