南大沢昆虫便り

八王子市南大沢より、昆虫に関する情報をお届けします。
昆虫の専門家ではないので、間違い等ありましたらご指摘ください。

ヒレルクチブトゾウムシ

2018-01-18 21:51:26 | ゾウムシの仲間

 

今年は、ケヤキの樹皮下の昆虫は撮影していなかったのだが、たまにはちょっと見てみようかと近所の一番見やすいケヤキで探してみた。

すると、最初にこんなのが出てきた。

 

 

右下にいるのがヒレルクチブトゾウムシ。

そして順に2mmほどのこの中で一番小さなヨツモンヒメテントウ、クロハナカメムシ、ヤドリノミゾウムシ、それにクモもいた。

この虫たちは、指と比べてもかなり小さい。

今年は、この2mmほどの虫たちをアップで撮りたいと思っているのだが、なかなかうまい機材の組み合わせがない。

費用をかければそれなりにそろうのだが、そこを工夫で何とかしたい。

今使っている、M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroでヒレルクチブトゾウムシを最大倍率で撮影してみた。

 

 

これで約1倍である。17mmほどの横幅をセンサーサイズの17.2mmに撮影できる。

これにKenkoの中間リング10mmと16mmをつけると10mmの横幅が画面いっぱいになり約1.7倍。

 

 

この約4.5mmのヒレルクチブトゾウムシが画面いっぱいに撮れれば、約4倍の撮影倍率になる。

そうすれば少しトリミングすれば顔の拡大もできそうだ。

前玉外しもしてみたが、なかなか思った画質にならないのと、WDが短すぎてレンズ直前に被写体を置かなくてはならないので、撮影が難しい。

まあ、まだまだ試行錯誤が続きそうだ。

 

 

 

 

 

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今年はどんな年だったかな?

2017-12-30 10:18:43 | 昆虫いろいろ

今年も明日一日を残すのみとなりましたが、やはり早かったですね。

 

今年後半は年末まで色々と忙しくあまり撮影も出来なかったのですが、4月から9月にかけては変化に富んだ楽しい昆虫撮影をしました。

初めて撮影するカミキリやゾウムシも結構出て楽しかった。

記憶に残った主なものを10種挙げてみます。

 

4月には、我が家から数分のところにあるカエデにコジマヒゲナガコバネカミキリがいた。

まだまだ見たことがないカミキリが近くにいるのに驚く。

 

 

5月の連休はグミチョッキリの飛翔の撮影が面白く連日通った。

そして、大地沢ではアオバセセリの飛翔も撮れた。

これらは、OLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIのプロキャプチャーを使わないと撮影できなかったでしょう。

 

さらに、桐の木の上の方にいてなかなか出会えなかったクロタマゾウムシの成虫と、7月には地元で幼虫の撮影もできた。

どちらも崖下にある大きな桐の木だが、運よく大きな葉を上から見下ろせるところだった。

 

6月の富士山麓では、初めて見る大型のカスミカメムシに出会えた。

そして地元では、初めて見るクロヒメヒゲナガゾウムシを撮影できた。

 

 

7月は、不思議なアミメアリの集団の発見。

 

8月は、今までなかなか見つからなかったカノコサビカミキリを思わぬ場所で発見してもらった。

 

9月は長期で北海道へ行っていたが、その時にクジャクチョウの手乗りを撮影できた。

そして帰宅すると、自宅に保管していた小枝から、スネアカヒゲナガゾウムシが出てきていた。

 

まだまだあるのですが、長くなるのでこのくらいにしましょう。

昆虫撮影の最盛期に自宅にいられたので、結構面白い撮影ができました。

その間、大勢の友人知人に教えてもらったものも沢山あり、感謝です。

是非、来年も楽しんで撮影したいですね。

皆さん、よろしくお願い致します。

 

 

 

 

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タマバチの仲間

2017-12-29 22:52:15 | その他の昆虫

東京に戻りましたが、やはり北国に比べると暖かいですね。

特に今年は雪の量が多いようで、雪国はどこも雪かきが大変なようです。

東京では青空の穏やかな日が続いて、気持ちがよい。

ところが・・・・

 

東京に戻ったとたんに風邪をひいて熱を出して、やっと昨日から写真を撮り始めた。

今日は、長池の手すりにこの時期に出てくるタマバチ仲間を撮影した。

 

 

久しぶりなので、フラッシュを忘れて、手持ち自然光なので、あまり絞り込めなかったので写真はいまいちですが。

このタマバチの仲間は、冬は単為生殖のメスだけとか。

産卵して、虫こぶを作るようだ。

これだけはっきりした模様だが、調べても種名が判別できなかった。

なんというタマバチなのだろう?

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「カブトムシ山に帰る」という本

2017-12-19 11:01:38 | その他の甲虫

 

所用で地方都市に滞在しているが、久しぶりに地域のコミュニティセンター内にある小さな図書館に行ってみた。

狭いのだが、昆虫に関する本が結構置いてあるのが嬉しい限りだ。

児童向けが多いのだが、ファーブル昆虫記と並んで丸山宗利さん、新開孝さん、森上信夫さん等の本も置いてあり、そこに見たことがない「カブトムシ山に帰る」(汐文社)という本を見つけた。初版は、2013年8月。「カブトムシが小型化している⁈」と見開きにあり、どう言うことだと読んでみたら、これがなかなか面白い内容だった。

文字が大きいし、ルビもふってあるので児童向けの本かもしれない。

 

著者は山梨県に住む昆虫写真家の山口進さん。

最近コガネムシ位の小さなカブトムシが、どんどん増えて来ていると感じて、その訳を探りあてたという内容です。

幼虫の時に餌が十分でないと成虫は小型になるというのは聞いたことがある。自分ではやや小さいなくらいのは見たことがあるが、コガネムシ大と言うのは見たことがない。

 

詳細は本を読んでいただきたいのですが、概要は以下のような内容です。

ただしニュアンス等多少違いがあったらご容赦を!

 

著者は、子供の頃九州の照葉樹林ではカブトムシは大変少なかったが、大人になって行った山梨の日野春の落葉照葉樹林には沢山いるので驚いた。

そして、図鑑には幼虫は腐葉土を食べるとあるのに、クワガタを探しに山へ入った時に伐採木の固い根の中にカブトムシの幼虫が7匹もいたのを見て不思議に思った。

カブトムシの成虫は豊富な樹液、幼虫は沢山の腐葉土があれば沢山発生する。いわゆる里山と言われるところです。

 

途中は省略しますが、著者は長年の観察から、なぜ小型のカブトムシが増えたのか次のような説を立てました。

 

カブトムシは里山環境ができる遥か以前から、山の中の森で小さな体で生きていた。

カブトムシの幼虫は大きく、鋭く、力強い口を持っていると言うのも、倒木や朽木に向いている。

体が小さいと餌も少なくてよく、俊敏に飛べて飛行距離も長いようです。

 

ところが、山里に人が住むようになって里山が出来ると、豊富な腐葉土、クヌギやコナラの樹液で夢のような暮らしができるようになった。

そして幼虫の豊富な餌で体型も大型化した。

 

里山が消えつつある今、雑木林が荒れ樹液も腐葉土も少なくなって、山へ戻りつつあるのではないか?

山の中のサイカチなどの樹液と、倒木などから出来る腐植土や固い朽木を利用する小さなカブトムシに今移動中なのでは?

これが、著者の何年もの観察から気がついた点と言うことでした。

 

それが、「カブトムシ山に帰る」という題名です。

 

検索すると30mm以下の採集記録が出て来ますね。

しかし、極小カブトムシがいたけど何故と言う質問欄でも、回答にこの本の記述は見つからず、餌が少ないか幼虫が密集していたのではというような書き方でした。

書名で検索すると、小学生高学年の読書感想文課題図書でした。

そこには、たくさんのコメントがありました。

この本は、大人が読んでも面白い。

 

しかし、この本に書かれているようなことは私は考えてもいなかった。

来年は、コガネムシ大のカブトムシを是非見つけてみたい。

 

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コミミズク幼虫

2017-11-28 20:39:33 | ウンカ、ヨコバイの仲間

手すりにコミミズクの幼虫がいた。

寒くなる頃になると、このコミミズクの幼虫が見られるようになる。

なかなか成虫は見つからないが、幼虫は手すり上では容易に見つかる。

でも、ここまで緑色なのは今まで撮影していなかった。

 

だいたい茶色系で、焦げ茶色が多い。

じっとしているので、少し立ち上がってもらおうと、尻にそっと触ったら、びっくり。

50cmくらい一瞬で飛んで消えた!!!

 

今まではのろのろと歩きだすくらいだったのだが。

こんなにジャンプ力があるとは思わなかった。

 

 

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