６月２９日（水） おおきい組さんの背中

梅雨らしいすっきりしない日が続いています。
大人は天気に色々とふりまわされがちだけど、たまごのこどもたちはそれはもう元気いっぱい。
大雨だろうと真夏日だろうと、気持ちのままに遊んでいます。今やりたいことをとことん。


おままごとあそびのひとこま。まんなか組さんがはじめた発砲スチロールを扉に見立てたおうち作り。扉はガムテープを使ってしっかり固定したけれど...案の定開閉させるとすぐ取れる。

くっつけてはとれる、を数回繰り返しているところへおおきい組さん登場。「テープを長ーく使うんだよ、そうしたらきっととれないよ」と的確なアドバイス。


その言葉から扉作りの主導権はおおきい組さんへ。
ピンポーンもいるよね、冷蔵庫にはチョコを入れよう、とおうち作りに興じていた２人が気づけばとっくみあっている。お互いのことはよく知っている２人がパンチを繰り出し、パンチを受けて、なかなかの気迫。複雑な表情で一部始終を見守るまんなか組さん。かたまる場。
そばにいた私が自分の存在を無意識にアピールしてしまったところで２人は離れる。

今にも泣きそうな顔で立ちすくみ一点を見つめるUノと、その場を離れ何があったのか興奮気味に大人に説明するSナ。気持ちの処理方法はそれぞれ。

しばらくしてお昼の時間。さっきまでとっくみあっていた２人がスッと隣同士に座る。
いざこざの原因は分からずじまいだけど、彼女たちの表情から気持ちは発散できたのだろう。
普段どおり仲良く肩を並べるふたりを見て、この２人の間には大人は入らなくてよかったんだなぁと思えた。

いつも冷静でよく気が利き、みんなのために気持ちよく動く、もめごとがあれば優しく諭してくれるUノ。
みんなをリードするという使命感がたっぷりで、気持ちをまっすぐに伝えようとするが故に言葉や態度がおいつかなくてあたりが強くなりがちのSナ。
おおきい組さんの背中を見て、年下のこどもたちは何を感じているのだろう。私はたくさんのことを教えてもらっています。さすがはおおきい組さん。


本日のお昼ごはん。
畑のバジルを使ったパスタととれたてのベビーコーンとタイガーメロンの浅漬け。
こどもとおとなの過不足のない関わりって...と少し気難しいことを考えながら食べました。
ごちそうさま！


みゆき

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