みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『帰ってきたヒトラー』観ました。

2017-07-11 16:00:00 | 洋画
2015年:ドイツ。 監督:デヴィット・ヴェント。 WOWOWからの録画。
最近ちょっと話題になった映画なので、観てみましたが....いや~予想以上に面白かったです。
ちょっとぼかし気味な設定、都合のよい部分だけをつなげて....なんて感じもありますが
そうした手法も違和感があまり出ずに上手くいっていると思います。

 
ふと意識を取り戻すヒトラー氏。          新聞販売店に泊めてもらい朝の仕事を手伝う。

なぜか過去から現代のドイツに忽然とタイムスリップしてきたヒトラー。
だが彼をヒトラー本人と信じる者は誰もいず、単にそっくりさんのギャグ芸人としか
思われていない。
このヒトラー似の男を発掘したテレビ業界人のフランクにしても、まさか本物のヒトラーだ
などとは露ほども思わず、彼の言動もあくまで”芸として”の喋りに過ぎないと思っている。

 
新聞店主の連絡を受け早速確認しにくるフランク。  フランクの母親の車に乗って現在のドイツの様子を見て回る。

ほどなくこのヒトラー似の男?はフランクの売り込みによってテレビデヴューを果たし、
一挙にドイツ全土に顔が知られて行く。
喋っている内容も良く聴けば、それなりに筋の通った痛快な正論でもあり、じょじょに
世間から賛意と支持が集まってくる。
まさに「時の人」であり「売れっ子」となっていくヒトラー。

 
目立つヒトラー氏は写メの格好の対象。       彼はドイツ社会の現在に奇妙な違和感を感じて....。

あるとき犬にしつこく咬みつかれ、拳銃で射殺。ドイツ人は一般に犬好きといわれる。
この事件で世間の顰蹙を買い、しばらくテレビ出演はお休みとなる。
だが彼は急にできた時間を無駄にはしない。
『わが闘争』につづく第二の大著を著わし、それがまたベストセラーとなる。
彼の思想・理論は現代のドイツ社会にも大きくアピールするものがあったようだ。
著書はたちまちベストセラーとなる。
やがて私的な親衛隊が結成され、政治的な発言も増えていくことになる.....。

 
彼はネオナチと呼ばれる連中には同調しない。   TVでの発言も、すでに昔の絶叫型ではない。

だがヒトラー氏はネオナチと呼ばれる連中には同調しない。ドイツ社会も今は変化を遂げている。
政治は社会の変化に常に敏感であらねばならない、そう言いたげだ。
これはかなり面白い着眼点だし、考えさせられる映画でした。
決して彼の思想は同じところに留っていない。状況を機敏に取りこみ、したたかに成長している。
そういう意味でヒトラーってやっぱり怖いヤツかも、と感じさせられました。
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