北朝鮮は、さる4月5日、予告どうり、日本海に向けて、テポドン2号の打ち上げを行いました。
危険にさらされた日本は、麻生首相が強く、国連で抗議することにしました。しかし、あまり他国の賛同が得られないでいます。
どうして、今回のミサイル実験が、国連安保理議決問題で、難航するのだろうか!私は理解に苦しんでいるところです。ミサイル実験は、世界の平和のために、絶対に反対すべき問題なのであるが!
そこで私は、その理由を推測してみました。
①難航の原因は明白で、北朝鮮の友好国、中国、ロシアの理解が得られないことである。
これは、テレビのニュースが教えてくれました。
これらの国は、理想よりも、悪の友好という現実を、世界の平和より、核兵器で自国の外交や防衛を行うことを優先させます。核で世界が破壊されても、やむをえないというのだろうか。
また、別の理由をあげれば、
②テポドンが日本海に向けて上げられたため、日本以外の国は、直接に被害を受ける可能性がほとんどなかったからである。
つまりテポドンは他国にとって、心配すべき問題では無いようだ。浅はかである。
それに、自分の国もミサイル実験を行っているので、他国の核開発を反対することが、後ろめたいのであろう。
北朝鮮のミサイル実験に積極的に反対すれば、おのずから、自国の核開発計画にもブレーキが掛かることになり、まずいことになる。したがって、心とは裏腹で、積極的に反対する訳にはいかなのだ。
あるいは、次の理由も考えられます。
③「日本の政治力、国力の弱さ」
長く不景気が続いている日本は、まだ世界の経済大国であるかも知れない。しかし軍隊を否定し、外交が苦手で、アメリカに従属するだけの日本の政治は、迫力不足のお人好しで、世界の信頼がまったくありません。単に、日本の経済力のみ、利用されているのが現状である。
したがって、日本が、テポドン問題で悩んで、「国連」に頼み込んでも、他国は余り同調してくれないのだ。同じ理由で、「北朝鮮による日本人の拉致問題」は、いつまで経っても、問題が解決しません。日本は、寝ぼけていないで、自分の非力を自覚し、対策を考えるべきである。アメリカに泣きついても、ちからを貸してくれません。他国に防衛を依存しても無意味なのだ。
いずれにしろ、世界で最も拘束力があり、神聖な機関である
国連が、実は、それぞれの国が、世界の平和よりも自国の利益を最優先してるために、まったく機能していない
のが実態であることが分かります。
それに付けても、ロシア、中国も異常国家である。
軍国主義国、北朝鮮に理解を示すとは!これらの国も「同じ穴の狢」である。
本来なら、アメリカとともに、世界の中心となって、北朝鮮を更生させるべきなのだが!無理な相談であるようだ。北朝鮮の金正日が手強過ぎるのだろうか?
一方、日本の国民は良く分かったと思います。それとも、まだ、目が覚めないないのだろうか?
「国連もアメリカもそして誰も頼りにならない」
「生きてゆくためには、自立するしかない、きれいごとだけでは、世の中は、生きていけない」ということが!
人間は、個人的に考えれば、だれでも核開発は、平和の敵であることをよく理解します。しかし行動は、身近な現実の方を優先させます。つまり、「考えること」と「行動する」ことは、必ずしも同じではないということである。
人間は、未来ではなくて、現在の自分を生きるために、理想よりも、現実を選ぶのだろうか!
そんな気がします。
狂気の国家、北朝鮮を説得することは、不可能である。アメリカさえ、手を焼いているのだから!これを前提に、日本も対応策を検討すべきである。
サモナクバ、テポドンは、エスカレートし、近い将来、日本は、北朝鮮の人質になるかもしれない!その可能性は十分あります。