ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始めいつのまにか、トライアスリートになってしまった私。

【STAP細胞論文の反響】難波先生より

2014-03-11 09:03:14 | 難波紘二先生
【STAP細胞論文の反響】
 「ネイチャー」電子版最新号のニュース欄をみると、2014年にもっとも多く読まれた論文の上位3本のうち、1位と2位はSTAP細胞についての論文だという。
 http://www.nature.com/nature/archive/category.html?code=archive_news
 この大評判になった2本の論文
 http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12968.html
 http://www.nature.com/nature/journal/v505/n7485/full/nature12969.html
 は、「科学における不正」疑惑が浮上したのち、同誌が異例の無料公開としたのでダウンロードして読む人が多かったのだろう。(もしネイチャー誌の調査が終わり「不正」と判定されると削除されるので、興味あるひとは今のうちに保存をお薦めする。)
 この間、STAP細胞について一貫して報道してきた、ネイチャーのD.シラノフスキ記者が3/5の理研チームによるプロトコル公開について、同日付で報じている。
http://blogs.nature.com/news/2014/03/acid-bath-stem-cell-team-releases-tip-sheet.html
 ここには
<But after the papers were published, they came under attack for a number of reasons, including the presence of duplicated images, an apparently plagiarized passage and the abnormal presentation of certain data. This led some commenters to question the validity of the results.>
 と、論文発表後に「画像の使い回し」、「文章の盗用」、「データの加工」といった疑惑が噴出したことが指摘されている。驚いたのはduplicated images,の箇所はカリフォルニア大のKnoepfler博士(ドイツ語発音かと思っていたが、KとPは発音せず「ノフラー」と発音するらしい)のブログに、plagiarized passage の箇所は日本語のブログにリンクされている。
 つまりネイチャー誌は世界中で提起されたSTAP細胞論文に対する批判を、言語に関わりなくひろく掌握しているらしい。「英語→日本語」翻訳ソフトだけでなく、各国語を英語に翻訳するソフトが開発されているのだろう。
 シラノフスキ記者は「画像の使い回し」、「文章の盗用」、「データの加工」という言葉を用いているが、それらは「論文に対する諸批判」の内容説明であって、彼の意見ではない。だからネイチャーの調査結果をこれから予測することは困難だ。ただ「画像の使い回し」、「データの加工」は過去の事例からみて、研究者が故意を否定し「単純なミスだった」と主張するかぎり捏造と証明するのは困難だろう。
 その点200語近くにおよぶ他論文の逐語的にコピーしている事実と原論文への引用を避け、他論文を引用している点は客観的に証明でき、これだけで「盗用」と判定できるだろう。これを同誌が最終的な調査報告でどう判定するか注目したい。
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