ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始めいつのまにか、トライアスリートになってしまった私。

【書き込みを読んで】難波先生より

2014-06-19 16:22:19 | 難波紘二先生
【書き込みを読んで】
 「武田ブログ」にこういう書き込みがあった。
1) <Unknown (Unknown) 2014-06-17 13:47
理研本部は精査しない方針のようですが、CDBはES細胞のバイアルを発見してgenotypeを調べたりしています。CDBの中にも骨のある人はいるようです。
(中略)
シェーン事件では、共著者の責任については結論が出されずじまいでした。3大捏造の1つになるであろう今回の事件で、なんらかの共通認識や公的な見解が示される事はあるのでしょうか? 難波先生のご見解やいかに?>
 私は今回の事件から学ぶべき最大の教訓は、前から述べているように、「日本版ORI(研究公正局)」の設立だと思う。さもないとまた同じような事件が繰り返されるだろう。降圧剤「ディオバン」のデータ改ざん事件も、ORIがあれば防げたはずだ。米ORIの仕事は内部、外部を問わず「不正の告発」を受け付けるところにある。その大部分は疑惑の内容を施設長に電話連絡することで解決するそうだ。ORIが公式に調査に乗り出すのは5%程度のよほど悪質な事例だと記憶している。
 膨大なお金が投じられ、論文至上主義が横行するところ、「立身出世主義者」は研究不正に手を染めがちだ。一連の報道や2Chの書き込みを見ても、「ORIの必要性」の議論は少なく、「研究費を返せ」とか「奨学金を返せ」というような議論が多いのを残念に思う。
 個人の責任についていうなら、小保方は懲戒解雇、笹井は諭旨免職、他はそれなりの処分が妥当だろう。若山氏には「連絡著者」としての責任があるが、事件解明に自ら努力したので、その点は評価し自分の処分は自分で決めたらよいだろう。山梨大は「調査委」を立ち上げていないので、大学による処分はないと思う。

2) <Unknown (Unknown) 2014-06-17 13:58
知識の積み重ね、という言葉、しっくりきました。
なんとなく、ポアンカレの言葉を思い出しました。
「Science is built up with facts, as a house is with stones. But a collection of facts is no more a science than a heap of stones is a house.」
「石を積み重ねて家を建てるように、事実を積み重ねて科学は作られる。しかし、石ころの山が家にならないのと同じように、事実の寄せ集めは科学とは呼べない。」(拙訳)
知識の寄せ集めは教養とは呼べない。>
 ポアンカレはフランスの数学者で専門以外に『科学と方法』、『科学者と詩人』(ともに岩波文庫)などの著作がありますが、出典は何でしょう? と書いたところで、この英文をGoogle検索したら、WikiQuoteというサイトがあり、『科学と仮説』からだとわかった。
 http://www.goodreads.com/quotes/4065-science-is-built-up-of-facts-as-a-house-is
 これではもう「オックスフォード引用句辞典」は不要になるな…。
 原文はフランス語なので、引用するならフランス語で引用し、岩波文庫『科学と仮説』から和訳を示してほしかった…。

 ポアンカレ『科学と仮説』(岩波文庫, 1938)には索引がついているので、「事実」を引くとp.171に該当箇所がある。第9章「物理学における仮説」の箇所だ。河野伊三郎訳はこうなっている。
「人が事実を用いて科学を作るのは、石を用いて家を造るようなものである。事実の集積が科学でないことは、石の集積が家でないのと同様である。」
 これは典型的な岩波文で、たぶん英訳の方が優れていると思いました。わかりやすい喩えですね。原本は1902年に出版されていますが、すでに「ニュートン力学」と「熱力学」の間に矛盾があることを論じているから、大したものです。ご教示を感謝します。
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17 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-06-19 17:43:42
難波先生はお人好しですね。この人達はハッキングをして、自分達に都合の悪い意見を書き込む人にいやがらせをしているんですよ。「酒井さん」グループです。今まで竹市さんと一緒にやって来たのに
いまは竹市さんに責任を押し付けています。みんな同じ穴の狢です。
感謝 (両方のコメントの主)
2014-06-19 22:32:52
丁寧なお言葉に感謝します。

ポアンカレの文章は、原文がフランス語であることは確認しましたが、私がフランス語を全く解さないので、仕方なく英訳を載せました。

現在、米国に滞在中のため、邦訳の入手もままなりません。無念。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 05:57:28
米国のどちらにお住まいですか?子供がボルティモアにいます。治安が悪いので心配ですが、あなた様のお住まいの所はどうですか?
野依理事長 (アノニマス)
2014-06-20 08:51:50
昨夜、NHKが、野依理事長、小保方さん懲戒解雇に消極的と報じています。解雇してしまうと検証実験に小保方氏が参加することが難しくなるからだとのことです。
一方サンケイでは、武市氏がSTAP細胞の結論はまだ早いと語ったと報じています。
一体この人達は、今回の不正事件をどう考えているのでしょうか?日本の科学技術に対する信頼が世界中で失墜しているという危機感がまるでなく、他人事のようです。
論文不正疑惑が持ち上がったときの初動対応の遅さ、論文を取下げたら、論文の精査をしないというおかしな対応、これらが、事態をますます混迷させ、組織の問題を明らかにして、改革委員会からCDBの解体を突き付けられるという事態を招いているというのに。
今後、日本の科学界が世界から信頼を取り戻すためには、論文や研究の不正を精査し、何が行われたのかを明らかにし、不正は断固許さないという態度を示すことがスタートになるはずです。その上でこのような不正を許さない改革が必要だと思います。科学的に否定された論文の検証にこだわるよりも先にやるべきことでしょう。
このままでは、日本の科学界は終わってしまいます。
失礼しました (アノニマス)
2014-06-20 08:59:38
訂正です。

科学的に否定された論文の検証⇒検証実験(STAP細胞の再現)の誤りです。
ゴメンナサイ。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 09:09:27
米国でもNHKや産経はチェック!
Unknown (Unknown)
2014-06-20 09:42:37
野依理事長の記事と竹市センターのインタビューの読んで脱力しました。

研究不正の処分も出勤停止などの軽いものになるのでしょう。
国内の世論さえ納得させれば良いと考えてるのでは?と思います。
私は、素人ですが科学者の方に評価活用、研究してもらえないと
何も意味がないのではないか?と思います。
もう一度小保方さんを加えて再現実験をしてどのような解析にも耐えうる結果(細胞)を
CDBの優秀な科学者の方達(一部)ので作りあげてゆくのか。
スタップ細胞再現成功の報道がない事を祈るばかりです。
拙い文章で失礼しました。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:04:09
「理研」三銃士?胡散臭い。邪魔な笹井氏がいなくなるのを心待ちにしていたのに、今度は解体論まで出てしまい、「理研の中にも骨のある人物がいる」と、世論に訴えるため、自分達の立場を悪くするものに嫌がらせをする。今まで竹市氏と一蓮托生だったのに、都合が悪くなると竹市氏を悪者にする。理研改め利権の人達は同じ穴の狢と思わせる行動を自分達がとっていることにも気づかない。どんなに屁理屈をつけても「欲」の塊集団であることは明白。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:05:11
科学界だけでなく、社会に悪影響を及ぼすものと思われます。

職場や不正が発覚したとたん、弁護士を雇って抵抗し、仮病を使って病院に逃げ込んでいつまでもゴネる輩が続出するでしょう。恐ろしいモラルハザートだ。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:07:47
野依氏、竹市氏は、自分がいた時期に、世界3大研究不正の1つが起こった事実を何とか揉み消したいのでしょう。

竹市氏、笹井氏は、ゆくゆくはノーベル賞と言われただけあって、火消しに躍起になっているのでしょう
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:31:05
モラルハザードというのは、ハッキングをして、ブログに書き込む人に嫌がらせをすることです。
Unknown (両方のコメントの主)
2014-06-20 10:32:04
アノニマスさんのご意見、いつも頷きつつ拝読しております。

このまま理研がが自浄作用を発揮できず、せっかく先人たちの築き上げてきた日本の科学に対する確固たる信頼が失われるなら、正直にいって日本に戻る気が失せてしまいます。

小保方氏に再現実験への参加を許すなら、論文の各データが作成された経緯について詳らかにすることが絶対条件であるべきです。多くの証拠が、STAP細胞とSTAP幹細胞は、既存のES細胞を用いて捏造されたことを示唆しています。現時点で解明を行っておかないと、再現実験が「Oct4陽性かくにん、よかった」「テラトーマできず(現段階はテラトーマは計画にありませんが、入れるべきという意見あり)」「キメラ失敗」という結果に終わった時に、「勘違いでした」でうやむやにすまされてしまう事を危惧します。

理研組織が新生されて、今20代の若き優秀な研究者が集まる良い組織ができるなら、その立ち上げに微力ながら尽力したいと夢見ております。

※ 私の個人情報を聞き出そうとするような書込みが見られますが、私の居住地域は非常に治安がよく、安心して生活しております。ご心配なく。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:32:22
ノーベル賞はモンドセレクション金賞以下です。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 10:35:30
要するに邪魔者は消えて欲しいが、理研は残して欲しい。回りくどいね。
崖っぷち (アノニマス)
2014-06-20 12:43:54
米国に滞在のUnknownさん、ありがとうございます。私も同じ考えです。
今、理研自体が研究機関として崖っぷちに立たされていると思います。
もし、この不正事件の対応を誤ると、信頼は失墜したままになり、論文に“Riken“ “Japan“と書かれいるだけで信頼をされずrejectされてしまうようになると思います。このような状態が長く続いてしまうと、次代を担う多くの優秀な若手研究者の未来を潰してしまうことになります。
私がこの問題に関心を持ち続けているのも、まさにこの点からなのです。
まだ間に合うと思いますし、それこそ対応を誤ったら、武市氏や笹井氏もノーベル賞の話どころではなくなると思うのですが。
理研には、ぜひきっちりと対応して欲しいと願うぱかりです。
Unknown (Unknown)
2014-06-20 18:18:01
今迄は何もしなくてもその名前だけで多額の研究費がおりていた組織も、予算の獲得に形振り構わず、遂に「不正論文」まで使ってお金を貰おうとしています。大きな組織の中には不心得者もいるでしょう。理研に限らず何処にでも起こることです。しかし、だかといって理研の今回の問題が許されるわけではありません。特に「世界三大不正論文」と言われていることの認識が足りません。内部にいて、忸怩たる思いをしている人のいることも分かります。私も嘗て大学の研究室に勤めていました。何故か急に、よその研究室のロッカーが私の研究室に置いてあったりしますと、監査の日だということが有りました。厚生省の情報が筒抜けでしたから。大きな予算が付くと使いこなすのに大変です。笹井さんも多額の研究費の使い道を考えられたのでしょう。他にも許せない事があり、内部告発しましたが、何も変わらず職場を去りました。例え自分が正しいと思っても、卑怯な手段を使ってはいけません。不正なやり方では不正研究している人達と同じになります。
Unknown (Unknown)
2014-06-27 22:22:03
なんか、Dr.CKD とAK の書き込みを思い出すな。お互いに褒めあってたけど、馬脚をあらわして退散。

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