元町映画合評会

神戸「元町映画館」周辺に集う映画ファンの合評会です。神戸各劇場で上映された話題作について、みんなで話し合いましょう。

12月の合評会は15日(日)です。

2013-12-13 22:52:29 | 日記

この「元町映画合評会」、いろいろ無い知恵を絞って、今後安定して続けていくためにはやはり「元町映画館」の行事として、スタッフの皆さんのご協力を得てやっていくのがいいだろう、ということになりました。

ネーミングも、いろいろみんなで考えたのですが、あまり凝っても何の集まりだかわからなくなるので、少し漢字を減らして「元町シネクラブ」ということになりました。告知も、映画館のブログのほうで「少し」華やかに、アクセシブルな場所においてもらうことになりました。
 ⇒ http://motoei.blog.fc2.com/blog-entry-439.html

ここでの告知も今回でおしまいにしますので、ブックマーク、「MOTOEI BLOG」に変更してください。

12月15日(日)、13時半から15時(くらい)まで。
「元町映画館」二階、(通称)「黒の小部屋」にて。
会場費・お茶代 200円
今回のお題は「ブッダマウンテン」「ジンジャーの朝」「眠れる美女」




合評会を(ようやく)再開します!

2013-10-20 21:59:26 | 日記
すみません、いろいろあって遅くなってしまいましたが、「元町映画合評会」、ようやく再開できることになりました。

ネーミングは、これじゃ敷居が高そうとか、実態にそぐわないとか、いろいろご意見も頂いているので、昨今の「時代の雰囲気」にあわせて、もう少し「ゆるめ」に変わるかもしれません。

そういった「カタチ」が決まるのを待っていてもますます遅くなっちゃうので、とにかく始めてみましょう。

11月は17日(日)、13:30~15:00

話題にする作品は、「楽園からの旅人」(11月8日まで元町映画館で上映中)と、「椿姫ができるまで」(11月9日から29日まで元町映画館で)。そのほか、当日参加者の見ている作品で、最近神戸市内の映画館で上映されたもの。

場所は元町映画館の二階に今年オープンした(シンプル・イズ・ビューティフルな)多目的スペース「黒の小部屋」。



会場費・お茶代200円。

お問い合わせは、さしあたり(映画館チケットボックスの対応準備が整うまで)、こちら yjgxn323@ybb.ne.jp 堀 のほうへ。

さて、今度こそ、ゆっくりとでも続けていけますように、ご支援・ご参加、よろしくお願いします。


再開準備中

2013-02-15 22:46:41 | 日記
「元町映画合評会」、再開準備中です。

もう少し待ちながら、ときどき覗きに来てください。

あ、お問い合わせ、もしあれば、直接メールください。

yjgxn323あっとybb.ne.jp


6月の合評会、お話のまとめ。

2012-06-18 18:56:59 | 日記
まあ、ほそぼそ&休み休みでも、その時々の話題作についての感想を記録に残していきたいと思います。

「元町映画合評会」は、とくに「元町映画館」の仕事でやっているわけではない「周辺の常連」の集まりなので、「元町映画館」以外の上映作品が話題になることもあり、「元町映画館」支配人さんスタッフさん一押しの作品がけなされちゃうことも、もちろんあったりする、かもしれません。

で、

「レイトオータム」

・昔見た「岸恵子版」だと、女性の刑務官がずっと付き添っていたりしたんですが、それが携帯電話に代わっていたり、時代や社会背景を上手に取り入れた作り方になっていたと思います。
・タン・ウェイさんがきれいでしたね。人を傷つける、死なせてしまう、そういう罪に人間ってやはりあれほど苦しむものだと思います。犯人はみんな厳罰、かたっぱしからみんな死刑、とかいうような風潮のなかで、貴重な作品だったのではないでしょうか。
・でもあれだけきれいな人がずーーっと沈痛な表情でいるのを二時間ずーーっと見てるのも、つらいよね。
・私が男性のせいなのか、あの「男」のほうの魅力がいまひとつ、わかりませんでした。あれだけの女性なら、社会にもどればもっといい男、いくらでもいるよね。だから最後、ずっと「男来るな!」と思って観ていました。
・タン・ウェイですが、「捜査官X」という一種の武侠ものにも出ていて、そこでは金城武(捜査官)から反政府的な立場の少数民族の男性を守る役柄。少数民族の問題を巧みにエンターテイメントに包んだような作品ですが、いろいろな役柄のできる人だと思いますよ。

「へんげ」

・ああいう「スーパー巨大化してどいつもこいつも皆殺し」にしてしまうと、そこで物語が破たんしてしまうように思えるのですが、どうなんでしょう?途中、あの女優さんが「食べさせてあげる」あたりまでの持って行き方が巧みだっただけに、ちょっと残念でした。
・そういう、突き抜けたぶっ飛び方、こそがあの映画の魅力だったんじゃないでしょうか?むしろあのラストのイメージが先にあって創られた物語のように見えました。私には面白かったですよ。
・自主制作作品のなかの比較的よくできた一本、の範囲だったように思いますが。
・あの女優さんの、「巨大化したあなたって素敵!」みたいな表情が印象的でした。

「ルアーブルの靴みがき」

・カウリスマキの映画のエンディングとしては、影のささないハッピーエンドで、ちょっと意外でした。
・キャッチも「世界一ハッピーエンド」っていうことなんで、そういう明るさがカウリスマキを始めてみるようなお客さんにも受けたんじゃないでしょうか。もちろん、こういうのってカウリスマキっぽくない、という人もいるかもしれません。
・いつものファンタジックさも、少し押さえられていましたね。
・いや、あの奥さんが突然元気になっちゃったりするのって、完全にファンタジーじゃないですか。あの女優さん(カティ・オウティネン)が、いつもカウリスマキの物語の「ファンタジーさ加減」の指標になっていると思うので、そういった点からはこの映画が一番「映像」と「現実」のギャプが大きそう。本当はあの奥さんは死んじゃってて、少年は捕まっちゃってて・・みたいな。
・それは、いつもながら、あなたって勝手に読みすぎ。
・登場人物の年齢もいつもより高めだったですけど、みんなそれぞれに味がある。どんな人生だったのか、想像を楽しませてくれますよね。
・あの爺さんの「物書き」だった時代って、たぶん68年ごろのパリ、だったりするんでしょうね。夏には「ゴダール」で、そんな時代も追体験できればと思います。
・いつもながら、宣伝上手いね。


7月はお休み、8月以後また、「アンゲロプロス」の連続上映をを避けながら、予定が決まり次第お誘いしていきたいと思います。このブログ、ときどき見ててね。



6月は10日(日)。7月の合評会は中止です。

2012-06-03 22:01:54 | 日記
遅くなりましたが6月の合評会のご案内。

日時:6月10日(日)13:30から15:00(「さあ帰ろう、ペダルをこいで」朝の上映終了後、「レイトオータム」上映開始まで)
場所:元町商店街四丁目西「まちづくり会館」6階第一会議室
会費:会場費&お茶代200円

お題は現在神戸で上映中の話題作から、「さあ帰ろう、ペダルをこいで」「レイトオータム」「ルアーブルの靴みがき」、を中心にしますが、上映期間が短かった作品にも話題になりそうなものも多く、なんでも話においでください。結局「5月」のような進行になると思いますので、お気兼ねなく。きっとあなた以外のどなたか、見てるひとがいるはず。

7月は、16日に会場の手配はしていたのですが、この期間にテオ・アンゲロプロス全作品上映の第一弾「旅芸人の記録」の上映が行われ、午後の時間にかぶってしまうようです。さて、「元町映画館」二周年を記念する大事業、またもう何度もないかもしれない35㎜での「旅芸人」、ひとりでも多くの人に一回でも多く見てもらいたい、というか私が見たい、というか「旅芸人」やってる時間に雑談に集まってていいのか、ということになりますので、7月の合評会は中止ということにしましょう。「元町映画館」の上映のほうでお目にかかりましょう。


5月の合評会、お話の(ちょっとした)まとめ。

2012-05-24 20:31:46 | 日記
「まちづくり会館」の会議室に戻って、少人数ながらお話はその分自由に、脈絡もなく走っていきます。

思い思いにまずお茶を。



以下、当日のお話の一部を、記憶の限りで、発言者の限定もなく。

「別離」
・イランでなくても、どこの社会でも成り立つような一般性がありますよね。どこででも成り立つお話って、一方では凡庸になっちゃう危険があるけど、宗教的な慣習とか近代化とか、宗教的生活と世俗的生活の距離感とか、やはりその国その社会なればこそ、という背景がうまく生きていると思いました。
・最後は観客にまかせてっていうのも、よかったですよね。
・あまりに構成が上手なんで、まかされたわりには後を引いて悩まないので、その点あるいは前作の「彼女が消えた浜辺」のほうを推す人もいるかも。
・11歳の少女、監督の実娘なんですね。彼女が素晴らしかった。もちろん最後のシーンの構図みたいに、両親役の俳優さんがきちっと枠をつくってくれていたなかで表情が生きているんでしょうけれど。
・この場合は彼女が神の寓意なのかもしれません。すべてを知っていて、人々が和解することを願っていて、介入はしないけれどいつもそばにいて。で、最後、その許しもさばきも、人の眼には、その当否も含めて一切わからない。最初に「神の名のもとに」って出てくるのも・・
・あ、それは読みすぎ。あれ、イラン映画には全部ついてますよ!

「ニーチェの馬」
・土地に密着した映画で、35㎜のモノクロ映像が美しい。
・「ニーチェ」に言及した邦題が珍しくよくできていて、作品の主題を日本の観客にもわかりやすいものにしてくれている。
・終末論を扱った映画は、もちろんタルコフスキーをはじめいろいろあって、初めてというわけでもないのでしょうけれど、やはりキリスト教的な終末イメージを前提にしながら、それへの批判もふまえて、とことん、突き詰めてモノを考えるという営みに観客を巻き込んでくれる。全然長く感じないです。
・あの、「むなしく戻ってくる」時点で、死んでるんでしょうか?それとも火が消えたとき?
・え~?でも、そうかも。

「サウダージ」
・お話にはちょっとトートツな展開も感じましたけど。
・いや、客席から第三者的に見るからトートツなんで、当事者、刺される側の人間にとっては、あくまでトートツこそが現実なんじゃないですか?
・これも、土地の物語、だよね。そういう意味では「ニーチェの馬」にもつながるのもがあるかも。甲府と東京の距離感の上にすべてのエピソードが重なっていて。
・昔は、地方を舞台にして、っていうのが売り物のシリーズ、多かったですよね。「駅前」とか「寅さん」とかから、「釣りバカ」まで。
・そういうのに代わってインディ―ズ系の、地方発にこだわる映画がもっと増えてくるべきなのかも。この映画にも、新しいジャンルを目指す、運動のような視点を感じます。土地の映画というと、元町では「ひかりのおと」、7月にやるんですね。期待しています。
・「ひかりのおと」、ヌーヴォでお先に見ました。ドキュメンタリーっぽいドラマなんですけど、慎み深い、細かいところに共感を感じさせる映画で、音楽もとてもよかったです。


さて、次回は6月10日(日)、同じく13:30から「まちづくり会館」で。詳細は近日。

「ザ・ウォール」合評会、岡林さんが『解説』をつけてくださいました。

2012-05-08 00:24:56 | 日記
「ザ・ウォール」(臨時)合評会は4月30日(月・休)、四丁目「たまゆ」さんにておっさん三人で和気あいあいと開催。「市民社会フォーラム」の岡林さんが「解説」を作ってくださいました。

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岡林です。

今日観る「ザ・ウォール」は、私も何度か観て思ったけど、解説なしでは難解だと思うので少し。

アルバムについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB

<ロック・スターと思われる主人公ピンクの人生がストーリー形式で進行していき、そこから人間心理を描き出すという手法を取ったコンセプト・アルバムである。ピンクの人生の過程の中で感じる、学校教育や社会の中での抑圧・疎外感を「壁」に例えている。
ピンクはごく早い時期に父親を戦争で失っている設定で、基本的にはロジャー・ウォーターズ自身を投影したキャラクターと言える。一方で、ロック・スターとして成功しながらもドラッグに溺れて精神が破綻していく姿などには、かつてのメンバーであるシド・バレットの姿も重ねられている面も有る。Disc 2の8〜9曲目は、作品世界中でのピンクによるライブ演奏という趣向である。
1973年のアルバム『狂気』と同様に基本的にすべての楽曲が繋がっており、2枚組全曲を通してひとつのストーリーになっている。>

<1977年発表の『アニマルズ』のコンサート・ツアー「Pink Floyd : in the flesh」の最終日である7月6日のカナダ・モントリオール公演において、ウォーターズは最前列にいた若者が騒ぎ立てていることに激怒し、演奏途中で手招きして唾を吐きかけるという行為に及んだ。このときにウォーターズは自分自身の行為にショックを受けながらも、「ステージの前を隔てて壁を築くことにより、僕の嫌悪感を表現しようという考えが稲妻のごとく頭に浮かんだ」という。>


映画については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89_%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AB

<1979年に発売され大ヒットを記録したピンク・フロイドのコンセプト・アルバム『ザ・ウォール』を、アルバムのストーリーそのままに映画化した作品。ほとんどセリフもなく、アルバムの曲が流れていきながら映画は進行していく。台本も30数ページしかなく、アラン・パーカーによる「音楽に語らせろ」という言葉が内容を象徴している。ただ、あまりに難解でシリアスな内容のためアルバムのヒットほどは商業的に成功せず、ロジャーも「この映画にはユーモアが足りなかった」と後に語っている。
ミュージシャンでありながら、主演のボブ・ゲルドフも鬼気迫る演技を見せている(本当はロジャーが出演する予定だったが、芝居の経験がまったくなく、あまりに大根役者だったためボブ・ゲルドフに白羽の矢が立ったらしい)。鬼才アラン・パーカーの手腕も遺憾なく発揮されており、『小さな恋のメロディ』の脚本を執筆した人物とは思えないカルトぶりである。また、ジェラルド・スカーフによるアニメーションも効果的な演出となっている。
映画公開後にはビデオでも発売され、2000年にはDVDも発売されている。>

<主人公・ピンクの幼少からロック・スターとしての成功・葛藤までを描いたロジャー・ウォーターズの自叙伝のような映画。また、この主人公にはかつてのメンバー、シド・バレットの姿も重ねられている。
父親を第二次世界大戦で失ったピンクは、母親の過保護な愛情の中で育っていく。抑圧的な学校教育も彼の人間形成に大きな影響を与えた。やがてロック・ミュージシャンとして成功し、結婚もして順調な人生を歩むが、ロック・スターとしてのプレッシャーからドラッグの過剰摂取に陥り、精神的に荒廃していく。また妻の不倫が発覚し、ピンクは完全に周囲との「壁」を築いてしまう。
そして、ピンクは自分自身を扇動政治家だと思い込み、全体主義やファシズムに救いを求める。ロック・コンサートで無意味に熱狂する観客は、ナチ集会の姿とリンクされる。そんな時、彼の心の中で裁判が開かれ、壁を打ち崩すよう判決が下される。>


 ロジャー・ウォーターズについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA
<父親は、第二次世界大戦時(1944年)にイタリアのアンツィオで戦死しており、父親の姿を見たことがない。そのことは、彼の人間形成や曲作りにも大きな影響を及ぼしている。
母親は共産党員だったため、非常に反政府・反米の思想が強く、そのことが原因で、幼い頃に周囲から避けられていたという経緯もある。
そうした背景から、ウォーターズの描く歌詞の内容は極めて左翼的であり、自身を社会主義者であると公言している。>

<2000年代以降はニューヨークに居を構えている。アメリカでは民主党を支持しており、2008年の大統領選でもバラク・オバマの支持を表明したが、その後のオバマ大統領の外交政策には「失望した」と述べている。>

5月20日(日)、お題は「別離」ほか。

2012-05-07 14:06:19 | 日記
5月の合評会を下記の通り開催します。

日時:5月20日(日)13:30~15:00
場所:元町四丁目「まちづくり会館」6階第一会議室
会場費・お茶代:200円

課題作は、「スタッフブログ」にも長文の感想・批評がぞくぞくの話題作「別離」http://motoei.blog.fc2.com/blog-entry-152.htmlを中心に、「サウダージ」「テトロ」http://motoei.blog.fc2.com/blog-category-7.htmlなど最近の話題作を語り合いましょう。

当日、「別離」の上映が10:30から、「第七軍団のワシ」が15:15からになっています。

番外・「ザ・ウォール」鑑賞・お食事会

2012-04-26 10:34:08 | 日記
市民社会フォーラムさんが、「第27回」の映画鑑賞会に「ピンク・フロイド/ザ・ウォール」をとりあげてくださる、ということで、お誘いいただきました。あの伝統左派から新右翼を網羅する硬派集団での音楽談義がどこに向かうのかは私に到底予測できませんが、ご関心あるかたは下記まで直接ご連絡ください。堀も、たぶんそんなにお話に混ざれそうなほうではないですが、映画見聞を広めるつもりで、参ります。


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■□■市民社会フォーラム第27回映画鑑賞会のご案内■□■ 
     ピンク・フロイド「ザ・ウォール」

 市民社会フォーラム恒例、劇場公開の映画を勝手連的に鑑賞交流会。
今回は、神戸・元町映画館で、4/28(土)~5/4(金)に開催される
「ピンク・フロイド映画祭」の中から、超ベスト・セラー・アルバムの世界を
アラン・パーカー監督が映画化した「ザ・ウォール」(1982年/イギリス/95分)。

鑑賞日時 4月30日(祝・月)16:55~18:30頃
 鑑賞後、映画館の近所で夕食交流会
映画館 元町映画館 http://www.motoei.com/
※交流会から参加される方は、元町映画館の入口に集合ください。
 交流会申し込みは、civilesocietyforum@gmail.com まで

「ルート・アイリッシュ」をリーズナブルなインド料理で。

2012-04-16 18:29:42 | 日記
4月の合評会は「お食事会」を兼ねて、朝日ホール(「リーブル神戸」)向かいの杉本ビル、インド料理の「AMBIKA」で、みなさん見たばっかりの「ルート・アイリッシュ」を語り合いました。



狭い階段からはやや予測困難な広いスペース。ひとり1000円の「ビール・セット」は、中ジョッキにナン・カレー・サラダ・チキンがついてて、これが一人前。追加のジョッキは300円。二時間近い集団長居にも怒られず。

「ルート・アイリッシュ」、ケン・ローチ作品ではおそらく初めてのサスペンス風展開、やや珍しい主人公の人物造形(多くの場合より人間的に弱点の多い人物に焦点があてられていたはず)、初めての結末の持って行き方、賛否はかなり別れたのですが、神戸での上映が始まったばかりの作品にネタバレなしで議論だけお伝えするのは難しい・・・ただ、ほとんどのシーンはローチ監督のホームグラウンド、イングランドを舞台に進行しています。

今回は「市民社会フォーラム」のみなさんとご一緒させていただきました。「市民社会フォーラム」さんは神戸を中心とする全国区の社会・思想系メーリングリスト。投稿されたメールを読むと過激そうで怖そうで近寄りがたそうですが、リアルでお目にかかると普通の勤労者や学生(一部学者)のみなさんです。「元町映画館」で行われる講演では、演者のご紹介など、お世話になることの多い皆さんでもあります。

5月以降の予定についてのお知らせです。

5月20日(日)13:30~15:00 課題作は「別離」(当日朝「元町映画館」で上映)と「サウダージ」(5月中旬まで「KAVC」で上映中)。
6月10日(日)13:30~15:00 課題作未定
7月16日(月・休)午後。一説によるとこの時期、「元町映画館」では二周年記念事業、かの不朽不滅の大長編の、もちろんフィルム上映が実現するかも、というウワサなので、その時間をさけて。

場所はいずれも四丁目「まちづくり会館」6階第一会議室、会場費・お茶代200円。詳細(ゲスト等、もしあれば)はまた直前にでも追ってご案内します。とりあえず、日程をお確かめ下さるようお願いします。