日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

天佑

2017-04-21 21:41:03 | 旅日記
信州へ行くか、地元に残るかで大いに迷ったのは先週末のことでしたが、今週は信州か東北かで大いに迷いました。散々悩み抜いた末に、東北へ行くということで一応の結論を出したところです。

前回の活動の終盤で大崩れし、およそ有終の美とは言い難い結末を迎えたことで、信州への未練を引きずっていることについては先日述べました。その結果、東北よりも信州の天候がよければ、再訪も辞さずという方針を立てたわけです。そして、今週末の天候はどちらも好天との予想になりました。しかるになおも見切りをつけがたかったのは、開花状況を考えると引き続き信州に分があるからに他なりません。
高遠の桜は今なお満開、諏訪も今週末が最盛期というのが最新の情報であり、安曇野も含めれば花見の題材には事欠きません。一方、東北行きを躊躇させる材料の一つが、例年振り出しとなっている夏井の千本桜です。経験上、ここの桜とその先にある名木の花盛りがほぼ同じだということが分かっています。しかるに最新の情報によれば、夏井の千本桜は明日でようやく五分咲きとされており、見頃にはまだ早いようです。これは、初日に訪ねる範囲の桜が、ことごとく見頃には早いということを意味します。鶴ヶ城では今まさに満開との情報ながら、その基準となる標本木は、鶴ヶ城の中でも早咲きの部類に属し、最も絵になる桜はそれより一日、二日遅れて咲くのが常です。これらの事実からすると、来週末でも散り際に駆け込める可能性はあり、仮に散ったとしても猪苗代と喜多方ではまだ花見ができると予想されます。
先週末に信州を訪ねたとき、どこへ行っても咲き始めか満開の一歩手前という状況を経験し、散り際の方が断然絵になることを改めて実感しました。桜前線に先んじて行くよりも、むしろ一歩後を追って行くのが丁度よいということです。このような判断基準からすれば、未練がどうこうという以前に信州へ行った方がよいということになります。

それにもかかわらず元の鞘に収まったのは、月曜まで晴が三日続くという予報が決め手になってのことです。先週に続いて月曜を休み、三日の日程を確保すれば、初日は夏井を振り出しにして古木を巡り、二日目は鶴ヶ城を中心に会津盆地で花見をし、最終日は米沢、赤湯まで足を延ばすことができます。そうすると、中四日で始まる大型連休は、宮城から粛々と北上して行けばよく、満開の時期には間に合わないものの、弘前の散り際に駆け込める可能性が出てきます。
晴天が日曜までなら、会津に一泊しただけで戻るところです。この場合、去年の活動の焼き直しとなり、開花状況を考えると当時を超える成果は期待しがたいものがあります。つまり、日程が二日だけなら信州に行くべきところなのです。ところが三日になると、久々に会津で二泊することができ、近年申し訳程度に終わっていた山形での花見にも一日を割り当てることができます。しかも、山形まで駒を進めておくことにより、大型連休への足がかりにもなります。その結果、三日間の晴天を天佑と受け止め、東北へ旅立つのがあるべき選択と思い至った次第です。

先週は都内の桜が金曜から一斉に散り始め、土曜に出発する時点では遠目にも見頃を過ぎており、これが潮時だろうと割り切ることもできました。しかるに今回、信州では散り際の最盛期、東北ではまだ見頃に早いという状況だけに、名残惜しさはそのときの比ではありません。西日本と関東甲信越では遅咲きになった一方、北へ行くほどその傾向が弱まり、信州と東北の開花時期に大差がなくなった本年ならではの悩みともいえます。今日もぎりぎりまで悩み抜き、それだけで疲れ切っているのが現状です。旅支度を済ませ次第束の間の休息をとります。おやすみなさいzzz
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