ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

3947  松風地どり

2016-10-11 21:07:34 | Weblog

急に、というか、とつぜん寒くなった。
朝、トイレの便器がヒヤリと冷たいのと、台所の水が温かく感じるのに驚く。
先週のきょうは、研究会の子供たちがすごく暑そうにしてたのになあ。
(今わが家は和室のエアコンとリビングのせんぷうきが壊れててどうしようも無かった)。


この日は2度寝してしまい、起きたら9時過ぎ。
トーストをかじっていると、Nが急に、「天気もいいし、どっか行こうか」と言いだす。
ここしばらくずっと忙しく、ほとんど相手をしてもらえてなかったのでビックリ。
せんたくものも干さないままルンルン気分で出発。


温泉でも行こうと、三田のぬくもりの湯を目指す。
西谷へ差しかかると、もうすっかり秋の風景だ。
ところどころかたまって咲く白やピンクのコスモス。
オイシそうに色づき始めた柿。
頭を垂れて刈り入れを待つ黄色い稲穂。
畑のあぜ道には『いもほり・栗ひろい』の立て看板が目立つ。
夏のおもかげは、もうかけらも無い。


うっとおしい話題はなるべく避けながら秋のドライブを楽しむうち
ふと、「ぬくもりの湯って、まさか休みやないやろうなあ」と聞かれ、ドキッとしながらスマホで検索。
すると、やっぱり定休日だった。
ガッカリしながら「どうする?」と聞くと、「なら、もうひとつの花山温泉へ行こう」と言われ進路変更。
カーナビどおりに走るが、うちのナビは古いせいか、あまり信用できない。
予想どおりヘンなコースを行くうち、やがて畑の脇に「松○地どり」ののぼりが見えてきた。

「あっ! ○風地どりだっ!」

インパクトのあるネーミングと、あちこちで見かけるのぼりのせいで、昔から気になってる店だ。
今まで通りかかったことはあるが、まだ入ったことはない。
とても小さな店で、この時はなぜかひかれるものがあった。
「どうする? 行ってみる?」 「・・・・うん。 卵くらい買ってみようか」
空き地にクルマを停め、恐る恐る入る。

入ってみると中は驚くほど狭い。
誰もおらず、ガラスの陳列ケースがあるだけ。
しかもケースの中にはなーんにも入ってなくカラッポだった。

ここですぐに帰るべきだったのだが、我々の気配を察したのだろう。
右手から、「いらっしゃいませ~」と、目のパッチリした男性が飛び出してきた。

「きょうは本当は休業なんですけどね、お肉はちょっとならありますよ」

「何がよろしいですか?」

なにがいいかと言われても、ガラスケースの中にはなんにも無い。
というか、本来われわれは鶏肉を買いに来たわけではないので返答に窮する。

「・・えっと、初めてでよくわかんないですけど」とシドロモドロに答えると
今度は正面のカーテンの奥から、もうちょっと年配の男性の声が聞こえた。
「ぜったいオススメなのは、霜降りもも肉ですよ!」

(ゲゲッ、霜降り? それは高いやろ)と思うと同時に、先の男性がショーケースの1番下を指し

「これです」「これ本当にオイシイですよ」。
指された場所をよーく見ると、「霜降りもも肉」「500グラム3240円」 と書かれた札が目に入る。

それからしばらくは、(どうやってここから出よう・・)とばかり考えるが
そんな私の心境とは関係なく、お店の人はひたすら、この店であつかっているニワトリが
どれだけすばらしいかの説明に懸命である。
「スーパーとかのパックで売られてるニワトリは、このぐらいの大きさ(壁に貼った立派な名古屋コーチンのポスターを指しながら)になるまで50日かかります」
「それに比べると、ウチとこのはエサも違うし、もっと手間ひまかけてるんで、同じ大きさになるまで6か月くらいかかるんですよ」
「だから胸肉なんかもぜんぜんパサパサしてなくてオイシイんですよ」
「でも、やっぱりなんと言っても1番のオススメはこの霜降り肉ですねえ」
そして時折りカーテンの向こうから
「すき焼きにしたらオイシイですよ」などと加勢が入る。
頼みのNは、蚊のなくような声で「うーん・・ちょっと高いかなぁ」と呟くだけで、頼りないことこの上ない。

そのうち、しびれを切らしたように「どうしましょう?」と聞かれたので
「えっと~、500グラムはちょっと多いんで・・・えっと、あの、もうちょっと少なく買えませんか?」とオズオズ尋ねると
「ああ、どのくらいですか?」と聞かれ、「うーんと・・200か300グラムぐらいで」と答える。
なんか、超はずかしい。
「ちょっと待ってくださいね」と言って奥へ入るが、すぐに出てきて、「今はこの500グラムのしかないですねー」と
真空パックの包みを見せられる。
スーパーのパックとは違ってピッチリ包まれているので、500グラムにしては、なんだかとっても少なく見える。




でも、透明感のある薄いピンク色した鶏肉はなかなかに美しく、シロウト目にも(いいお肉だなあ)とわかる。
わかるが、それだけに(こんな贅沢品いらないよ~)という気持ちになるのだ。
そばではしきりに蚊の声のNが「うーん。でもちょっと高いかなー」を連発。
でも、エヘエヘ笑いながらなので、なんの効果?も無い。

そんな心地悪いひと時がしばらく流れたあと、最終的に、「もも・むね肉の混合2610円」という線に落ちついた。
「刺身にして食べたらオイシイですよー」と言われるが、正直、もうどうでもいい。
包んでもらう間、私だけ外へ出てホッとひと息つく。
道の向かいにはベンチとテーブルがあり、休日などにはそこでバーベキューができるようだ。
親子ドンブリや卵かけごはんなんかも食べられるらしい。


帰りのクルマの中で、我々はなぜここまで気が弱いんだろうという話になる。
まあ今回は、「鶏肉を買いたかったわけでもないのに鶏肉店に入った」私たちが悪かったのだが
それにしても、もうちょっと自分たちの意思を出すべきだったと思う。


この日の夕食は、もちろん鶏肉。
ため息つきつつ、ザックリ切って塩・コショーした鶏肉を魚焼きグリルへ放りこみ
残った部位を薄ーく削ぎ切りにして、しょうが醤油と共に出す。
(なんか気味が悪いなー)と思いつつ、まずは刺身を恐る恐る食べる。
すると、これがなかなかオイシかった!
しょうが醤油にものすごく合う。
グリルから取りだした鶏肉も、こんがりと焼き目がつき、こちらもおいしそう。
モグモグ噛みしめると、たしかに胸肉とは思えない食感で、サッパリしてるのにコクがある。

これなら十分満足、というか、また買いに行きたい

○風地どり、行ってよかったなー。



夕方からの研究会は9時半近くに終了。
Iさんが来週、校外学習で劇団四季のキャッツを観るらしい。
いいなあ~。


夜、コタツを出す。
寝床も毛布を加えた。
これからは金太郎の防寒にも気を遣う季節。
いよいよ今週末はだんじりだ。


おわり


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2 コメント

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秋のドライブ♪ (ぷりお)
2016-10-12 22:55:24
ちょっとドキドキの地鶏事件(笑)
自分ならどうしたかな~?と思いつつ読ませていただきました

秋のドライブいいですね~♪
温泉はどうだったでしょうか?

>Iさんが来週、校外学習で劇団四季のキャッツを観るらしい。

私もめっちゃ羨ましいです~
お芝居大好きなので、劇団四季のキャッツと、リトルマーメイドは人生一度は見ておきたい
最近いつも劇団四季のリトルマーメイドの曲ばかり、
お部屋で流しています
ぷりお様 (ルン)
2016-10-13 12:22:46
地どりブログ、
まあ、現場ではパニックになってしまいましたが
帰宅して冷静になると、それほど高い買い物だったわけではないなあと、ちょっと反省してます。
機会があれば、ドライブがてら立ち寄ってみて下さい

>温泉はどうだったでしょうか?





こちらも機会があれば聞いてください

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