日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

薫風の伊勢を行く - 津城

2017-06-17 13:51:16 | 東海
三岐線の乗車にはもちろん積極的な動機がありました。これに対し、積極的な動機がないにもかかわらず、毎年惰性で来てしまうのが津です。今回も時間稼ぎを兼ねて列車を降りました。
一見地味な街であっても、何度か訪ねるうちによさが分かってくるということがあります。先週訪ねた前橋もその一つで、市街地でも温泉には事欠かず、「登利平」の鳥めしという名物があり、この時期には敷島公園のバラ園という見所もあります。東海地方についていえば岐阜がそうで、古い城下町と宿場町、うらぶれた商店街と問屋街があって、名物には「丸デブ」の中華そばがあり、早春には梅林が見所になってくれます。ところが津はどうかと考えたとき、ズバリこれだといえるものが、自分の中ではいまだに確立していません。高田本山、津観音に天むすなど、見所、名物がないわけではないものの、どれも地味に思えてならないのです。少なくとも、これらの再訪だけでは何の進歩もないと考え、今日は津城を訪ねました。
平坦な市街地に残った石垣と濠は、本丸の石垣とそれを囲む濠の一部で、かつては外側を濠がもう一周しており、幅も三倍ほどはあったようです。三倍あったとすれば相当立派な濠ですが、今は福井城、府内城などを彷彿させるささやかさに過ぎません。しかし、そのささやかさが津には似合っているともいえます。満開の紫陽花が印象的です。
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