理事長ブログ 心と体を癒やす

健康とは「健体康心」の略語です。体が健やかで心が康らかな状態を指します。心身の健康をセルフケアする方法を紹介しています。

「円心五法」の真髄 64

2009年04月20日 | Weblog
円心五法の実践

今日は姿勢と健康についてお話ししましょう。

最近、若者の姿勢が悪いのが気になります。私たちの頃に比べると身長はドンドン伸びて電車の中などで横に立たれる
と腰の位置の違いに驚かされます。

しかし、姿勢はどうかと言うと背筋に芯が通ったような人は年配の人が多かったりします。同時に姿勢の悪さが体にどの
ように悪いのかが分かっていないようです。

「姿勢か悪いよ」と注意されても「姿勢が悪くて何が悪いの」という感じで姿勢の悪さが自分にとってマイナスだと思って
いないようです。その理由の一つに姿勢教育があります。私が子供の頃は家庭では「背中が丸い」とか「もっと胸を張れ」
などうるさいくらいに言われたものです。

学校でも授業を始める前に姿勢を正して挨拶をしてから授業に入っていました。授業中も姿勢をうるさく言う先生も多かっ
たように思います。しかし、最近は家庭でも学校でもあまり姿勢についてうるさく言いません。

学校教育の中で姿勢教育が重要視されなくなってしまいました。それどころか姿勢教育を軍国主義のなごりと捉える先生
が増えたことも姿勢教育が学校で行われなくなった原因です。そのような中で育ち、大人になり子供を持って親になっても
自分自身が姿勢教育を受けていませんから子供に対しても姿勢教育などできるはずがありません。

悪い姿勢は見た目だけの問題ではありません。姿勢の悪さは体のあちこちに歪を作っていきます。その結果慢性的な肩
こりや腰痛、頭痛などを引き起こします。それだけでなく内臓にも負担をかけていきます。

姿勢の根本は背骨です。この背骨に歪が生じてきたらどうなるか、脊椎の中には神経が走っています。神経は各内臓に
伸びており内臓の働きを支配しています。正常に情報が伝達されればいいのですが、脊椎への歪が情報伝達に何らかの
影響を及ぼし内臓の働きを悪くする要因になります。

簡単にできる正しい姿勢の作り方は、頭が上から糸で吊り下げられているようなイメージで背中を伸ばし、肛門を締めるよ
うにお尻の筋肉を引き締めます。おなかを引っ込め、あごを引き、膝は自然に伸ばすようにします。そして頭を吊っている糸
をハサミで切った時をイメージすると肩の力が抜けます。背筋が自然にまっすぐに伸び肩の力が抜けた姿勢ができあがり
ます。

発信元:NPO法人日本フットセラピスト協会

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