ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

戦争と平和ーオペラー

2006年02月28日 | Weblog
2月24日に12月9日の初演を見た戦争と平和を再び見ました。 今回は2回目及び前回見た後に2本の映画をじっくり見て全体の筋を把握した後だったので多数の登場人物も落ち着いて見ることが出来ました。 ナターシャ役がMaria Pakhar (前回Yekaterina Scherbachenko) (ソプラノ)、アンドレイ役のMikahall Diyakov (前回Andrey Grigoriev ( . . . 本文を読む

トスカーオペラー

2006年02月27日 | Weblog
2月26日にはプッチーニの名作トスカを見ました。ボリショイで1930年の初演から509回目、1971年版で280回目です。3幕で9時55分までとオペラとしては比較的短いもの。 1,2,3幕のカーテンコールの動画です。 写真は2幕後のアンコールの場面ですがトスカ役のTatiana Anisimovaの表情が良いのでこれにしました。憎まれ役ローマ特高警察の長スカルビアのSergey Murzaez . . . 本文を読む

天国と地獄(地獄のオルフェ)-オペラッタ

2006年02月26日 | Weblog
2月11日のロストフ劇場のボリショイ引越し公演2日目の公演はオペレッタの天国と地獄、正式の名前は地獄のオルフェ(Orpheus in the Underworld-Orphee aux Enfers)でした。3幕での上演でした。 ジュピテル(オリンポスの主神) : 写真右から2番目プリュトン(冥界(地獄)の王):ムシェンコ (写真左端)オルフェ(音楽教師):ウラジミール・カバノフ(中央白い服)ユ . . . 本文を読む

セビリアの理髪師-オペラ

2006年02月26日 | Weblog
2月12日ロストフ国立劇場のボリショイ劇場引越し公演3日目の公演はロッシーニのオペラブッファ(愉快で軽快なオペラ)のセビリアの理髪師でした。写真のようにスペインのセビリアが舞台のオペラを可也モダンな舞台装置でやりました。 写真中央はロストフ国立劇場の音楽監督で主指揮者のアレキサンドル・アニシモフです。 アンコールの動画もご覧ください。 出演者:フィガロ (Br) (理髪師) :ピーター・マカ . . . 本文を読む

ランスへの旅-マリンスキー劇場引越し公演

2006年02月25日 | Weblog
2月17日にボリショイ劇場でマリンスキー劇場の引越し公演でロッシーニのランスへの旅のオペラが上演されました。但し雪の影響で道が大変込んでいた為 7時開演の舞台に9時到着という大幅遅刻 且 通常のチケット販売ルートでは売っておらず気がついたのが開演の直前だったので3階席からしか見ることが出来ませんでした。 10時半までの最後の幕を見ることが出来ましたがこのカーテンコールの動画を見るとお判りの通りオ . . . 本文を読む

皇帝の花嫁(Tsar's Bride)-オペラー

2006年02月25日 | Weblog
2月18日に見たのはボリショイの1916年の初演から1041回目、今回上演される1966年版で506回目と長い歴史と共に大変ロシアで人気のある演目です。4幕で終了10時35分と長いオペラでしたがクレムリンを舞台にした男女の物語で楽しめました。 原作はリムスキー・コルサコフの歌劇で良く使われるレフ・メイの戯曲。 カーテンコールは各幕の終了後にありましたので4回ですがこれを繋いだ動画をご覧ください . . . 本文を読む

祝 金メダル-トゥーランドット

2006年02月24日 | Weblog
女子フィギュアスケートの荒川は見事金メダルでしたね。 昨夜は11時までボリショイで戦争と平和のオペラを見て慌てて家に帰ったところ丁度 安藤が4回転を失敗したところでした。コーエンの2回の転倒で荒川にチャンス出てきたところでトゥーランドットに乗った見事な演技でしたね。最後の「誰も寝てはならぬ」は開幕式でパパロッティーが歌った曲でもあり会場の盛り上がりも最高でした。村主も大きなミスの無い情感あふれる . . . 本文を読む

オリンピック 女子フィギュアスケート

2006年02月22日 | Weblog
トリノオリンピックの女子シングルのフィギュアスケート ショートプログラムを見るために一寸夜更かしとなりました。日本では皆さん早起きしてご覧になったのでしょう。ロシア期待のスルツカヤは惜しくも現在2位、荒川3位、村主4位とこのオリンピック初となる日本勢最初のメダルの可能性も出てきましたね。安藤は期待が重すぎたのか転んで8位でしたね。  日本勢は今だ一個のメダルも取れていませんが当地ではロシア勢のフ . . . 本文を読む

蝶々夫人-オペラ

2006年02月13日 | Weblog
2月10日から月曜までのボリショイはボリショイ劇場の公演でなくロストフの国立劇場の公演となりました。ロストフとはロシアの南の中東に近い保養地のロストフ・ド・ヌーの略称でこの劇場が75周年記念でボリショイで公演でした。 2月10日はオペラで日本の女性オペラ歌手の世界への切符とも言われる蝶々夫人でした。ボリショイやロンドンなど過去各地で見てきたのですが今回ブログに書くということでじっくりと見ました。 . . . 本文を読む

オリンピック開会式-トゥ-ランドット

2006年02月12日 | Weblog
日本時間では金曜深夜でしたがトリノオリンピックの開会式をご覧になった方は多いかと思いますがその中でパバロッティーが先月ボリショイで見たばかり〈写真はパンフレットの表紙です〉のトゥ-ランドットから「誰も寝てはならぬ」を歌いましたね。70歳とは思えない声でした。因みに私はEurosportsとロシアのLocalのSports番組で二回見ました。ロシアでは日本語放送JSTVは放映権の関係でオリンピックの . . . 本文を読む

雪姫(The Snow Maiden)-オペラ

2006年02月11日 | Weblog
2月7日にリムスキー・コルサコフ作曲のオペラ 雪姫(The Snow Maiden)を見ました。1893年のボリショイの初演から518回目、2002年版で35回と長い歴史とロシア人に愛されてきたオペラです。原作はアレキサンダー・オストロフスキーの戯曲で、ロシアではよく知られた民話のキャラクターである雪娘(スネッグロチカ)が主人公となる寓意的な物語です。3幕で終了が10時45分と長い物でした。(ロシ . . . 本文を読む

バナナで釘打ち

2006年02月08日 | Weblog
ボリショイとは全く関係ないですが 1月下旬のモスクワ市内は今日のように零下30度を下回る天気でしたがこの寒さの中で会社の同僚がバナナで釘が打てるかという実験をしました。以前そんなCMをやっていましたね。 写真は一晩外に置いておいて凍らせた後 実際に釘を打ったバナナです。 見事成功した動画ご覧ください。 勿論 この釘は木から抜いて元通りにしております。念の為。 因みにこの寒さのせいか今夜は . . . 本文を読む

シンデレラ-第3幕-

2006年02月06日 | Weblog
時計がたくさん書かれた幕の前でカラスが踊る。そこにシンデレラを失って打ちひしがれた王子が友人に連れられててカラスが作った椅子に座る。靴を見た友人達は世界中を探し回ることを思いつき早速王子と共に旅支度。尻尾が可愛い馬に扮したバレリーナが登場(動画最初に出てくる皮の帽子から耳が伸びていて尻尾をつけたバレリーナ5名)し王子達と踊る。 映画スターBlue Angel(アンナ・アントロポバ 動画でカラスの . . . 本文を読む

シンデレラ-第2幕-

2006年02月06日 | Weblog
第2幕 前奏の際 幕が開き真っ暗な舞台に指揮者の指揮の風景がアップで大写しになるという趣向で音楽監督やっている指揮者のべデルニコフは出たがりなのでしょう。 煙と共に大きなかぼちゃが登場し中からティアラや宝石がきらめく白いドレスが美しいシンデレラが登場。真ん中に大きな鍵穴の形の覗き窓のある壁が舞台に登場しその奥には大きな階段と踊りさざめく人々の群れ。この壁が上がるとその後ろではモダンなドレス、首 . . . 本文を読む

シンデレラープレミアーバレエー

2006年02月05日 | Weblog
2月4日にシンデレラの新しい振付のプレミアを見ました。ボリショイでは33年ぶりのシンデレラの上演で今回の現代的な振付は初演前から様々なメディアで取り上げられていました。音楽はプロコフィエフ、振付をこのような長編のバレエの振付は始めてのユリ・ポソホフを抜擢、筋をニコライ ボルコフ。指揮者はボリショイの現在の音楽監督のアレキサンダー・ベデルニコフ〈写真左端)。3幕で終演が10時過ぎと長いバレエでしたが . . . 本文を読む