ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始め、いつのまにかトライアスリートになってしまった私。

【府立医大事件の構造2】難波先生より

2017-02-20 17:04:28 | 難波紘二先生
【府立医大事件の構造2】
 前号に「どうも事件の主役は吉川敏一学長(69)ではないか、と思えてきた。2011/4に第1期学長(任期3年)に就任。この1月に再々選が決まり、4月から第3期目に入る予定だったという。単科大学だから総合大学なら「学部長」だが、なりたい教授はたくさんいる。選挙がらみで中傷やチクリも出る。だが有力な暴力団組長がバックにいれば、反対派の動きを押さえることができるだろう。どうやら真相はこのあたりに収斂しそうだ。」と書いた。

 その後2/19「産経」が「学長が(祇園の御茶屋で)組幹部と数回会食」「費用は武田病院持ち」と報じた。
 医師専用ブログM3には府立医大OBからの告発が相次いでいる。これもその一つだろう。
<(吉川氏は)第一内科の教授まで上り詰めました。ここまでは何とか理解できますが、その後の第三内科教授に横滑り、さらには学則を変えての3期目の学長、やりたいほうだいで府立医大を私物化しているとか思えません。今回の事件で吉川学長退陣は確実ですが、増田ー近藤ー吉川(という内科教授)の悪しき流れを断ち切り新しい府立医大に生まれ変わることを切に願っています。>
 任期中にトップの任期に関する規則・法律を変えて権力の座に居座るのは、独裁者がよく用いる手だが、まさか京都府立医大が新たに「三選制」を導入したとは思わなかった。これを実現するには反対派を押さえつけるだけの実績ないし圧力が必要だ。吉川学長時代に、降圧剤データ不正論文事件、精神科認定医不正取得事件が起きているから、前者は考えられない。
 すると「暴力団組長との関係をPRして教授会の反対派への圧力」という線しか残らないだろう。臨床腎移植学会の吉村理事長は現在病院長で副学長だが、不祥事が起こった講座の責任者だから、仮に学長辞任・再選挙となっても学長候補にはなれないだろう。
 だいたい行く末も見えてきたから、余計な講釈はこれでやめ、京都府警の捜査とメディアの調査報道を見守りたい。後は念願の「修復腎移植」公認にむけて、全力を注入したい。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-02-25 03:23:04
昨年12月に、京都府公立大学法人から、

『平成28年12月20日付けで「京都府立医科大学学長及び京都府立大学学長の任期を定める規程」を廃止し、新たに「京都府立医科大学学長の任期を定める規程」及び「京都府立大学学長の任期を定める規程」を制定しましたのでお知らせします。』
というお知らせが出ていました。

府立大は再選までを認めるのに対して、府立医大は3選まで認めています。

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