日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

早春の会津を行く 2017 - いさみ

2017-03-11 13:04:42 | B級グルメ
若松に着いたところで大きな誤算が。「麦とろ」が閉まっていたのですorz
宿から向かう場合、南北方向の通りから東西方向の小路に入ると、店の暖簾が彼方に見えてきます。その暖簾が出ていない時点で当然異変には気付きました。しかし店先には臨時休業の張り紙も何もありません。店主の住居も兼ねている以上、上の方で休んでいる可能性もあるにはあります。とはいえ仮にそうだったところで、休んでいるのを起こすのは無粋というものでしょう。現に開いていないという事実が全てです。12時を回っても開く気配がないのを確かめ、その時点で見切りをつけました。
この店で昼から呑めるのが、会津を列車で訪ねたときの最大の特権といっても過言ではありません。しかし、自分でも意外なほどに敗北感はありませんでした。それは、前回訪ねてからそれほど間が開いていないという事情によるところが一つ。昼がだめでも今夜、今夜がだめでも花見があるという余裕によるところが一つ。そしてもう一つの理由は、この機会に是非行ってみたい店があったことです。その「いさみ」でお昼をいただきます。

宿かどこかで入手したパンフレットに掲載されていたのが、この店を知ったそもそもの始まりと記憶しています。「麦とろ」の近くに、ワンタン麺を売り物にした中華そばの老舗があると聞いて、一度訪ねてみたいという考えはかねがね持っていました。しかし、会津でお昼というと喜多方のラーメンという固定観念が形成された状況において、若松でお昼をいただく機会は決して多くありません。数少ない機会も「麦とろ」の世話になることがほとんどで、今まで機会を逃し続けていたのでした。その「麦とろ」がまさかの休みだったことにより、図らずも出番が巡ってきたわけです。
「麦とろ」のある小路の一本北側に建つ、店主の住居を兼ねたと思しき店は、近年改築されたと見え、よくも悪くも現代的で無味乾燥ではあります。しかし、中央には屋号を入れた立派な扁額が掲げられ、その下には麺を打つ仕事場がガラス張りになっていて、右隣に暖簾が掛かります。テーブルと小上がりを整然と配置した簡素ながらも清潔な店内が気持ちよく、麺類が半分、丼物と定食が半分という品書きは、虚飾のない老舗の食堂の趣です。
中華そばの300円増という価格設定にもつられ、選んだのはチャーシューワンタンメン950円也。透き通ったスープと細いメンマは喜多方の「ひさじ屋」を、厚く切られた小さめのチャーシューは同じく喜多方「坂内食堂」を彷彿させ、これぞ手打ちというべき極太の麺も食べ応え十分。地元客が引きも切らない盛況も、宜なるかなの一杯でした。

いさみ
会津若松市馬場町1-13
0242-22-0064
1100AM-1430PM/1600PM-2030PM
7日・17日・27日定休
ジャンル:
ラーメン
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