冤罪

　松の花が咲いていました。先端の赤い小さいのが雌花だそうです。中国では歳寒三友といい、松と竹は寒中にも色褪せず、梅は寒中に花開くことから「精錬潔白・節操」をあらわし好まれたのだそうです。日本に渡ってからはめでたい代表として「松竹梅」と変化してのだそうです。
　またまた冤罪事件。今度は強姦の罪だそうです。服役も済ませて、名誉を回復なんていわれてもそんのもん回復できるわけが無い。警察はどうも自白偏重になって失敗を重ねているように見えます。「蟹工船」を書いた小林多喜二が築地署で拷問の末殺された様子が山田風太郎の「人間臨終図鑑」に詳しく出ているが、昭和初期の拷問をした警察と強姦の罪を自白させた警察がつながってしまうのは私だけだろうか。