森の里ホームズ

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2016-12-13 20:37:33 | 豆知識メモ
ペリシテ人:一口メモ

 前12世紀頃、パレスチナに定住した海の民の一派と考えられる人々。

 前12世紀頃、エーゲ海方面から地中海東海岸に進出した「海の民」の一派と考えられている。ペリシテ人が定着した地方という意味で、カナーンの地をパレスチナと言うようになった。彼らはガザなどの5つの都市国家(ペンタポリス)を拠点に北部のヘブライ人(イスラエル人)居住区に進出し、鉄器を使用して一時強大となった。「ペリシテ人は職業軍人の重装歩兵が編成する強力な武器を持ち、鉄の武器と戦車軍団、および弓兵をその軍事力の基盤としていた。(旧約聖書の)サムエル記によれば、ペリシテ人は鉄の精錬をどくせんしてさえいたらしい。彼らは各地の拠点に守備隊を置き、征服地の実効的な継続的支配を図った。」

 それに対してセム語系のヘブライ人はいくつかの部族に分かれて戦い、不利な戦いを強いられていたが、前11世紀にはダヴィデ王が各部族を統一してヘブライ王国を建国し、ダヴィデ王はペリシテ人に反撃し、それを打ち破った。旧約聖書の「サムエル記」には、ダヴィデがペリシテ人の巨人ゴリアテを投げ石で倒した物語がある。

都市文明の形成:一口メモ

2016-12-13 20:36:40 | 豆知識メモ
都市文明の形成:一口メモ

 人々が農業生産から分離して集住し、政治・宗教・文化などの拠点として生まれ、文明の形成の舞台となった。それ以後、さまざまな都市が出現、大きく変貌しながら現在に至っている。

 都市は、散在的な農村に対して、ある共通の要素によって人々が集住し、一定の機能を持つ地域と考えることができる。世界史上の都市にはさまざまであるが、都市を形成させた要素で分類すれば、政治都市・商業都市・産業都市・宗教都市などがあげられよう。また、文化的、学問的などの集中した文化都市が形成された場合もある。  また都市の構成員である市民は、自立的傾向を持つことが多く、都市は常に自治的であることが多かった。その典型は古代ギリシアのポリス、古代中国の邑などに始まり、中世ヨーロッパのコムーネなど、都市国家とされる場合もある。都市はこのように権力を生み出すとともに、領域国家や世界帝国に抵抗し、都市同盟を形成することもあった。

BB留分(butane-butene fraction):一口メモ

2016-12-13 20:35:39 | 豆知識メモ
BB留分(butane-butene fraction):一口メモ

 ある化合物に水素を添加すること。例えば、ナフサ分解によってエチレン等を製造する際に副生するアセチレンあるいは不純物として含まれている硫黄等に水素を添加して、これを除去することをいう。水素添加を略して水添ともいう。

■ 脱水素(dehydrogenation)  ナフサ分解及びFCCで副生するガス中に含まれるブタン・ブチレン留分。主としてブタジエンの抽出原料として使用され、ブタジエン抽出後のスペントBBはイソブチレン、ブテン-1 の抽出用及びポリブテンの原料等に用いられている。C4留分ともいう。

カナーン人:一口メモ

2016-12-12 20:15:27 | 豆知識メモ
カナーン人:一口メモ

 古代のパレスチナ地方に活動していた人びと。

 東地中海岸地方は、古くはカナーンといわれ、そこで活動していた人々もカナーン人と言われた。カナーン人が居住していたことから、現在のパレスチナをカナーンの地ともいう。またカナーン人ははじめて表音文字をつくり、それがフェニキア人に伝えられ、さらにギリシア・アルファベットとなった。

農耕牧畜の発生から潅漑農業へ:一口メモ

2016-12-12 20:14:42 | 豆知識メモ
農耕牧畜の発生から潅漑農業へ:一口メモ

 前7000年紀:(約9000年前~8500年前)、肥沃な三日月地帯にジャルモ遺跡などに見られる初期の農耕文明が生まれた。

これは新石器革命と言われている人類にとっての大きな変革であった。これらの遺跡から、土器の使用、ムギの栽培と日干し煉瓦による住居を持ち、定住生活を開始したことがわかっている。この段階の初期農耕は灌漑ではなく降水に依存する天水農業であり、また周辺での羊などの牧畜も行われるようになった。この時期のシュメール以前の人種の系統は不明である。

前6000年紀:この時期の初め頃、まずメソポタミアの北部のジャジーラ(島の意味)と言われる比較的降水量の多い地域でも農耕が開始され、その中頃にさらに両河の下流の沖積平野は定期的な洪水が起こる中で、潅漑農業が始まったと考えられる。その最初はティグリス中流のサマッラ遺跡で、年間最低降水量が200mm以下の地域であるので、灌漑に依存したと思われる。さらに前5500年頃、メソポタミア南部の乾燥地帯にウバイド文化が登場するが、これもサマッラ文化の灌漑技術を継承したと考えられる。このころメソポタミア南部に大規模な定住が進んで都市が形成されていった。

水素化(hydrogenation):一口メモ

2016-12-12 20:13:39 | 豆知識メモ
水素化(hydrogenation):一口メモ

 ある化合物に水素を添加すること。例えば、ナフサ分解によってエチレン等を製造する際に副生するアセチレンあるいは不純物として含まれている硫黄等に水素を添加して、これを除去することをいう。水素添加を略して水添ともいう。

■ 脱水素(dehydrogenation)  目的とする製品を得るために原料である有機化合物から水素を取り除くことをいう。例えばエチルベンゼンを脱水素すればスチレンモノマーが製造される。

旧約聖書:一口メモ

2016-12-05 20:22:30 | 豆知識メモ
旧約聖書:一口メモ

 ユダヤ教の正典。後にはキリスト教でも正典とされる。原典はヘブライ語で書かれ、ギリシア語、ラテン語に翻訳された。

 旧約聖書は現在はキリスト教の正典とされるが、本来はユダヤ教においても正典である。キリスト教が成立し、イエスの教えをまとめた独自の経典を持つに至ったとき、それを新約聖書(New Testament)とし、キリスト教の母体となったユダヤ教の正典を旧約聖書(Old Testament)として区別するようになった。

Testament とは「遺言」、または神との「契約」の意味で、キリスト教では旧約聖書はイスラエル民族の始祖、アブラハムを通じて、またモーセを通じてシナイ山上で啓示された神意であり、新約聖書はイエス=キリストを通じて全人類との間でかわされた契約である、とされる。したがって、「旧約」「新約」という区別はキリスト教での言い方である。ユダヤ教では「旧約」とは言わず、「律法(トーラー)」、「預言者(ネビイーム)」、「諸書(ケトゥービーム)」のヘブライ語の頭文字をとって「タナッハ」、ないし「読まれるべきもの」の意味で「ミクラー」と呼ばれている。

新石器革命:一口メモ

2016-12-05 20:21:40 | 豆知識メモ
新石器革命:一口メモ

 紀元前7000年頃、新石器時代の開始によって獲得経済から生産経済に移行したこと。

 打製石器、骨角器を主な道具として狩猟採集生活を送り、獲得経済にとどまっていた人類が、穀類や根菜類を栽培し、家畜を飼育して食糧を生産する農耕・牧畜という生産経済に移行した。その変化は磨製石器と土器の出現となって現れており、この新しい文化を旧石器文化に対して新石器文化という。また、狩猟採集生活を基本とした旧石器時代に対して、新石器時代という。

 その変化は、紀元前7000年紀のメソポタミア文明に始まったと考えられているが、人類最初の大きな変革であった。その変化が新石器革命であり、食料生産革命とも言われている。あるいは、農業革命という場合もある。ただし、農業革命という用語は、イギリスの産業革命と同時に起こった資本主義的農業生産の開始を意味する場合もあるので注意すること。

 新石器革命は緩慢な動きであったが、人類は農耕・牧畜社会に移行し、食糧の安定的供給によって人口を増加させ、都市や文明を生み出していった。

エジプト九柱の神々:一口メモ

2016-12-03 09:43:16 | 豆知識メモ
エジプト九柱の神々:一口メモ

 エジプト九柱の神々(Ennead(ギリシア語で9の意味))は、エジプト神話の中のヘリオポリス創世神話に関わる九柱の神と女神。ヘリオポリス九柱神、エネアドとも。

エネアド(Ennead)は、これらの神々の集会を表記するのにも用いられる。


アトゥム(Atum) 創造神、シューとテフヌトの父
シュー(Shu) 大気の神、ゲブとヌトの父
テフヌト(Tefnut) 湿気の女神、ゲブとヌトの母、ライオンの頭を持った女神
ゲブ(Geb) 大地の神、オシリス、イシス、セト、ネフティスの父
ヌト(Nuit) 天空の女神、大地の神ゲブの妹、オシリス、イシス、セト、ネフティスの母
オシリス(Osiris) 生産の神として、また、エジプトの王として君臨し、人々の絶大な支持を得ましたが、これを妬んだ弟のセトに謀殺された
イシス(Isis) イシスは、オシリスの妹であり妻、ホルスの母
ネフティス(Nephthys) オシリスの妹、オシリスを酒で酔いつぶし、彼との不倫によってアヌビスを生む、死者の守護神
セト(Set) 戦の神、力の神、異境の神

一部、ラー、トト、大ホルス、アメン=ラー、ホルスなどが入れ替わる場合もある。