マウスピース矯正でうまくいかない理由
は、マウスピースでは歯の移動量が大きくはできないからです。ゆえに前歯を引っ込めたいケースや、八重歯などのガタガタの多いケースでは対応できません。
マウスピース矯正では、歯を抜かない矯正が主体ですので、多少歯列を広げたり、隙間を閉じたりは出来ても根本的に歯を移動することは不可能です。ガタガタのケースでは歯列が外側に広がるため、口元は出る形になります。
マウスピース矯正では前歯を引っ込める矯正はできません。
マウスピースには、歯を横スライドさせる機能がないからです。
ダイレクトボンディングブラケットは基本的に溝付構造になっており、針金をレールにしてスライド移動が可能な装置ですので、この点がワイヤーダイレクトボンドブラケット法とマウスピースの歯の移動様式の大きな違いです。
ゆえに、マウスピースは歯に装置を付けず、歯も抜かない、簡易的矯正治療としてとても優れている方法と思いますが、あくまでも簡易的な少ない移動量で済むケースにのみ対応可能で、歯の移動量が大きくないと治らないケースでは難しいということになります。
また手法は簡易的であっても、決して費用は簡易的な値段ではないことを注意しなければなりません。最近の対米為替の影響もかなり大きいと思われます。
ご自分のケースがマウスピースに
対応可能であるのか、治療前によく検討することは最も重要な事です。
最近の収入増の実感のないインフレの影響で、生活はデフレの時と対して変わらないかむしろ苦しいくらいですが、出来るだけ費用抑えめの矯正治療ができるように努力したいと思います。
健康第一で頑張りましょう!
もろおか歯科
歯列矯正クリニック