ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始めいつのまにか、トライアスリートになってしまった私。

3-24-2014鹿鳴荘便り/難波先生より

2014-03-25 05:43:03 | 難波紘二先生
 3連休の最終にあたる日曜日は、家内のレストラン「サンサーラ」は昼食のお客が大賑わいで、アラカルトでなくコース料理が飛ぶように出て,夜の食材が切れた。「それで夜は臨時に休業した」と家内が夕方6時半頃戻ってきていう。
 金婚の記念に食事に訪れた一家もあるそうだ。

「そりゃきっと消費税が上がる前に、美味しいものを食べておこう、という気持ちもあると思うよ」、と答えてこっちも仕事を打ち切り、7時前に東広島に食事に出た。



 西高屋の定点観測している書店、広文舘に寄り週刊誌の棚と新刊書をチェック。「週刊文春」は売り切れ、「週刊新潮」は残っているがSTAP細胞問題には力が入っていない。久しぶりに「中央公論」を買った。http://www.chuokoron.jp/newest_issue/

 読むのは米本昌平「STAP細胞が我々に突きつけるもの」という8頁の論文だが、これで900円はちと高い。新書の瀬木比呂志「絶望の裁判所」(講談社現代新書)は書棚にない。「中国」の書評欄ベストセラーでは、東京4位、広島6位になっているのに…



 他に買う本がなく、雑誌だけを手にカウンターに並んだ。前に1人女子学生がいた。隣にメタボの店長がいるのに、気づかないふりをしている。私に応対するとまた店の欠点を指摘されるから嫌なのだろう。もうこの店もご臨終が近い。



 隣の食料品スーパーで焼酎2パックと各種おつまみを買い、車で陸橋を渡って市街地の別の書店「啓文社」に行った。ここも入口の平棚に探す本が置かれておらず、店員にいって出して来てもらった。この店も「新書コーナー」が広い売り場の左手奥に配置されており、探しにくい。東広島市でまともな書店は個人経営の「森書店」だけだが、ここは点数が少ない。




 本屋はどんどん大型化するが、人材がおらず、どの店も陳列に哲学がない。品数が多ければ売れるという商品ではないのに。




 いつものCOCO’Sに行ったが、延々と待たされた。喫煙席が平日の1/3に減っているのと、家族連れが多いのが原因だろう。




 待つ間に米本論文を読んだが、これはとんでもない代物だ。

 タイトルが「STAP細胞発見が我々に突きつけるもの」で、冒頭にある「日本の報道は、すべて落第点をつけるほかない」というメディアに対する大糾弾は、誤報を批判したものでなく、「STAP細胞発見の意義を理解できなかった」ことに向けられている。




 その割には、1.「細胞はDNAの指令によって変わるもの、という分子生物学成立以来の生命科学の基本了解を、いともあっさりと崩してしまった」、2.「哺乳類など進化が進んだ生物では、いったんそれぞれの組織に分化した細胞は、それ以外のさまざまな体細胞に変換する能力(多能性)を取り戻すことはできない…、それをたいへん簡単な方法で、体細胞が発生初期の状態に戻ることを示して見せた」、と手放しで小保方論文を信じている。



 つまり、冒頭の批判は「STAP細胞発見の画期的意義を理解できない」メディアに向けられている。これは悲惨なことになったものだ。

 米本氏の肩書きは「科学技術文明研究所・所長」から「東京大学客員教授」に変わっている。ところが、東大「先端科学技術研究センター」HPを見ると、「現在在籍していません」とある。肩書詐称か?

 http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/people/staff-yonemoto_shohei.html

 小保方論文の重大な自己矛盾は「体細胞のマーカーとして使ったTCR遺伝子の再構成が、幹細胞になると消えてしまう」という点にあるのだが、米本氏はそのことに気づいていないようだ。




 佐倉統氏(元東大理学部教授、進化生物学、現肩書は「科学技術社会論研究者」とある)が、「時評2014:佐村河内騒動とお菓子のおまけ」と題して、「広島生まれの被曝二世で完全に耳が聞こえず…」と佐村河内のウリだった部分を批判している。もっともです。広島県の住民として恥ずかしい。(添付のメルマガにある、セーヤンの一文をお読み下さい。)



 9時頃になってやっと席にありつけ、「そうか消費税も上がるか…」と家内も私も一番高そうなものを食った。私は「フォアグラと鴨肉」を注文したが、焼いた鴨肉は少し硬かった。家内が「うちの古川シェフは鴨肉を美味しく焼くけどね…」といいながら、より軟らかいチキンと交換してくれた。私の入れ歯には、ビーフハンバーグぐらいが適している。



 「絶望の裁判所」は長年裁判官だった著者が、2012年明治大学教授に転じた後に書いたもので買ったものは2014/2刊の初版だ。文章はちと固いが、体験に基づいているだけに内容は説得力がある。お薦めの一冊です。




 STAP細胞については「週刊文春」から電話があり、理研の責任とか日本版NIHの問題とか、日本版ORIの問題について意見を求められた。次号でさらに第2弾を組むそうだ。

 「The Deer Cry House(鹿鳴荘)」の住人にはそういうことはよくわからない。




 東京には沢山、知識や情報をお持ちの方がおられるので、医療ガバナンスが専門の上昌弘先生やその他の方にお聞きしてほしいと強調しておきました。

 上先生をはじめ、皆さんよろしくお願いします。
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