手帳について(3)～スケジュール管理、行動記録以外の手帳の機能

　私にとって、手帳のスケジュール管理と行動記録以外の使用目的は、メモ帳、そして情報ステーションです。
　メモ帳とは読んで字の如くです。私は細部を忘れやすい性質のため、大まかな流れを覚えていても、細かなことを覚えることが苦手です。数学の公式が出来上がるまでの流れを覚えることはできましたが、公式そのものを丸暗記することは苦手でした。メモ帳はスペースが限られていますので物事の流れを長い文章で書くことは不向きですが、出来事の結論、数字、自分が感じたことを短いセンテンスで少しずつ記入するには向いています。しかもスケジュール欄を利用すれば、時間軸に沿ってメモを残すことが可能です。
　情報ステーションとは、大げさに書きましたが、自分の住所や勤務先などの個人情報、電話帳、各種ネットサービスのURLなどを記した紙を、手帳に挟んでおくことです。出張や旅行の際の行動予定表、知らない土地に行く時は地図を印刷したものなども、この情報ステーションとして位置付けています。これらの情報をパソコンでまとめたものを紙に印刷し、手帳に挟んでおります。何か変更があれば手帳にはさんでいる印刷物を赤文字で訂正し、ある程度赤文字の書き込みが溜まったところでパソコン内のファイルを更新し、再度、プリンターで印刷して最新版を手帳にはさみます。
　以上のことが、私が手帳を利用する主な目的です。他の表現をすればTo Do管理、日記帳代わりなどと書くこともできます。とにかく手帳は非常に便利な媒体です。
　近年、手帳について見直す流れが日本では現れています。夢手帳ブームだけに留まらず、仕事法の一つとして見直されています。熱しやすく冷めやすい昨今、比較的、長い間、手帳ブームが続いているように思えます。それは、手帳の販売時期が主に秋から冬だけであり年中販売されるものではない、ということが要因の一つであると思っています。
　手帳にこだわりを持つ人は、徐々に増えていると思います。手帳コーナーに行けば、非常に豊富な種類の手帳が売られています。いろいろと来年の自分の姿を想像しながら手帳を選ぶのは楽しいと思います。