元杜重工

*あつめたりつくったり* 過去資料整理中
鉄道・船・マンホールの写真と艦船プラモデル・電子工作も少々

大鷹プロジェクト始動

2017年05月07日 | プラモデル
GWということでお店をぶらぶら。こんなものを見つけてしまったので(存在は前から知っていたけど)買ってみました。


タミヤのミニ水中モーター。箱絵に戦艦が描かれている通り、1/700のウォータラインのプラモデルの船底に吸盤で取り付けられるようになっているモーター。作った模型がお風呂で動くぞというわけだ。しかし舵は一定の角度に調整可能とはいうもののON/OFFしかないので風呂場をぐるぐるさせることが一般庶民の限度。もうちょっと何かいじれないかなあと考えたわけだ。

そこで以前テレビリモコンの赤外線パターンを調べて赤外線センサとPICマイコンでリモコン照明を作ったことを応用して、船を遠隔操作できないかとかいうことを思いついてしまった。艦船プラモデルのRC化に挑戦と言えばかっこいいが、フルハル1/350が主流の中で風呂場でちょこっと泳がす程度の小型簡易なものになりそう。操舵は無理だな。コントローラは、当面はテレビリモコンだし。フルハルでないメリットはモータ部分を取り外して別の船に使いまわせることかも。ともかく趣味として暇つぶしとしてはちょうどよいのでやってみようじゃないか。

先ごろ竣工した「足柄」を今更改造するわけにもいかないしちょうど良さそうな船を探しにヨドバシを散策。条件としては
・全幅は大きめ、全長は短め(幅がないと機器が積めないが、大きすぎると風呂が相対的に狭くなる)
・高い乾舷(機器搭載のため)
・甲板がすっきり(内部機器アクセスのため)
・お値段抑え目(失敗した時を考えると…)

この間まで次は大淀かなとか言っていたけどいくら大柄な軽巡でも無理そう。空母は大きすぎるし、思い切ってイージス艦?などと思っていたところで彼女を発見。


アオシマ1/700航空母艦「大鷹」(たいよう)
オリジナルのスペックはこんな感じ(ソースはウィキペディア)
全長:180.24m(260.67m)
全幅:23.7m(31.32m)
深さ:23.5m
喫水:8m(8.7m)
速力:21kt(31.2kt)
カッコ内はかの有名な空母赤城のもの。比較するとこんなに小さい。それもそのはずで大鷹は商船改造空母。もともと日本郵船の貨客船春日丸として建造されるも進水時には空母の姿となってしまっていたというちょっと異色の艦船。鷹の字が付く船は同様の商船改造空母らしいがその第一号。実戦ではあまり役には立たなかったが、裏方として航空機や物資、人員の輸送に活躍した。
キットとしては空母という割には部品数が少なく、細かいパーツもほぼないため組み立ては比較的容易そう。船体内部も広くいろいろ積められそう。艦橋が甲板下にあるのもポイント。

このあと電子部品をいろいろ揃えて製作を開始したけど、その話はまた次回。はたして航行する大鷹をご覧にいれられるかどうか…。