日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 21:05:27 | 九州
全行程終了です。前回の山形に続いて連日の快晴に恵まれ、過去一ヶ月負け続けた分は完全に取り返したといってよいでしょう。満足感と余韻に浸りながら帰路につきます。次は帰着後にお会いしましょう…

★門司1854/3575M/1900小倉1912/のぞみ64(64A)/2345東京
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 18:56:09 | B級グルメ
本日も時間の都合上、〆の一品は駅のホームのかしわうどんとなります。昨日と同様小倉での乗り換え時間にいただくつもりでいたところ、門司駅で列車を降りると目の前には渡りに船の立ち食いうどんが。もともと乗り継ぐつもりだった4分後の列車をやり過ごしても、10分後に来る一本後の列車に乗れば、最終の新幹線には間に合います。急遽予定を変更して、こちらのうどんを道中の大トリとします。
すっかりつまらぬ駅に成り下がった下関に先んじて、九州側の玄関口である門司駅でも、駅舎が建て替えられたりホームが一本撤去されたりして、雰囲気は大分損なわれてしまいました。しかし、橋上駅舎で分断されたホームの中央はともかく、下関方には往年の上屋がそのまま残り、長距離列車が機関車交換で停車した、古きよき時代の名残が感じられます。そんなホームで名物のかしわうどんをすすっていると、頃よいところで後続列車の到着予告があり、丼を置いたところで彼方から前照灯が近付き、お冷やを飲み干したところで電車がホームに滑り込んできました。ごちそうさまと一言告げて立ち去ります。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 18:39:20 | 九州
来た道を引き返して小倉に戻ります。電車一本で直通できた往路に対し、復路は門司まで一駅だけ乗り、そこから門司港発の列車に乗り換えて同じく一駅だけ乗るという行路です。たかが二駅を行くのに、重い荷物を二度も上げ下ろししなければならないという煩わしさも、この区間に関する限りは悪くありません。まるで渡船のように関門海峡を行く短区間の列車が、本州側の直流機と九州側の交流機をつなぐ交直流機にも似て、幾多の長距離列車が行き交った鉄道華やかなりし頃を彷彿とさせるからです。

★下関1838/5199M/1844門司
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 17:41:24 | 居酒屋
下関の駅から脇目もふらずに「三枡」へ乗り込みました。六時前なら余裕かと思いきや、今日もカウンターには三つばかりの空席が残るだけという盛況ぶりです。
この店に寄るというと、山陽本線を下って黄昏時に着き、九州への乗り継ぎの合間に一杯引っかけるのが常で、いずれも時間には十分な余裕がありました。それが昨日、実質一時間弱で切り上げなければならないという状況を経験して、今まで見過ごしていたこの店のよさに気付きました。提供時間が非常に短いということです。たとえば刺身は、あらかじめ切ったものが用意されており、目の前の冷蔵ケースを指さして選べば、ものの一分で目の前に運ばれてきます。酒も湯舟に浸かって待機しており、注文すればやはり一分と待つ必要がありません。列車の時間が迫り、5分10分待つだけでも気になる状況にあっては、頼んだものがすぐさま供される手際のよさはまことに重宝します。
とはいえ、似たような状況を二日続けて思うのは、やはりもう少し腰を据えて呑みたいということです。せごし、湯引きあたりを肴に最初の一本を開け、二品目の肴でもう一本を開け、ふくちりをつつきながら三本目を飲み干し、残った出汁を雑炊にしてもらえば最高でしょう。しかし、そのためには最低でもあと30分から一時間を見込んでおかなければなりません。それぞれ広島と別府に心ゆくまで滞在した上での結果とはいえ、少なくとも下関に関する限り、今回は急ぎすぎたというのが実感です。
年末になれば、沖縄からの復路に福岡を通ってもう一度下関に寄る機会が作れるかもしれません。そのときこそふくちりで一献傾けたいものです。

三枡
下関市竹崎町2-13-1
083-223-8608
1500PM-2300PM(盆正月休業)

菊川×2
めんぼせごし
あら炊き
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 17:22:27 | 九州
列車を乗り継ぎ関門海峡を渡ります。列車が下関に着いてから、最終の新幹線に接続する小倉方面の列車が出るまではおよそ一時間です。必要最小限の余裕を見込めば、実質小一時間の短い滞在ではありますが、昨日の経験からしておおよその時間配分は分かりました。軽く一杯引っかけてから帰路につきます。

★小倉1718/5196M/1733下関
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 15:59:07 | 九州
半日滞在した別府を後に、「ソニック」で小倉へ向かいます。別府へ来たからには一風呂浴びていきたいのはやまやまながら、そうすると帯に短したすきに長しの時間が残ってしまうのです。この列車が小倉に着くのは五時過ぎ、最終の新幹線まで二時間少々が残るため、下関の「三枡」で一献傾けて締めくくります。

★別府1553/ソニック44(3044M)/1703小倉
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 14:41:03 | 九州
帰りのバスを待つ間に、ロープウェーの麓の小公園を歩きます。見頃を迎えた紅葉もさることながら、よそでは滅多にお目にかかれないのがフユザクラです。立ち姿は小ぶりなソメイヨシノに似ているものの、花は咲いてもまばらで、慎ましい佇まいは、むしろ六月に八甲田で眺めたミネザクラを彷彿とさせます。
あれが今年最後の桜とばかり思っていたところが、11月にもなって花見をすることになるとは思いませんでした。次は桜前線が本土に上陸する三月下旬でしょうか。四ヶ月後にまたお会いしましょう…
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 14:10:08 | 九州
二時間少々滞在して切り上げます。かすみが出たのは惜しまれるものの、最後まで快晴が続いてくれたのは幸いでした。半日かけた甲斐はありました。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 13:35:17 | 九州
さらに高度を上げて、由布岳を間近に望む展望台に立ちます。ロープウェーの駅からでも見えてはいたものの、少し移動しただけで山体が目に見えて近付き、裾野の様子もより克明になってきました。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 13:02:48 | 九州
少し北へ移動し、別府湾を一望する展望台に立ちました。東の正面に停泊しているさんふらわあを中心にして、南東方向に別府市街、大分市街、さらには佐賀関半島へと海岸線が続いていきます。かすんでいて判然とはしないものの、半周した正面の彼方に浮かんでいるのが四国の佐田岬でしょうか。北東に目を向けると、今度は国東半島へ向かって湾が弧を描きます。伊予灘と豊予海峡を取り囲む、360度の大パノラマです。かすみが出た状況でこれなのですから、空気が澄んだ冬晴れの日などはさぞや見事な眺めになるのでしょう。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 12:12:50 | 九州
20分ほどバスに揺られてひたすら坂を上り、そこからロープウェーに乗り継いで鶴見岳の山頂に着きました。ロープウェーは上りも下りも通勤電車顔負けの大盛況です。
まず視界に飛び込んできたのは、南に連なる山々でした。稜線が幾重にも連なるのは九重という名の通りで、逆光でかすんだ様子も絵になります。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 11:02:58 | 九州
別府に着きました。バスに乗り換え鶴見岳を目指します。昨日は日中でも長袖がちょうどよかったのに対し、日が昇るにつれて少し汗ばむ陽気になってきました。ただし、標高を上げればその分涼しくなってくるため、長袖はそのままにしておきます。山頂の体感温度はどうなっているでしょうか。

★東別府1046/4632M/1049別府
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 10:39:43 | 九州
別府まで直行するかというとさにあらず。一つ手前の東別府駅で途中下車します。目当ては昔ながらの木造駅舎です。
別府湾を間近に望む市街地の一段高いところに建つ駅舎は、瓦で葺かれた見事な寄棟屋根と、同じく瓦で葺かれた庇を持ち、漆喰壁に下見張板、さらには木製のサッシなど、あらゆるものが昔ながらの端正な姿を保っています。土間の待合室は広々しており、高い天井の装飾も実に凝っています。もちろんただ古びたまま放置されているのではなく、どこもかしこも塵一つなくきれいに磨かれた上でのことです。
この駅も寄る年波に負け、一時は建替えの方向で検討されていたところが、地元の熱意によって一転保存にこぎ着けたと聞いたことがあります。見るも無惨な姿に変わり果ててしまった下関駅などとは、全くの別次元といってよいでしょう。別府市とJRの英断に心からの拍手を送りたいものです。
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 10:02:45 | 九州
好天に恵まれ選択肢が多々ある中、今回はロープウェーで別府の鶴見岳に登ることにしました。どれだけ時間を消費するかは未知数ながら、温泉も組み合わせれば、昼過ぎまでの活動にはちょうどよいでしょう。

★大分954/4630M/1003東別府
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中国九州縦断ツアー2013 三日目

2013-11-24 09:12:50 | 九州
出発します。昨晩世話になったのは駅前の「コモドホテル」でした。実はアパホテルの系列店で、またしても全国チェーンに頼ったということになります。
今回のコンフォートホテルとアパホテル、前回のアルファーワン、さらにはその二週前の法華クラブなど、全国チェーンを敬遠しているようでありながら、最近再び利用頻度が上がってきました。もちろん、地場の宿優先という方針を捨てたわけではなく、諸々検討した結果、これらが一番妥当な落としどころだったというだけに過ぎません。たとえていうなら、世襲を批判していた政治家が我が子に地盤を継がせたとき、「公平に選んだ結果がこれだった」と強弁するようなものです。

それでは、ここを選んだ決め手は何だったかといえば、まず駅に近くて料金が安く、部屋がそこそこ広くて、源泉掛け流しの大浴場があることです。これらはいずれも期待通りでした。先々週泊まった新潟の宿と比べては元も子もないとはいえ、手作りで品数豊富な朝食バイキングの内容も、無料の朝食としてはかなりのものです。
しかしこの宿には、これらの美点を帳消しにしかねないような、きわめて明確な欠点が一つあります。タバコ臭が気になるということです。何しろ、エレベーターを降りた瞬間に臭ってくるのですから、部屋の中がどれほど臭うかは推して知るべしというものでしょう。消臭スプレーが備えられてはいるものの、フロア全体にヤニが染みついているようなものですから、全くもって焼け石に水です。しかし気休めかというとそうでもありません。というのは、しばらく滞在していると衣服にも臭いがついてしまうため、これを消すのにスプレーが役立つのです。宿泊事情が逼迫しているとき、やむなく喫煙室に泊まったことは過去に何度もあったものの、これほど臭いが気になったことはなく、非喫煙者としてはかなり難儀させられました。

このように、限度を超えたタバコ臭で大きく評価を落としたこの宿でしたが、それを除けば何もかも平均以上ではありました。喫煙室は御免被りたいものの、再び大分で泊まる機会が巡ってきたとすれば、ここが有力な候補の一つになるでしょう。
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