熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

チェコ第2の都市、ブルノを散策

2017-06-27 01:21:49 | 海外自転車旅
ブルノは、プラハに次いでチェコで2番目に大きな都市ですが、プラハの人口約125万人に対してブルノは約37万人と、一気に人口規模が小さくなります。

9~10世紀に大モラヴィア王国の主要都市として栄え、その後もシュピルベルク城や教会などが建設され、この地方の文化・学問の中心的役割を担った町・・とのことですが、見所は限られます。

町の中心的広場「自由広場」左の塔は、ペスト記念柱。
今まで見て来た広場の中では、特に目を引く建物はありません。


旧市庁舎の入り口と塔からの眺め。




塔から眺める「シュピルベルク城」
13世紀にボヘミア王の居城として建造され、その後巨大なバロック様式の要塞に変貌。
オーストリア帝国の時代には重犯罪者や危険犯罪者を収容する刑務所として使われ、第二次世界大戦中にはナチスドイツにも利用された城とのこと。


遠くからでも尖塔がひときわ目を引く、町のランドマーク的存在の「聖ペテロ聖パウロ大聖堂」
1092年には、元となる教会が存在し、最終的に今の姿になったのは1900年代初頭、800年近く掛けて今の姿に変貌したというから、気の遠くなる話です。


青果市場は、野菜や果物を買い求める市民で朝から賑わっていました。




ブルノを訪れたら絶対に外せないスポットは、聖ヤコブ教会脇の地下通路。
教会の敷地内にある地下に通じる階段を下りて行き、入場料を払って地下通路に足を踏み入れると、壁一面このような光景が。


拡大すると、


全て人骨。
中世の時代に流行ったペストやコレラなどにより大勢の死者が出たため、教会として遺骨を収容するための策として考え出された地下納骨堂。
三十年戦争の犠牲者などを含め5万人の骨が埋葬されています。



こちらは、頭蓋骨のみ。


公開するに際し綺麗に並べたのでしょうが、それにしても迫力満点の光景。ちょっと鳥肌ものですが。

700年以上前に建造された聖ヤコブ教会と路面電車、ブルノは新旧が交錯する町です。




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