Moritareiko2000の美術探訪

美術(絵画、工芸品)と美術館に関する探訪を主体に、
芸術に関する個人的な考えも発信する。

2016年の特別展 1 クラーナハ

2017年01月05日 | 美術館

クラーナハは、15世紀のドイツの画家である。

イタリアのルネッサンスに呼応した北方ルネッサンスの画家であるが、フランドル地方で活躍した

初期北方ルネッサンスの画家と比べると、少し地味であった。

 

彼の作品は、キャンバスではなく絵板に書かれている。一部にテンペラ/油彩の絵(ルクレティア)がるので、

テンペラの方が油彩より長持ちするというので比べてみた。

  

左の正義の寓話の女神の顔にはひび割れが多いが、ルクレティアの顔は比較的きれいである。

 

服や顔の写実感や質感に関しては、私はフランドールの画家の方が好きであるが、クラーナハの最大の貢献は

裸婦像を定着させたことだと思っている。

  

左から、ルクレティア、ビーナス、正義の寓話の女神である。どの裸婦も本当に透明なヴェールを羽織っている。

この3枚の絵を比べてみると、手足の長さの誇張、微妙に前後にひねったポーズ、目の力など、マニエリスム的な

印象を受ける。

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