日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

早春の出雲を行く - 庄助

2017-03-18 20:17:10 | 居酒屋
街の規模に比して教祖の推奨店が多いのが松江の特徴だと以前申しました。その中でも教祖が最も激賞してきたのが「やまいち」ですが、それを差し置いてでも再訪したかったのが「庄助」です。
松江大橋の袂に一軒家の店を構え、大きな窓の外には街灯の灯りが揺れる大橋川を一望でき、地元客で賑わうコの字カウンターの雰囲気と、女将による老練な客あしらいも絶妙。大ぶりなおでんもしみじみ味わいたくなる逸品で、去年初めて訪ねたときは、それまで素通りしてきたのがもったいなく思われたものです。松江で呑むなら毎回ここでいいとさえ思いました。今回松江で呑むにあたっても、この店以外の選択肢は考えられなかった次第です。

この店の特等席といえば、店内の幅一杯に広がる窓から、川の流れを見渡せるコの字型のカウンターです。ただし窓と並行に長い辺が延びているため、眺望があるのは玄関側の半分に限られ、そこが埋まってしまえば楽しみも半減しかねないと予想しました。連休初日だけに混み合っている可能性も覚悟して乗り込むと、幸い玄関をくぐってすぐのところに空席が。手前か奥かとの第一声に、迷うことなく手前がいいと答え、首尾よく着席という結果です。
眺望がよい上におでん舟の正面だった前回に対して、おでん舟から最も遠い位置なのがやや惜しまれるところではありますが、視界の幅一杯に広がった窓のおかげで、こちら側に座れればどの位置でも眺めはよいということにも気付きました。入ってから10分少々でお客が次々に引けていき、八時間を回った頃にはかなり落ち着いてきたため、あえて遅めに入って好みの席を選ぶのもよさそうです。

松江の呑み屋の早仕舞いを考えると、八時を回れば終盤といってもよい時間帯です。しかし、終盤だからといってあれもこれも品切れということはなく、おでん舟には潤沢な品があります。おでんはどれも食べ応えがあり、なおかつそれ自体一品料理として成り立つほど完成されていて、三つか四ついただけばそれだけで腹が満ちてきます。あとは日替わりの品書きから地の物を一つだけいただければもう十分という見当です。一品一品量が多く、少しの品数で満足できてしまうという点では、「魚仙」のようなものとでも申しましょうか。
これは、はしご酒をする意欲が起こりにくいということでもあります。前夜に十分な休養がとれなかったこともあり、腹が満ちた途端に疲れが一気に吹き出してきました。今夜は無理して呑むより早く休んだ方がよいかもしれません。

庄助
松江市八軒屋町16
0852-21-4238
1700PM-2230PM
日曜及び祝日の月曜定休

隠岐誉二合
とり団子
野菜巾着
豆腐
里芋
ロールキャベツ
白魚天ぷら
ジャンル:
お酒・お茶
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