日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

風雪の越後を行く - 有終の美

2018-01-28 20:39:05 | 甲信越
長岡駅に進入するとき、休みのはずの「魚仙」に明かりがついているのが踏切から見え、急遽下車して一献という選択肢が浮上するも、それを振り切りそのまま乗車。三時間近い行路も最終盤、列車は新津を発車したところです。
最後最後といいながら、往生際悪く繰り返してきた115系の惜別乗車も、これにてひとまず打ち止めです。「ひとまず」と断りが入るのは、今春の改正後も細々と残ることは予想され、乗車の余地が一切ないとまでは言い切れないからです。とはいえ、信越本線からは事実上撤退し、越後線を中心に細々と走るだけになる可能性は高く、そうなると今までのように一日中乗り続けることはできなくなります。少なくとも、乗車を主題にした活動は今回限りとなる可能性が大です。
この時期を選んだのは、長年風雪と戦ってきた115系の乗り納めには最もふさわしいからに他なりません。それに加え、改正が近付くにつれ同業者が増えて、本来の姿が失われかねないという考えもありました。道中を通じ、カメラを向けている同業者は散見されたものの、乗車を目的とした連中は見当たりませんでした。その気になれば改正前に再挑戦できるものの、下手に繰り返して蛇足になるより、今回を花道にして幕を引いた方がよかろうと考えています。有終の美を飾れたことに感謝している次第です。

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