ビルボード・チャート日記 by 星船

70年代、80年代から最新までビルボードのヒットチャートにあわせて名曲を紹介します。
(最新チャートはお休みします)

1981年5月16日付 ビルボード 全米 Top40 Grover Washington Jr / Bill Withers - Just The Two Of Us

2017-05-18 22:48:18 | 1981年ビルボードTop40
1981年5月16日付ビルボード All American Top40、5位からアップしていきなりの1位はKim Carnesの"Bette Davis Eyes"。10位を記録した"More Love"以来のTop10ヒットでもちろん初めてのNo.1です。

これで3週目の2位、Grover Washington jr/Bill Withersの"Just the two of us"。Grover Washington jrはジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者ですが、レギュラーチャートでは初めてのTop40ヒット。ゲストボーカルのBill Withersは1972年に1位を記録した"Lean on Me"、2位を記録した"Use Me"以来のTop5ヒットです。
3位も前週と変わらず、これで4週目の3位、Smokey Robinsonの"Being With You"。Smokey Robinson、1979年に4位を記録した久しぶりの大ヒット曲"Crusin'"以来のTop5ヒットです。
4位も前週と変わらず、これで3週目の4位、Juice Newtonの"Angel Of The Morning"。Juice Newton、デビューはだいぶ前ですが、この曲で初めてのTop40ヒットです。
2週間の1位からダウンして5位、Sheena Eastonの"Morning Train (Nine to Five)"。Sheena Easton、デビュー曲は"Modern Girl"でイギリスでは"Modern Girl"の方が先にヒットして全英No.1を記録していますが、アメリカではこの曲の方が先にヒットしました。

この週2位がGrover Washington jr/Bill Withersの"Just the two of us"。
最高位はこの2位、年間チャートは18位のフュージョン界からの異例の大ヒットとなりました。
Grover Washington jrはジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者。1970年代から活躍し、1980年に発表したこの"Just the two of us"が収録されているアルバム「Winelight」の大ヒットで一躍ジャズ・フュージョン界を代表する世界的なサックス奏者となりました。

"Just the two of us"ですが、邦題が「クリスタルの恋人たち」。この邦題は田中康夫が1980年に発表した小説「なんとなく、クリスタル」から来たものですね。はっきり言ってどうしようもない邦題を付けたものです。
曲は洗練された素晴らしい曲です。ボーカルがビル・ウィザース。フュージョンではありますが、当時はやっていたAORの曲といってよいでしょう。
もちろん、サックスの演奏も最高ですが、ビル・ウィザースのボーカルがこの曲にぴったり、フュージョンなどほとんど聞かなかった私も大好きで今でもよく聞く名曲です。
ビルボードのこの曲の表記を見ると、この週5月16日までArtistが「Grover Washington jr」のみでしたが、翌週の5月23日付のビルボードから「Grover Washington jr/Bill Withers」と表記が変わっています。ビル・ウィザースのボーカルの素晴らしさがヒットの要因だと認められたのでしょうか。


今週 先週 song / artist
1 5 BETTE DAVIS EYES / KIM CARNES
2 2 JUST THE TWO OF US / Grover Washington jr/BILL WITHERS
3 3 BEING WITH YOU / SMOKEY ROBINSON
4 4 ANGEL OF THE MORNING / JUICE NEWTON
5 1 MORNING TRAIN (NINE TO FIVE) / SHEENA EASTON
6 7 TAKE IT ON THE RUN / REO SPEEDWAGON
7 8 LIVING INSIDE MYSELF / GINO VANNELLI
8 9 SUKIYAKI / A TASTE OF HONEY
9 6 KISS ON MY LIST / DARYL HALL & JOHN OATES
10 12 TOO MUCH TIME ON MY HANDS / STYX
11 13 WATCHING THE WHEELS / JOHN LENNON
12 10 I CAN'T STAND IT / ERIC CLAPTON
13 16 SWEETHEART / FRANKE & THE KNOCKOUTS
14 21 STARS ON 45 / STARS ON 45
15 20 A WOMAN NEEDS LOVE / RAY PARKER JR. & RAYDIO
16 19 HOW 'BOUT US / CHAMPAIGN
17 17 AIN'T EVEN DONE WITH THE NIGHT / JOHN COUGAR
18 18 YOU BETTER YOU BET / WHO
19 22 I LOVE YOU / CLIMAX BLUES BAND
20 27 AMERICA / NEIL DIAMOND
21 23 I MISSED AGAIN / PHIL COLLINS
22 24 SAY YOU'LL BE MINE / CHRISTOPHER CROSS
23 25 WHAT ARE WE DOIN' IN LOVE / DOTTIE WEST
24 26 LOVE YOU LIKE I NEVER LOVED BEFORE / JOHN O'BANION
25 31 THIS LITTLE GIRL / GARY "U.S." BONDS
26 30 SINCE I DON'T HAVE YOU / DON MCLEAN
27 28 HOLD ON LOOSELY / 38 SPECIAL
28 29 SOMEBODY'S KNOCKIN' / TERRI GIBBS
29 11 HER TOWN TOO / J.D. SOUTHER & JAMES TAYLOR
30 32 FIND YOUR WAY BACK / JEFFERSON STARSHIP
31 14 RAPTURE / BLONDIE
32 39 AI NO CORRIDA / QUINCY JONES
33 38 JESSIE'S GIRL / RICK SPRINGFIELD
34 36 BLESSED ARE THE BELIEVERS / ANNE MURRAY
35 15 WHILE YOU SEE A CHANCE / STEVE WINWOOD
36 33 DON'T STAND SO CLOSE TO ME / POLICE
37 41 I LOVED 'EM EVERY ONE / T.G. SHEPPARD
38 67 YOU MAKE MY DREAMS / DARYL HALL & JOHN OATES
39 45 THE WAITING / TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS
40 48 WINNING / SANTANA
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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
星船さんへ (ミュウ)
2017-05-20 04:55:06
この曲大好きです。
よく、聴きました。抜群のセンスがある曲ですね。
単にAORと片付けられない素晴らしい味わいとアレンジの緻密さ。そして、サックスいいですねー。
大人の曲です。
Unknown (ローリングウエスト)
2017-05-20 06:25:53
ビル ウィザースといえばやはり「Just the two of us」ですが、あまりにもヒットし過ぎてAOR過ぎて・・、小生はやはり渋さが漂う「リーン・オン」が大好きです。この方の特集記事もいつかやらなければと思いつつ数年が経ってしまいました。こちらの記事も公開に向けて大いに参考にさせていただきます。
良い曲です。 (星船)
2017-05-21 22:31:14
ミュウさんこんばんは。
良い曲ですよね。私も大好きな曲です。
洗練されているというか、センスが良い曲というか、聴いてて心地よい、今聞いても古くない名曲ですね。
今でもよく聞きます。
ビル・ウイザース (星船)
2017-05-21 22:38:39
ローリングウエストさんこんばんは。
「リーン・オン」は72年の全米No.1ヒットですね。良い曲でした。
ビル・ウイザースはこの曲"Just the two of us"が大ヒットした時に知った人が多かったと思いますが「リーン・オン」は曲だけは知っている人が多かったのではないでしょうか。それだけ大ヒットでありスタンダードナンバーでもありました。偉大な歌手ですね。
Unknown (ローリングウエスト)
2017-05-22 06:18:43
ビートルズ「サージェント・ペッパーズ50周年」の記事を公開いたしました~!本日が記念盤の発売日ですね。
Unknown (めった)
2017-05-22 08:53:16
この曲好きだったのに、。職場の先輩によると、日本ではストリッ○劇場でよくかかっていた曲であるとのこと。そういえば深夜のお色気番組のBGM出かかっていたことも。。。雰囲気こわしてごめんなさい(^_^;)。
Unknown (星船)
2017-05-22 22:45:38
ローリングウエストさんこんばんは。
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」発表から50年経つのですね。50年経ってもその輝きを失わない、まさに歴史的名アルバムだと思います。
Unknown (星船)
2017-05-22 22:47:56
めったさんこんばんは。
この曲良い曲だったのですが…
まずは邦題が気に入らないですよね。日本での売られ方が「おしゃれな曲」ということが強調されすぎたような。それでもやっぱり名曲は名曲、今でもよく聞きます。
Unknown (ローリングウエスト)
2017-05-23 06:16:44
星船様、上記コメント間違いました!消して下さい。
貴殿がスターシップ様と同一人物だとは初めて知ってビックリです!星船様と好みの音楽とハンドルネームの付け方が似ているなあと思いつつ・・(笑)
貴殿が登山や城巡りや歴史旅をされていたとはビックリ!先程、貴殿の旅ブログにも足跡を残しお気に入り登録をさせて頂きました。こちらの記事もドンドン更新頂き情報交換をさせて頂きたくよろしくお願いいたします。
Unknown (星船)
2017-05-23 20:59:10
ローリングウエストさんこんばんは。
ローリングウエストさんのブログでは、洋楽はもとより、旅のブログも楽しみにしていたのです。まさか私の歴史旅のブログに訪問いただけるとは思ってもいませんでした。
これからも洋楽に加え、歴史旅での情報交換よろしくお願いします。
Unknown (ローリングウエスト)
2017-05-27 11:31:26
こうやってランクを眺めているとエリッククラプトン、 ジュースニュートン、シーナイーストン、グローバーワシントン、とトントンが溢れていますね。当時は社会人2年目で北海道室蘭の独身寮にいて、当時の音楽を沢山カセット録音してドライブを楽しんでいた事が懐かしいです。おっ星船様の大好きなジャフェーソンスターシップのFIND YOUR WAY BACKも頑張っていましたね~
1981年 (星船)
2017-05-28 18:50:56
ローリングウエストさんこんばんは。
ホントだ、トントン言ってますね^^
1981年といえば私は大学生、ちょっと雪国にいてラジオ関東やFENを聞くのが大変でした。雑音まみれの中でもそれでもあきらめず洋楽のラジオを聞いていましたよ。懐かしいころです。
ジェファーソンスターシップのFIND YOUR WAY BACK、この曲も雑音にめげず聞いていました^^
懐かしいです! (Toshi)
2017-06-07 23:17:08
こんばんは!
こちらの素晴らしいブログを拝読&拝聴し、いつも80年代を懐かしく思い出しております。
当時私はフュージョン&ジャズに熱中していましたが、この傑作で初めて、ビル・ウィザースを知ることになりました♪
そしてあの頃の邦題への違和感は、私も全くの同感です。
さすがに「クリスタル」はあまりにも軽率ですよね(笑)。
この続きは、次回の梅ヶ島で!
宜しくお願い致します。
フュージョン (星船)
2017-06-08 21:15:08
Toshiさんこんばんは。
こちらのブログにもコメントいただきましてありがとうございます。
この曲がヒットしたのは1981年、ちょうど大学生の時ですよね。この頃は北陸にいたのですが、酷い雑音交じりのなかで関東のラジオ局のFENやラジオ関東で新しい洋楽ヒットの情報を得て、FMでエアチェックして気に入ったアルバムを買いながら洋楽を聞いておりました。この曲がヒットするまではフュージョンはほとんど聞かなかったのですが、この曲はすごく気に入ってよく聞き、あわせてリー・リトナーやチャックマン・ジョーネなどのこの頃ヒットした他のフュージョンも聞くようになったのを思い出しました。
これからも懐かしい大学生の頃のヒット曲、順次紹介しますのでよろしくお願いします。

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