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第44夜 四銃士 (1974、日本公開は1976)

2009年11月24日 | 第50夜まで

 リチャード・レスター監督が「三銃士(1973、日本公開は1974)」の続編として再び登板した作品。アレクサンドル・デュマの原作についてはすでに第34夜「仮面の男」で書いたので、こちらもご覧いただきたい。

 三銃士はアトス(O・リード)、アラミス(R・チェンバレン)、ポルトス(F・フィンレイ)、それにダルタニアン(M・ヨーク)を加えての四銃士。製作年次も続いているのでスタッフ、キャストも共通、音楽がミシェル・ルグランからラロ・シフリンに変わったくらいだ。いわゆる続編、あるいはパート2と言って良い作品である。

 一番若いマイケル・ヨークが当時31歳、年長のフランク・フィンレイはすでに40代後半、ついでに女優陣について触れておくとフェイ・ダナウェイもラクエル・ウェルチもともに30代前半である。最近のキャスティング感覚からすれば大変な熟年版と言えるだろう。

 1989年、リチャード・レスター監督は再々登板し、三銃士の20年ぶりの再会を描く「新・三銃士/華麗なる勇者の冒険」で同じ顔ぶれが再結集、当時の熟年がさらに熟した味わいを見せる。が、残念なことにこの作品は、日本では劇場公開されていない。

 三銃士の一人、アトスに扮するオリヴァー・リードはイギリスの名匠キャロル・リードが叔父に当たり、映画界入りはその勧めによる。過激なスポーツを好んだらしく、見るからに体育会系の風貌だ。出世作は「吸血狼男(1960、日本公開は1961)」である。後にD・H・ロレンス原作、ケン・ラッセル監督の「恋する女たち(1969、日本公開は1970)」ではアラン・ベイツとの全裸レスリングシーンで毛むくじゃらの肉体を披露、見たくないものを見てしまった記憶がある。

 初めてオリバー・リードを見たのは「野獣の抱擁(1966、日本公開は1968)」という作品である。高校生が見て良いのかというようなタイトルだったが、ディズニー映画であったことと、併映の「魔獣大陸(1967、日本公開は1968)」というSFアドベンチャー系作品が見たかったことで、そう迷うことなく劇場へ行った。
 が、結果としてはむしろ「野獣の抱擁」に感動した。山奥で猟師として生活している粗野な男と、その真の優しさに触れて心を開く聾唖の娘の純真な恋が描かれていたのだ。娘を演じていたのは「蜜の味(1961、日本公開は1963)」「ドクトル・ジバゴ (1965、日本公開は1966)」などの出演作があるリタ・トゥシンハムであった。

 最近、久々にオリバー・リードの名前を目にしたのはリドリー・スコット監督の大作「グラディエーター (2000)」であったが、ロケ先のマルタ島で心臓発作による急死、帰らぬ人となってしまった。

 今夜はここまで。また明日の夜をお楽しみに。
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