ある宇和島市議会議員のトレーニング

阪神大震災支援で動きの悪い体に気づいてトレーニングを始めいつのまにか、トライアスリートになってしまった私。

【小保方時限爆弾】難波先生より

2015-09-14 12:11:19 | 難波紘二先生
【小保方時限爆弾】
 <Unknown(Unknown)>という奴が「クソ蠅」みたいにまとわりついて五月蠅い。大方、理研の回し者だろう。9/7のメルマガに「小保方時限爆弾」説を書いたら、京大理学部卒のM先生から「根拠もなしに西川テロ」説を唱えるな、という苦言を受けた。
 科学においては、複雑な現象をもっとも単純に説明できる理論を「仮説」として受けいれる。決定的な反証が出てきた時に、その仮説は崩壊して新たな仮説(パラダイム)に移行する。
 9/7のメルマガの3.【エンブレム騒動】に京大名誉教授西川伸一(当時理研CDB特別顧問)が、2014/1/30に発表した文章を紹介した。
http://aasj.jp/news/watch/1069

 TCRの遺伝子再構成後に、再構成(-)の対立遺伝子が排除されることは、以下の論文要約の文献5にある。2008年にはトップ研究者の常識になっていた。
http://www.astellas.com/jp/byoutai/other/reports_h20/pdf/301.pdf
 「TCR遺伝子を再構成したT細胞だけをマウスの脾臓からとりだし、それからSTAP細胞を作れたら、間違いなく分化した体細胞が初期化したことの証明になる」と小保方に研究指導したのが西川氏だ。
 2014/1/30の「AASJ」のHPにある西川氏の文章に、2014/6/13に「フジタ・キンヤ」がコメントを寄せ「小保方さんは先生が理研にすえつけた時限爆弾だったことがはっきりしてきています」と書いたのは事実だ。

 ただ西川さんは、これには唯一「返事」を書いていない。
 彼は2013/8/1にNPO法人AASJを立ち上げ、理事長に就任している。この時点でもう理研とはかかわりたくないと思っていたのではないか?
 神戸新聞は、2014/4〜1024/6の辞任まで「月額10万円の顧問料」を理研からもらっていた、と報じている。しかし会社の顧問弁護士など月額10万円というのはザラだし、電話やメールで相談をうけるだけの「特別顧問」という西川さんの場合も、10万円の月額報酬はごく普通だろう。今も顧問を勤める「JT生命誌館」はたぶんもっと出しているだろう。

 「時限爆弾」というのは、CDB副所長であった2012/4に小保方の話を聞き、特別採用に積極的に動いたという意味である。
 若山氏は2012/3に理研から山梨大に移っているから、もうこの時はキメラマウスを作成する技術は理研CDBにはなかったはずだ。

 西川さんはこれ以後に、小保方にTCR遺伝子再構成のあるマウスT細胞を用いてSTAP細胞を作成するというアイデアを出したはずだ。(但し論文作成にはタッチしていない。)
 2012/4〜12という短期間にどうして小保方がPCRやサザンブロットの技術を習得し、STAP細胞・幹細胞に関する遺伝子電気泳動のデータを出せたか不思議である。「STAP論文」をネイチャー誌が受理したのは/2013/12のことである。その後、丹羽は、2013/1にSTAP幹細胞に「TCR遺伝子再構成がない」という矛盾に気付いている。この認識は「小保方、笹井、丹羽の間で共有された」と「理研改革委員会提言」は注3で述べている。それなのに論文作成に突っ走ったのは、CDBの組織ぐるみの不正だといえよう。
 もうひとつ不審なのは「理研改革委員会提言」
http://www3.riken.jp/stap/j/d7document15.pdf
では西川については、ほとんど触れず、彼の2014/1/30付AASJの「酸浴による体細胞リプログラミング」という玉虫色の文章
http://aasj.jp/news/watch/1069
にリンクが貼られていることだ。(「提言」P.17,注1)

<*1 STAP 研究はハーバード大学/ブリガム病院側からの依頼を受けて始まった国際的共同研
究であり、リプログラミングの作業は小保方氏、キメラ作成は若山氏と分担が決まってい
た。得られたキメラマウスの解析とテラトーマ作成、解析も小保方氏が担当していた。2012
年 4 月に作成された論文は、小保方氏、Vacanti 氏が執筆し、Vacanti 氏を corresponding
author(責任著者)として投稿された。
西川氏の関与については http://aasj.jp/news/watch/1069 を参照。>とあるのみだ。

 これはある種の「司法取引」の結果だという印象を受ける。西川さんはすべてのメール交信を「改革委員会」に提出している。しかも2014/4に理研とかわした「特別顧問契約書」には「顧問契約は申し出によりいつでも解消できる」という一項が入っていた。つまり西川氏は理研が自滅するのをあらかじめ予知していた、とも考えられる。これは西川さんがあらかじめ弁護士と相談して、わざとこの1項を入れた可能性がある。
 しかも「責任を追及された4人」のなかで真っ先に辞表を提出している。4人とは1)小保方本人、2)論文作成者の笹井、2)竹市CDBセンター長、3)西川前CDB副センター長、4)相澤(同)である。
 西川さんに「悪意」があったのか、「正義感」があったのかは、今のデータではなんともいえないが、結果的に非常に合理的に行動したことは事実だ。
 今のところ「小保方時限爆弾説」は合理的な仮説だといえよう。
 「免疫遺伝子を再構成した体細胞が、初期化されて万能幹細胞になる」というのがSTAP論文のミソであり、だから1/30の「理研発表」は「がん遺伝子を外部から導入したiPS細胞より優れている」と広報し、メディアのバカ記者どもがそれにすっかり載せられて翼賛報道をしたのである。小保方の「ケビン・コスナーになる」と公言していた笹井は、丹羽から真実を知らされても、「TCR遺伝子の再構成があるSTAP細胞が,培養の仮定で選択が起こり、再構成のないSTAP幹細胞になった」と信じこんで「コペルニクス的発見」と誇大発表して、墓穴を掘った。これが問題の「ネイチャー論文」だ。(写真3)

 (写真3)
本文18ページの大論文で、2頁めに「パネルi」という遺伝子電気泳動の写真がある。(写真4)

(写真4)
 左が「ネイチャー論文」に掲載されているもの。右は「ノフラーブログ」か「11次元ブログ」で暴露されたもので、「ネイチャー」電子版にある同じ写真(左)の明度を上げたもの。
レーン3が隣り合うレーン2,3と明瞭な境界をもっており、「はめ込み画像」だと素人でもわかる。つまり「捏造」の動かぬ証拠だ。
 矢印(GL)はTCR免疫遺伝子の再構成がないES細胞、線維芽細胞(Fibroblasts)ではGL(Germ Line=胚細胞ライン)の位置に白く幅の広いバンドが認められる。ところがCD45+でソート(選別)されたマウス脾臓のTリンパ球(Lymphocyte)(レーン3)にはこれがまったくない。
それが「酸性浴」をさせた後、培養して7日目に「Oct4-GFP」という蛍光が陽性になる細胞を集めて、遺伝子再構成を解析すると、レーン3では陰性であったGLのバンドがレーン4では強陽性に、レーン5では弱陽性に出現し、TCR遺伝子のGLへの初期化が起こった(つまり幹細胞に戻った)という証拠として用いられている。
 この現象はTCR遺伝子遺伝子再構成のない大食細胞がCD45+のT細胞を食った状態でDNA抽出を行ったとすれば、完全に説明がつく。うっすらと見えるGLのバンドは、大食細胞(マクロファージ)由来の遺伝子である。事実、小保方は死にかけて自家蛍光を発するT細胞がマクロファージに食われて集塊をなす現象を、「STAP細胞が集塊を作り「Oct4-GFP」+なると錯覚していた。顕微鏡の使い方も知らない女だから、当たり前のことだろう。
 どう考えても、西川さんは小保方に不可能な実験をさせて、自滅するように仕掛けたと考える方に合理性がある。小保方が自爆すれば、理研CDBが崩壊することくらい、わかっていただろう。「Unknown(Unknown)」がTCR遺伝子再構成の問題を無視しようというのは、よっぽどの「バカ」か、さもなければ、京大理学部出身者で理研とつながりのある人物だろう。「早稲田理工学部卒」には、「毎日」の須田桃子記者のレベルを見れば、Unknownほどの生物学の知識はないであろう。もうこの件は、これで願い下げにしたいものだ。
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Unknown (Unknown)
2015-09-14 22:26:12
「若山氏は2012/3に理研から山梨大に移っているから、もうこの時はキメラマウスを作成する技術は理研CDBにはなかったはずだ。」
「2012/4~12という短期間にどうして小保方がPCRやサザンブロットの技術を習得し」

こういう事実誤認をどうどうと書いているから指摘を受けるんだと思う。
そもそも、サザンのデータなどSTAP論文にない。PCRなんか、一週間もあればできるようになるよ。

五月蝿いかも知れないが、ナンバ先生は(昔の病理医だから仕方ないが)PCRについてあんまりご存じないようだから、書いておく。PCRは短い断片の方が効率よく増幅できる。酸処理前のサンプルには大量のT細胞(一部はGLを持つ)とコンタミ細胞が混じっていたと仮定すると、GLより組みかえバンドの方が短いから組みかえバンドの方がよく増幅されて、サイクルが終了した時にはGLは検出限界を下回り、組みかえバンドのみが見えた、と考えられる。バンドがまったく見えなくても、GLを持つ細胞がないことを示すわけではない。酸処理7日後のサンプルでは、T細胞が優先的に死滅したと仮定すると(実際、T細胞はストレスに弱い)、GLを持つ細胞の割合が増えるので、GLが検出された。
上記の仮定に従えば、GLが「復活」した、などという荒唐無稽な主張を持ち出さずとも解釈が可能。実際、笹井氏やレビューアはそのような解釈をしたはず。不可逆なGLの復活なんて、生物を生業にするものは考えも及ばないくらい最後に採択する仮説であり、PCRのかかりやすさで考える方がよほど妥当だ。

STAP論文の主張は、「元々全能性を保っている細胞が死なずに生き残っただけで、初期化には成功していないんじゃないの?」という疑問に対して、初期化して全能性を持つ細胞が組みかえバンドを持つ事を示す事により、T細胞(完全に分化した細胞)からの多能性細胞が作出できた証拠としたわけであり、「GLへの初期化が起こった」ことを初期化の根拠にはしていない。よく、読み返してほしい。

実情が、ゲル切り貼り等の捏造により本来の論文の主張が支持されないことはおっしゃる通り。死にかけ細胞の誤認もおっしゃる通り。西川さんは、実情をご存じなく、単に「初期化の主張を証明するにはT細胞を使ったら完全分化細胞が初期化できたことになるよ」とアドバイスしただけじゃないかな、たぶん。
Unknown (Unknown)
2015-09-14 22:29:43
そうそう、ケビン・コスナーは、就任の挨拶かなにかで、監督も俳優もやる、っていう文脈で言った言葉らしいよ。一人歩きしているけど。
もっと名演技を見たかった。
Unknown (Unknown)
2015-09-16 12:51:11
早稲田の学長のゆううつ
小保方(仮)博士号の猶予期限そろそろか。。
すぱーっと、学位取り消し決定にするのか?
しらーっと、学位維持にするのか?
そもそも小保方の再指導・再教育はどこで、だれが?
再提出した博士論文を公開できるのか?



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