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(読書)「「読まなくてもいい本」の読書案内」橘玲

2017-06-17 | 2017読書
「読まなくてもいい本」の読書案内
橘玲 著
 筑摩書房


この本は、タイトルだけではどんな内容なのか予想がつかない。あとがきに「古いパラダイムでできている知識をどれほど学んでも、なんの意味もない。」と書かれている。これが筆者のもっとも言いたかったことなのだろう。

人文系の学者は「教養が必要だ」などと言って、文系学問を擁護する。しかし彼らの教えている学問(哲学、心理学、社会学、法律学、経済学)のほとんどが時代遅れになっていると筆者は説く。

この本の章立ては次のように5章からなっている。複雑系、進化論、ゲーム理論、脳科学、功利主義だ。例えば脳科学では哲学が槍玉にあがっている。自然科学が、脳や神経がどんな仕組みで、世界を認識しているのかという研究が進んでいるのに、哲学ではいまだにフロイトだのソクラテスなどを神棚にあげて崇拝しているだけだ。

このように最新の知を紹介し、各章において最新で良質な本を紹介している。中には高度な数学の知識が必要な本もあるが、内容が良ければ、勉強しながらでも読む価値がありそうだ。
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