秩父屋台囃子傳承會 覚書

秩父屋台囃子について

秩父屋台囃子はどんなお囃子か

2011年06月26日 | 秩父屋台囃子の講習

 

      本場のリズムで秩父屋台囃子を叩いてみませんか!

      初心者の方から経験のある方までどなたでも大歓迎です。

      随時受け付しております。

      秩父屋台囃子傳承會 0494-22-9521 まで 

           

 

 

秩父屋台囃子は、今や全国的に演奏されるようになりました。

秩父屋台囃子は、独特な演奏形態と、たった一つの大太鼓の力強い連打と

小刻みな独特な締太鼓の拍子そして、合間合間に聞こえる篠笛と鉦がこのお囃子を

いっそう引き立たせています。また、裏を打つお囃子でこれが最大の特徴で醍醐味です。

締太鼓の拍子に乗ることで裏拍子になる、これが秩父屋台囃子の真髄です。

これを叩かずして秩父屋台囃子を語れないほどの重要な拍子です。

秩父屋台囃子と屋台囃子の違いはここにあります。どちらを取るかは奏者の考え方に

よるところですが、一つの音楽として捉えた時、合奏という点で考えれば締太鼓の

拍子と大太鼓の拍子が合致しないために大太鼓、締太鼓、篠笛、鉦がソロ演奏しているようで

終始まとまらず、間のないお囃子になってしまいます。

本来の締太鼓の拍子を打つことで大太鼓の拍子を合わせる箇所が確実に決まってきます。 

 

本場の秩父屋台囃子を叩くことで秩父屋台囃子の本当のおもしろさを改めて感じることができると確信しております。

 

秩父屋台囃子傳承會 守屋泰之 

 

                           

  

  

  

 

 

        

 

 

 

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太鼓・・・味わい

2011年06月19日 | 秩父屋台囃子の講習

秩父屋台囃子は、笛、鉦、太鼓のかけあいで独特な味を出しています。

太鼓主導のように思われがちですが、実は、笛が先導役なのです。(お囃子は、一笛、二鉦、三太鼓と言われるように笛の先導によって構成されると言われています)

いつしか、秩父屋台囃子は、太鼓主導になってしまったように思います。

どうして、このようなお囃子になってしまったのか、即ち、笛の曲が画一化してしまったのがひとつの要因ではないかと思います。

現在多く吹かれている笛の曲は、秩父屋台囃子の大太鼓、玉入れに限らずどの場面でも同じフレーズ(各人の曲=吹き方)を繰り返す単調な曲(吹き方)になっています。

秩父屋台囃子は、十人十色の太鼓。

十人の太鼓に笛を合わせれば十通りの笛の曲(吹き方)になるのが本来の秩父屋台囃子です。

私は幸いにも、地域の先人達から受け継いだ昔ながらの笛の曲を今も吹いています。

この笛の曲は、太鼓の曲に全て合わせる曲で、太鼓の打ち手の数だけ吹き方がある味わいのある笛の曲になっています。この笛の曲を吹いている人は何人もいないのが現状です。

秩父屋台囃子は、笛が先導し、太鼓は笛、鉦を聞きながらお互いが間合いを計りながら合わせる面白さがあります。この絶妙なかけあいが秩父屋台囃子の聴き所になっています。今は、この掛け合いが少なくなってしまっているように思います。とても残念に思います。

秩父屋台囃子傳承會は、先人達が残した秩父屋台囃子本来の形を大事にし、こだわりを持って取り組んでいます。そして、技を守り、伝えるため真剣に活動しています。

 

多くの方々に秩父屋台囃子の味を感じていただきたいと思います。

秩父の太鼓を叩いてみたい、笛を吹いてみたいなど、どんな事でもかまいません。      

ご一報いただければと思います。

連絡先 0494-22-9521 までお願いします。

                 

                                         秩父屋台囃子傳承會 守屋泰之 

 

 

 

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