YAKUMO」公演会
平成17年9月24(土)5時より、鎌倉芸術館に於いて明治の頃横浜に辿りつき、日本の素晴らしさを世界に伝えた小泉八雲の生涯を、ミュージカルのトップスター沢木順が「勝野真吉」の彫刻作品とのコラボレーションと言う珍しいソロ・ミュージカル「YAKUMO」が上演されました。
八雲が教鞭をとった早稲田大学、東京大学のOBを中心に、本年初頭より没後100年を記念してこの行事が計画され、鎌倉桜友会も参加協力、1500名収容の大ホールもほぼ満員と言う盛況で、沢木氏の歯切れの良い2時間に及ぶ好演に拍手が鳴り止らなかった。 計画の途中から6大学中他の4大学も加わり、OB会との交流も進み良い環境が出来たと思います。
△映画会と福祉施設への寄付
鎌倉桜友会主催映画「石井のおとうさんありがとう」が8月19日に鎌倉生涯学習センターで上映され、客席は昼夜とも異例の満席状態となり、周辺に大きな反響と成果がありました。そして、その結果生じた利益の全額(約10万円)を当初の計画通り鎌倉・逗子葉山の福祉関連施設側より希望された次の品を贈呈いたしました。
鎌倉地区では、「鎌倉児童ホーム」に11月20日に開催の神奈川県児童ホーム・マラソン大会出場用のユニフォ‐ム5着(4万円相当)を、また障害者作業所、倶楽部「道」にはパソコン用プリンター1台(2万円相当)を、そして逗子葉山地区には、児童50名を擁する社会福祉児童養護施設「幸保園」にMDコンポ一式(4万円相当)を夫々寄贈致し、各施設の児童及び代表者より感謝の言葉が寄せられました。
△秋祭り
虫の鳴き声が澄み切った夜の空気に、一層涼しさを感じさせる季節になりました。
9月18日、坂ノ下にある御霊神社(ごりょうじんじゃ)のお祭りを見に行きました。江ノ電の線路を跨ぐと、そこに鳥居があり、市指定天然記念物のタブの大木が覆うように茂っています。山を背にして、神社はあまり広くはありませんが、立派な社殿があります。普段はそれ程訪れる人が多い神社ではなく、むしろ静けさを味わえる境内に、当日は溢れるばかりの人々が集まっていました。
神社の右手に竹材とシメを用いて作った籠山 (こもりやま) を造り、そこで鎌倉神楽が行われました。神主さんによって舞われるお神楽は、初能(はのう)の、扇の上に乗せたお米が撒かれたり、大きなお鍋にぐらぐら沸いたお湯を、笹の葉で皆に掛ける、笹祓い等が行われたりして、最後は、天狗と山ノ神によって、お供えの飴が滑稽な仕草でばらまかれ、皆大笑いするうちにそのお神楽は終わりました。
背後の山や、境内の大きな銀杏の木、そして大勢の人々に囲まれたこのお神楽は、とても親しみを感じるものでした。その後、面掛行列が行われました。伎楽の特徴をもつ、面白い十のお面を付けた人達が,お神輿と共にねり歩き、大勢の見物人のカメラのシャッターを浴びていました。
今年は鎌倉という小さな町の小さな神社のお祭りを見られたことに、満足した一日でした。 <松前 澄子>
△塩嘗地蔵
鎌倉から朝比奈峠を越え六浦の方に抜ける道に、光触寺(こうそくじ)というお寺があります。ここに頬焼阿弥陀と塩嘗地蔵の伝説がある静かなお寺があります。地名は十二所(じゅうにそ)と呼ばれ、鎌倉でも奥まった所にありますので、この辺りまで来ると、少し田舎らしい雰囲気が漂っています。そのような所にこのお寺があります。お堂は扉が閉まっていますが、その右手に古いお地蔵様が座っていらっしゃいます。
六浦から塩売りが朝峠を越えて来て、ここに塩をお供えした後商売を終え、帰りにまたお参りすると、塩が無くなっていたことから塩嘗地蔵と呼ばれるようになったそうです。あまり塩を嘗め過ぎて、塩太りされたのか、体格の良いお地蔵様なのです。
お寺の周辺は、山がぐっと張り出し日陰になっています。山肌からは、水がひたひたと滲み出しています。お寺の横の道は今では舗装されていますが、それ以前は滲み出た水でいつも濡れていました。ですから梅雨時など、塩をお供えすればすぐに溶けてしまったと思いますが、それを村の人々は、お地蔵様が嘗めてしまったと言い伝えたのでしょう。なんと微笑ましいユーモアのある村人達でしょうか。私はこの言い伝えがとても気に入っています。村の人達がこのお地蔵様を、どんなにか親しみをもって身近に感じ、大切にいたわっていたか、この話からよく伝わってきます。そのような昔の人の素朴さに触れたくて、私は時々一人でこのお寺を訪れます。そして塩をひとつまみお供えして「あまり塩を嘗めると血圧が上がりますよ」と一言、言い添えて帰ります。 <松前 澄子 >
△ 小鳥の“宝石”とも云われるカワセミ
そのカワセミがつがいでよく鶴岡八幡宮の源平池に姿を現し、見かけた観光客の方々を喜ばせています。つがいと言っても太鼓橋を境にメスは源平側にオスは平家側にと互いの縄張りを定めて住み、その境を侵す事は滅多にありません。
その二羽が交流するのは3月〜4月の恋の季節だけ。その時はオスが小魚やエビを獲ってメスへの求愛プレゼントに熱中します。この写真は枝からまさに池の獲物めがけて飛び立たんとしている一瞬です。来鎌の節は是非鶴岡八幡宮の源平池へお立ち寄り下さい。カワセミの美しさに出逢えるかも知れません。特に秋から春にかけて見かけるチャンスが多くなります。 これは、鎌倉写真サークル フォトクラブ・ベアーズの月例会での入選作品です。<内山 伊史>
△水墨画の世界
墨を摺る,煤(すす)や油煙(ゆえん) 膠の微かな匂いが空気を揺るがせ、聞こえてくることもない音がイメージを運んでくる。白と黒、単純そのもののモノクロームの世界。しかし「墨」というものを通して、見るものは鮮やかな色から淡い色まで限りない色彩を感じ取り、自身の感覚の世界へと導かれてゆく。無彩色で表現された水墨画は、色彩画の抽象化されたものであると言える。従って、そこに描き出されてくる表現は当然主観的、内面的なものとなってゆく。
現れては消えてゆく捉えどころのないイメージ。そのイメージを求めて内なる何かが動き出し、イメージの軌道がやがて作品を創り上げてゆく。それが新しい時代の水墨画の試みなのだ。<江藤 茂代>
△<屏風展inベルギーのご報告>
ベルギー・ブリッセルでの屏風展は、お陰様で好評のうちに幕を閉じました。作品を買いたいという申し込みもあったようですが、展示会は売買を禁止されていますので残念ながら、又日本に持ち帰って参りました。
また、ベルギーでの屏風展覧会の開催期間中にバルト三国桜友会の同窓会を開催するようにと、ベルギー在住の寺尾實栄子様(理学部卆)、磯村文子様(元NHK磯村氏夫人)、岡田則子様(ISAMメンバー・短大卆)などのご尽力がありましたが、日程調節できず残念ながら実現に至りませんでした。なお、岡田様のお着物は出品作の屏風(題名・枝垂れ桜)と同じ絵柄でご自分で染められた格調高い素敵なお召し物でした。
<絵日記>
空が広く、手つかずの自然がやさしく身体を包み、何世紀か前の雰囲気にたっぷりと浸って、ついこの間、スコットランドはエディンバラのスケッチ旅行から帰ってきました。帰国してすぐに、二日間だけ立ち寄ったロンドンの同時多発テロがおこり、チューブと言われる挿絵のような地下鉄や、二階建てバスでウロウロした所が殆ど標的にされていて青くなりました。運が良かったのでしょうね。なお、右下のバルモラル城の絵は<英王室・スコットランド御用邸>です。
現在私は週に二回、家内と二人で帝国ホテル本館地下一階アーケード内の彌屋ギャラリーと云う店に、月曜日と木曜日の10時〜13時まで顔を出しております、以前にもご紹介いたしましたが、一年を通じて大体週代わりにプロ・アマを問わずどなたでも、出品販売していただけるクラフトギャラリーです。鎌倉桜友会のメンバーの奥様方も手作アクセサリーなど出品しておられます、詳しくは彌屋のホームームページ(下段の地域情報欄に紹介)をご覧下さり、一度是非お立ち寄りいただき、ご一緒に楽しいひと時を過せたらと願っております。<黒田 長美>