骨董屋 夢幻堂

昭和の金沢、まだ子供だったころのことを、折々に綴っています

子供の絵本

2017年04月24日 | 日記
今の若いお母さんたちは「ぐりとぐら」や「100万回生きた猫」のような絵本はよく子供たちに読み聞かせているようだが、昔あったような日本の絵本は、あまり見られなくなってしまった。
だからそんな話を知っているお父さんやお母さんたちも少なくなって、その子供たちも当然知らないままに大きくなっていく。

今では日本の昔話というと「浦島太郎」や「桃太郎」、あとはアニメの「日本昔話」が絵本にもなって頑張っているようだが、時代が変わったせいか、それともひそかに「発禁本」とでもされているのか、昔は当たり前のようにあった「曽我兄弟」や「万寿姫」のような話は全くと言っていいほど見られなくなってしまった。

どちらも苦労して親を助けたり仇討ちをしたりする話だから時代にそぐわないと言ってしまえばそんなものだが、「ほんとは怖いグリム童話」がいまだに読み継がれているのだから、日本の孝行物語もまた読み継がれていってほしいと思う。

先日若いお母さんと話をした際「安寿と厨子王」を知らない方も多かった。母と姉、弟の三人で旅をする途中「人さらい」に遭って売り飛ばされ、辛い仕打ちに耐える中で姉は何とか弟を逃がして入水、ようやく立派に成人した弟が姉を弔い盲目となった母を救い出すという話だから、確かに子供向けのほのぼのした話ではない。
でも小さいころからそういう話に触れてきた年代のせいか、世の中はただ甘いだけではないということを子供のころから自覚していたような気がする。

新しい絵本作家、童話作家の作品も素晴らしいと思うが、昔から続いた話もまた後世に残っていってほしいと思う。
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