日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

薫風の伊勢を行く - アスティル道頓堀

2017-06-18 08:28:57 | 近畿
大阪のよいところとして、カプセルホテルの充実ぶりが挙げられます。たとえば仙台の場合、カプセルホテルすらもかなり前から埋まってしまい、法外な値を付けたビジネスホテルが数軒空いているだけという状況が珍しくありません。その点大阪の場合、格安のビジネスホテルこそほぼないものの、カプセルでよいと割り切れば、よほど突発的な事態が起きない限り相当数の選択肢が出てきます。その中から昨晩世話になったのは「アスティル道頓堀」です。
大阪で最も愛用してきたカプセルホテルといえば「朝日プラザ心斎橋」であり、今回もそれでよかろうと思っていました。しかし、出発の時点で十分な空きがあったにもかかわらず、日が暮れてから宿を手配しようとしたところ、まさかの満室になっていました。その結果、今年の二月にできたというこちらを選んだ次第です。
「デザイナーズカプセルホテル」を標榜する通り、天然木とピクトグラムを効果的に使った館内には、デザイナーを起用して造り込んだ跡が窺われます。ただし心底感心するまでに至らないのは、現代的な安っぽさも垣間見られるからです。たとえるならば、シルバーフェリーのシルバープリンセスとシルバーエイトを足して二で割ったようなものとでもいえばよいでしょうか。デザイナーを起用し細部まで徹底的に造り込んだシルバープリンセスと、建造費を切り詰めて安っぽくなったシルバーエイトの中間とでもいうべき館内の雰囲気でした。
その名の通り道頓堀のネオン街にあり、駅からの近さを含め、利便性は数あるカプセルホテルの中でも最高の部類に属します。その一方で唯一最大の難点が、大浴場がないことです。元は何が入っていたのかと思うような、細長い雑居ビルに居抜きで入った施設だけに、大浴場まで造るほどの大改造はできなかったのでしょう。シャワーしかないカプセルホテルも今まであるにはあったものの、カプセルホテルといえば大浴場がつきものという刷り込みが出来上がっているだけに、いわばクリープのないコーヒーのような物足りなさを感じました。
結果論としては、出発前に朝日プラザ心斎橋を押さえておけばよかったのでしょう。しかし、活動の流れによっては大阪以外に泊まるという可能性があり得たため、宿の手配を最後まで引き延ばすのはやむを得ない選択でした。ロッカー、カプセル、シャワーと洗面所が隣接しており、同じ階で全ての用が足りるところはありがたく、風呂を除けば何もかも申し分ありませんでした。快適に過ごせたことには感謝しています。
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