ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛第2期38号〈編集後記〉

2016-11-07 23:59:17 | 霧笛編集後記

〈編集後記〉

◆震災から丸五年が経過した。復興は進んでいる。もちろん、均等に、ではない。いつまで復興は続くのか。この時点で完了と言えることは、恐らく、ない。しかし、いつか、他所で、別な深刻な災害が起きて、関心も、支援もそちらに向かうことになる。熊本の地震の後に、また、どこかで災害が起きてしまうと、東北への関心は、必然的に薄れていく。ある時気づくと、復興の事業はいつのまにか終わっていた、ということになる。復興しえなかった人は、そのまま取り残されていく。復興できた人は、ひょっとすると震災以前以上に繁栄してしまう。栄枯盛衰は、震災があってもなくても、世の常であった。今後も、恐らく、そういうことに変わりはない。成長するひとは成長するし、老いる人間は老いる。個別に終わりは訪れる。

◆戦後も、いつのまにか、終わった、と言えばそうだし、終わってないと言えばそうだし、というような。      (千田基嗣)

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